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JMEC国際ビジネス研修プログラム 体験記 (M・Hさんの場合)

最後に2014.06.24

    最後に

    一週間程前、JMECの表彰式がありました。私は出張で残念ながら表彰式には出席することができませんでした。しかし当日はグループのメンバーから、写真やコメントがメールで続々送られてきて、最後に結局私たちのグループは何の表彰も無かったということがわかりました。メンターからは「絶対賞はとれるから、住所を残していきなさい。賞をもらったら送るから」などと半分冗談に言われ、でもその気になっていたのですが、残念ながら賞はありませんでした。

    最初はメンバーからのメールも、「もしかしたら冗談かな?」と思ったのですが、本当でした。。。。

    5月、ゴールデンウイークが終わった後ビジネスプランを提出し、5月の末にJMECのプレゼンテーションを行い、その後クライアントに対するプレゼンテーション、表彰式を終え、(私は結局仕事の都合でクライアントに対するプレゼンテーションと、JMEC表彰式は出席はできませんでしたが。。。残念。)そして昨年の11月から始まったJMECのすべてのプログラムが終わりました。

    今から振り返ると長かったような短かったような、不思議な気持ちです。昨年11月から週末のうち1日はJMECの授業に参加し、その後今年の1月からはグループワークが始まり、最低週末のどちらか一日はJMECのミーティングでした、特に4月からは土日のすべてをこのプログラムに費やしてきました。そしてゴールデンウイークのほとんどの休日も。

    でも今振り返って思うのは個人的に「完全燃焼」とはいかなかったな、という点です。

    出来上がったプランは私にとっては100%納得できるプランではありませんでした。でもそれを上手くメンバーに伝えられなかったところ、また当初自分が考えていたほどこのプログラムに時間を割くことができず、チームに貢献できなかったところ、今振り返ってみて少し悔いが残ります。

    あとやはり思うのは、クライアントが別々で商材も異なるビジネスプランで競争するというJMECの仕組みはとても難しかったなという点です。JMECの採点基準に合ったプランとクライアントが求めている成果物とのバランスが取れたビジネスプランを作成するというのは、とても難しかったと思います。

    クライアントはこのプログラムに多少なりともお金を払っています。多くの参加者はいろいろな目的でこのプログラムに参加していると思いますが、「Mini MBA」とも謳われており、仕事とは別の勉強の場として捉え、このプログラムに参加されていた方も多いと思います。

    わたしも最初はそうでしたが、クライアントの企業がスポンサーとなってお金を出している以上、それなりの成果物をクライアントに提供しなければならず、それに関しては「仕事」そのものだったような気がします。もちろん、それが何であるかにかかわらず、とて、も多くのことを学ぶことができましたが。

    出身、業種、業界もまったく異なる6人がJMECではじめて出会い、一つのグループとして一緒に活動できたことは、とても貴重な体験でした。メンバーと一緒にビジネスプランを作成し、最後プレゼンテーションまでやり遂げることができ、今は本当にうれしく思っています。

    今まで毎週会うことが当たり前だったメンバーと、今までのように会えなくなるのは正直さびしい。本当にメンバーにはいろいろな場面で助けてもらいました。自分とはまったく違う視点を持ったメンバー全員に私は毎回驚かされ、刺激を受け、彼らの考え、意見を聞いているうちに、私の視野は広がりました。

    自分では絶対できないことを、あっさりと達成できてしまう、さまざまなタレントを持っているメンバー全員を私はとても尊敬しています。

    これからどうなるのか不安だった最初のころを思い出すと、とても懐かしいです。そして最後のプレゼンテーション、まだ1ヶ月も前じゃないのにすごく前のことのような感じがします。よくやったな、と思います。

    さまざまな場面でサポートしてくれた、メンター、コンサルタント、メンバーに今は感謝の気持ちでいっぱいです。そしてこの機会を与えてくれた、JMECの方々とDaijobの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

    今、私はアメリカに向かう機内でこのコラムを書いています。JMECプログラムがすべて終わり、普通の生活が始まって本当に間もないのに、もう今まで何も無かったかのように、どっぷり日常につかっています。

    でもこのJMECでの経験を時々思い出し、まったくお互いを知らなかったメンバーが6ヶ月間でここまでやり遂げることができたことを誇りに思いたいです。 

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    この記事の筆者

    プロフィール:M.H

    外資系自動車会社に勤める30代後半の日本人女性。
    日本の大学を卒業した後、渡米。米国の大学で学び、卒業後そのまま米国で就職。約11年間米国に住んだ後、日本に帰国し現在の会社に勤める。現在の会社ではバイヤーおよび調達プロジェクトマネージャーとして勤務。

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