グローバル転職NAVI

キービジュアル キービジュアル

横浜リサのもっと輝け!日本人女性

あなたは職人タイプ?マネージャータイプ?(2)2015.04.21

  

あなたは職人タイプ?それともマネージャータイプ?と突発的な質問で始まった先週のコラムでは、狭くふか~く仕事をする職人タイプの人はどんなキャリア形成になっていくのかを書いてみました。

 

今週はその逆パターンのひろ~く浅く仕事をするマネージャータイプの人はどんなキャリア形成になっていくのかを書いてみようと思います。

 

<マネージャータイプ>

 

人を育てたり、人を管理する事でチームの貢献度をあげることに重きを置く、マネージャータイプ。一つの分野に集中するよりは、全体を見渡すことを好むタイプです。広く浅くいくタイプ。

 

マネージャータイプのキャリアを選択をすると、どんなキャリア形成になっていくかというと・・・・

 

いろんな分野を経験しようとするので、異動を好み、一つの仕事を長くても3年くらい従事する事になる可能性大です。人を管理する仕事が多くなりがちなので、ピープルスキルが上手な人が好む道のようです。

 

人を管理することができ、いろんな分野の経験があることから、比較的に、組織の中では昇格していく傾向にあるようです。管理職になる事を好み、進んでなろうとします。また視野を広げたいので、責任範囲を広げていく(組織内で上にあがっていく)事を選ぶタイプが多いようです。

 

ただ何か一つ自分のコアとなる知識を培ってからでないと、中味が無くなりがちになるので、そういったコアの分野で十分知識を身につけることを怠らないことが必須です。

 

専門知識を培っていくキャリアというよりは、ポータブルなスキルを培っていくキャリアでしょう。もっと視野を広げるために(昇格するために)転職を考え、培ってきた管理能力を売りに転職するタイプです。男性は得てしてこのタイプが多いと言われています。

 

横浜リサはどちらかというとマネージャータイプのキャリア形成をしてきました。(何にでも対応できる能力育成に力をいれているリベラル・アーツ系の大学に行ったことが影響しているのかも??)。

 

マネージャータイプでキャリアを積もう、視野を広めていこうと考えてはいたものの、自分のコアになる分野は何にしようかと私は悩んだんです。

 

せっかく証券会社に勤めたんだから、花形のフロント(例えば億を動かすトレーダーとか、大会社を顧客として持つ営業とか)で働いてみたいと思ったものの・・・配属は業務部、はっきり言ってかなりがっかりでした。

 

花形のフロントに異動したいと思っていたものの、実現しないまま、なんとなく業務畑でキャリアが積み重ねられて行く毎日・・・それならば、自分のコアとなるエリアを業務にして管理職になろう!と考えるようになり、私のキャリアパスは培われていくことになったのです。

 

では、どのように業務部でコアの部分を作りながらも、視野を広げていったかというと、セトルメント、コーポレート・アクション、ミドル・オフィスなど、業務の中でも違った種類の仕事をさせてもらいました。

 

債券だけではなく、株やデリバティブ商品など違った商品も扱わせてもらいました。証券業務だけではまだ視野が十分広がらない!と思い、業種も変えてもらい、グローバル・カストディアン、投信投資顧問会社などの関連会社に異動させてもらい、それぞれの業種の中で業務の仕事を経験させてもらいました。

 

自分から異動を申し込んだときもあれば、上から異動するように言われたこともあります。どちらにしろ、広く浅く知識を持つために、積極的に(2-3年に一度)異動したキャリアでした。

 

こうやって業務畑に20年以上身をまかせ、管理職の道へとあがっていった私のキャリア形成ですが、これからもこの道筋はあまり変更なく進んでいくのかなぁ~と考えています。 

 

どうですか?ここまで読んでみて、あなたはマネージャータイプって感じましたか?

 

もしあなたが人を管理する立場に立ちたいって思うようであれば、きっとあなたはマネージャータイプなのでしょう。

 

狭くふか~く仕事をしていく職人タイプにしろ、ひろ~く浅く仕事をしていくマネージャータイプにしろ、自分にあった仕事の仕方が一番です。

 

そしてそれぞれのタイプにあったキャリア形成がある。

 

自分がどちらのタイプなのか、そしてどんなキャリア形成をしていきたいのかを考える一つの材料として持っていてもよいかと思います。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

外資・グローバル企業の求人1万件以上。今すぐ検索!

この記事の筆者

横浜 リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたいとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

合わせて読みたい

---