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3. CV(英文履歴書)

CV(英文履歴書)は、書類選考における最初の難関になります。外資系企業や外国籍のチームリーダーがいるポジションへ応募する際に提出が求められる場合が多いです。CVの作成にしっかりと時間をかけ、最高のプレゼンシートにしましょう!

(1) 書き方のポイント

point 1 シンプル且つ簡潔な文章に

可能な限り1枚にまとめ、多くても3枚までにします。
文章を記載するときは、意味が曖昧な場合以外は冠詞や人称代名詞を省いてください。また、主語になる自分“I”やその他の人称代名詞は省略し、文章を動詞から始めます。時制は完全な文章のときと同じように、過去形または現在形にしてください。
- the、a / anのような定冠詞、不定冠詞は省略
- I、me、you、they、we、usなどの人称代名詞等は省略
- 文章を動詞から始める

point 2 数字はアラビア数字

アラビア数字を使うことで、読み手の視線を実績の数字へ注目させます。英文のルールでは、1 桁数字と文頭の数字はスペルアウト(「five years」)するようになっていますが、英文履歴書内では「5 years」のようなアラビア数字を使います。「20 年以上」のような「~以上」の表現には、「over 20 years」ではなく、「20+ years」という表記が多く使われます。

point 3 フォントはTimes New Roman か Arialで統一

ビジネス文書に使われるフォントは、大きく 2 種類あります。和文フォントの明朝体とゴシック体に相当するセリフ体とサンセリフ体です。セリフ体にはTimes New Romanが、サンセリフには Arial などがあります。Century はあまり好まれないので、セリフ体にはTimes New Romanを使うのがお勧めです。

(2) 基本の書き方

英文履歴書は履歴書と職務経歴書の両方の機能を備えており、基本的に以下の 6 つの要素で構成されます。記載する順序は以下の順序が基本ですが、実績やスキルを強調したい順に入れ替えても構いません。

① Contact Information
  • 個人の基本情報を記載します。氏名、住所、生年月日、連絡先(電話番号、メールアドレス)を記入します。
② Objective
  • 希望職種と活かせるスキルについて簡潔に記載します。
③ Professional Summary
  • 実施した施策、プロジェクトなどを簡潔に箇条書きにしましょう。
  • その結果達成したこと、獲得したスキルについて数字実績を用いて記載しましょう(例:生産性●●%向上、手戻り○○件削減など)
④ Work Experience
  • 在籍期間をまとめて簡潔に書きましょう(現職中の場合は「20XX年X月X日~現在」と記入)。
  • 雇用形態(正社員、契約社員、派遣)をそれぞれ記入しましょう。
  • アルバイト、インターンなども含めましょう。
⑤ Education
  • 学歴や保有する資格、取得年月日を記載しましょう。

(3) 書式別の特徴とお勧めスタイル

英文履歴書のスタイルには「Chronological」「Functional」「Combination」といわれる 3 種類のスタイルがあります。職歴に合わせてアピールしやすいフォーマットを選びましょう。

① Chronological CV

職歴を新しい順に時系列で記載していくもので、採用側も職歴の変遷を把握しやすい形式です。

② Functional CV

SEや技術職、管理職が長い方など特定の経験やスキルをアピールするため、職種別に記載する書式です。自分のスキルは具体的に記述、職歴は「会社名」「ポジション」「雇用期間」だけを記載します。転職回数が多い場合や、キャリアにブランクがある方、キャリアチェンジする場合にまとめやすい書式です。

③ Combination CV

希望の職種と、職歴要約を最初に記載します。Chronological CVとFunctional CVの特徴を合わせたスタイルで、アピールしたいスキルを最初に強調し、その後で詳しい職歴を説明できます。

(4) フォーマットとサンプルのダウンロード

フォーマット、サンプルがダウンロードできます。

フォーマット
サンプル