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1. 履歴書

日本で転職活動をするときに、必ず必要になるのが履歴書です。履歴書はあなたのこれまでの経歴を表す名刺のような役割をします。基本的な書き方をしっかりと押さえましょう!

(1) 書き方のポイント

point 1 採用担当者の読みやすさを重視

手書き・PCどちらで作成しても問題ありませんが、シンプルで伝わりやすくしましょう。

point 2 フォントを統一

すべての文字は、日本で一般的なフォント(ゴシック、明朝)で統一します。サイズ・太さについては、氏名やタイトル、強調すべきポイントなどで変化をつけましょう。

point 3 JIS規格書類で提出

ここでは、日本で一般的な「JIS規格」の履歴書でバランスの良い書き方を説明します。企業によってJIS規格を指定される場合があります。
フリーフォーマットでの提出も認められていますが、JIS規格の方が企業にとって必要な情報が一覧で表示できるため、正式書類として適切な情報提供が可能です。

(2) 基本の書き方

① 基本情報
  • 氏名、住所、年齢、性別、連絡先に誤字がないように記載します。
  • 「ふりがな」にはひらがなを、「フリガナ」にはカタカナを使用。
  • 写真は、白または青などの無地背景で、本人の単身、胸から上、服装はシャツとジャケットなどのシンプルな服装で正面を向いて撮影します。日本にいる場合は、駅構内など多くの場所に設置されている証明写真機での撮影がお勧めです。
② 経歴
  • 年数は西暦または年号(昭和、平成など)で、時系列順に記載しましょう。
  • 西暦または年号は、職務経歴書の書き方に合わせます。
学歴欄(高校、大学、大学院など)

あなたが在籍した学校名、専攻名を記載します。標準では高等学校卒業から記載します。
海外の学歴で学校名に国名が入ってない場合は、冒頭に【】などでくくり、国名を記載すると親切です。
短期留学や語学学校の在籍期間は、学歴欄の幅をとってしまい見づらくなることもあるため、備考欄を作成し、そこに「〇〇年〇月~〇〇年〇月 〇〇Language schoolにて語学留学」という記載の方がスッキリします。

職務経歴欄

あなたが在籍した企業名を記載します。
1社につき「株式会社〇〇入社」、「株式会社〇〇退職」の2行で完結するように記載してください。
転籍があった場合は、「〇〇株式会社へ転籍」と記載。
団体や官公庁などに在籍した場合は、「入団」「入庁」などの言葉になりますので、正しい日本語を確認してください。

ここに注意! 部署異動や企業詳細情報
あなたが所属している(所属した)部署名や、職種名などは職務経歴書に記載するので、異動や昇進した場合も、履歴書には別途記載の必要はありません。職歴欄の記載が多すぎると、読み手に実際よりも転職回数が多い印象を与えてしまう可能性があります。「雇用形態」「事業部名」「従業員数」「業務内容」は、記入不要。

ここに注意! アルバイト・インターンでの就業経験
特に記入は不要ですが、特別アピールしたい場合、ブランクを埋めたい場合は、最後に【補足】として記載しましょう。(例:〇〇年〇月~〇〇年〇月 〇〇ショップにてアルバイト勤務)

ここに注意! 退職理由
「倒産」「事業縮小」「事業撤退」「人員整理」などにより、退職勧告または解雇となった場合の退職は、「会社都合により退職」とします。それ以外については「退職」または「一身上の都合により退職」とします。

③ 資格、備考
  • 保有している資格名、資格取得年月を記載。
  • 資格名は証明書やインターネットなどで確認して、正式名称を記載(例:普通自動車第一種運転免許)。
④ その他
  • 配偶者、扶養家族などの情報を記載。企業の保険に関わります。
  • 職歴にブランク期間がある方は、その期間に対応していた事柄、背景の記載。
⑤ 趣味・特技・自己PR・志望動機
  • 特技、趣味などの記載は必須ではない。
  • 自己PRは、応募企業によって書き換えるか、汎用性のあるものを記入。
  • 志望動機は、応募企業に合わせて書く。
    ※なお人材紹介会社に履歴書を送る場合は、志望動機欄を空白にする、もしくは項目欄ごと削除するのがお勧めです。
⑥ 本人希望記入欄
  • 何もない場合でも、「貴社の規定に従います」と記載することをお勧めします。希望を記載すること自体は問題ではありませんが、希望条件が多すぎるのはネガティブな印象を与えかねないため避けましょう。

(3) フォーマットとサンプルのダウンロード