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横浜リサのもっと輝け!日本人女性

あなたは職人タイプ?マネージャータイプ?2015.04.14

  

今日は、しょっぱなから質問です。

 

あなたは職人タイプ? それとも マネージャータイプ?

 

これを聞いて質問の意図がピンと来る人は、きっと自分のキャリアを普段からよく考えている人だと思います。

 

質問の意図がピンと来ないあなた。今日からでも遅くありません、自分のキャリアの事を考えてみましょう。(って言ったものの、すでに十分考えているのかもしれませんよねぇ・・・)

 

コラムで何度か書いていますが(自分の価値観に合った、強みを生かしたキェリア選びをしよう基礎をしっかり作り上げていくキャリア形成をしよう)など、外資系では自分のキャリアは自分で考えるのが鉄則!キェリアを考えていく上でキーとなる質問がいくつもありますが、その中の一つがこちら↓!

 

職人タイプになりたいのか、それともマネージャータイプになりたいのか???

 

まぁ、早く行ってしまえば、狭く深く仕事をするタイプか広く浅く仕事をするタイプって分けられると思います(なら、もったいぶってないで、早くそう言えばってつっこまれそうですね、すみません)。

 

では、それぞれのタイプがどんなものかを説明しながら、それをキャリアとして捉えるのはどういう事なのかを書いてみますね。この4月から新社会人になった方、社会人になってまだ2-3年の方などは、特に今後の自分のキャリアを考えていく上でキーとなってくるアイテムなので、じっくり読んで、考えてみてくださいませ。

 

読みながら、自分がどちらのタイプなのか、考えてみると、今後のキャリア形成のヒントになるかも・・です。

 

<職人タイプ>

一つの分野の知識を深めることに重きを置く、研究者タイプっていうんでしょうか。自分がこれだ!って思った分野に集中するタイプです。狭く深く仕事していくタイプ。ふか~く知識を掘り下げていくので、コツコツ型の人が多いようです。

 

職人タイプのキャリアを選択をすると、どんなキャリア形成になっていくかというと・・・・一つの分野を極めることに集中するので、異動も少なく、同じ仕事に何年も従事する可能性大です。

 

その分野の中で仕事をしている限りは組織の中で役職が上がることはあるものの、分野をまたいで仕事をする必要が出てくると、組織の中で上がることが難しくなる傾向があるようです。本人も組織の中で上がって行くよりも専門職を深める事や現場で働く事のほうを選ぶタイプが多いようなので、分野をまたがないようなキャリア形成をするようです。

 

ポータブルなスキルを培っていくよりも(何がポータブルかは「女性管理職伝説―管理職は先がない」をご覧ください)、専門知識を培っていくキャリアです。この人に聞けば大丈夫!といった生き字引のような存在になる、キャリア形成を好むようです。もっと知識を深めるために転職し、自分が培ってきた専門知識を売りに転職するタイプです。女性は得てしてこのタイプが多いようです。

 

ちょっと横道にそれますが、私の知人に職人タイプの人がいたので、ご紹介させてもらいますね。彼はコーポレート・アクションなら何でも聞いてくれ!というまさに職人タイプの仕事人!

 

30年近くコーポレート・アクションの仕事に従事していました。普通なら1つの国のコーポレート・アクションしか知らないという人が多い中、彼は50カ国近い国の知識を熟知!

 

株がらみの物しか扱ったことがない人が多い中、株に加えて、債権やらデリバティブやらコーポレート・アクションならなんでも来い!と生き字引のような知識量を持った人でした。

 

誰もがわからない事があったら、彼に聞きに行くような、みんなが頼りにしている存在でした。(余談ですが、今では確か引退されて、人生を楽しんでいるようです・・・)まさに、ザ・職人!彼ほどまでに一つのエリアで腕を磨くことができるというのは、それはそれでキャリアとしてすばらしいと思います。

 

どうですか?ここまで読んでみて、あなたは職人タイプって感じがしましたか?

 

次週は広く浅く仕事するマネージャータイプの話をしていきますね。

 

一つの仕事に長年従事する可能性が大のキャリア形成になる職人タイプに対して、マネージャータイプはいったいどんなキャリア形成になるのでしょう??次週お楽しみに!

 

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この記事の筆者

横浜 リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたいとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

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