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JMEC国際ビジネス研修プログラム 体験記 (M・Hさんの場合)

プロジェクト2ヶ月目2014.03.11

    プロジェクトが始まって2ヶ月目。「かなり順調です!!」 
    と、言いたいところですが、実はそうでもありません。なかなかいくつかの問題を抱えています。まずはグループとメンターとの関係。各グループメンバーの参加状況とプロジェクトの進行度。そして雪2回!

    おそらく今一番大きくて、少し個人的にも罪悪感を感じているのがグループとメンターとの関係の問題だと思います。それを一番先にお話したいと思います。

    まず、私たちのチームのメンターを少し紹介。私たちのメンターはアメリカ出身のアメリカ人で、博士号を持ち、コンサルタント、日本の大学のMBAの教授などを経て、最近リタイアした、とてもやさしいおじいちゃんです。おじいちゃんというと失礼かも知れませんが、そう言ってもたぶん許してくれるでしょう。柔和でどんな意見にも耳を傾けてくれ、とにかく多くの助言をくれ、プロジェクトが始まった当初は膨大な数の参考資料を送ってくださいました。(私はいまだにそれを全部読みきれていないのですが)

    そのメンターと私たちのグループの関係が今あまり上手くいっていないのです。

    それは何処から始まったのかというと、毎週のグループミーティングでのディスカッションでした。

    メンターは私たちがJMECに提出するペーパーの枠組みを3つに分けて、グループを3つ分け役割分担を早急にすべき、と主張したのに対し、私たちのグループはリサーチなどを通して、書き始めから結論まで一貫したペーパーを出すべきと主張し意見が分かれたのです。その意見の違いはこのプロジェクトが始まってからおよそ一ヶ月近くも続き、あるグループミーティングの日にどうやら深刻に対立してしまったようなのです。

    「しまったようなのです」と言ったのは、私はその前の日の大雪の為電車が止まり、グループミーティングに参加できなかったからです。なのでその対立の場面に遭遇することはできませんでした。

    後でその時参加していたメンバーに聞くと、ペーパーの枠組みに対して「メンター、メンバーの二人がだんだん大声になり、しまいにメンバーは部屋を出て行ってしまった、、、」ということなので、そこでこれまでの一ヶ月近くの意見の対立が爆発してしまったのだと思います。大雪で参加できなかったのがよかったのか悪かったのか、私はメンバーから話を聞いて想像することしかできませんが。

    しかし、その一件があったあと関係がギクシャクし始めたのは私も感じていました。メンターがリストにに入っていたグループメールを使わないで、メンバーだけでメンターについてメールのやり取りをしたりなど。ついにはメンバーとのディナーミーティングからメンターをはずしてしまうというところまでいってしまいました。メンターはそのディナーに参加すると、前もって私たちに連絡していたのに。

    私は比較的外国人の多い職場で働いていて、意見の対立は毎日のことです。意見を対立させるのが好きなのか?と思うような人もいたり。。。また外部との交渉ごともしょっちゅうです。でもたとえ対立があっても、その対立を後々まで引きずらない努力をお互いしている気がします。意見を出し合い対立しても、できるだけ丁寧にディスカッションをして、お互い「納得」できるよう、それにむけて話し合う努力をしています。

    もしかして、これが本当の仕事ではないからなのか、今回はそれができませんでした。

    私は、グループとメンターの目標は同じで、その目標に到達する方法が違うだけだったと思うので、この意見の相違もちゃんと話をすればお互い納得できたことであったと思います。ここにくるまで一ヶ月近くあったのですから、その前にちゃんと丁寧なディスカッションをしておくべきだったな、とちょっと苦い思いをしました。私自身確かにメンターとの「ずれ」、は感じていたものの、その部分の議論をあえて避けていた気がします。

    その後今日まで私たちはほとんどメンターと話していません。

    おこってしまったことはしょうがないので、それはこれからカバーしていきたいと思います。メンターはコンサルタントとしての経験、大学の教壇に立ってきた経験がある大先輩です。これからも彼のInputは必ず必要になります。

    でも私が気にしているほど、実はメンターは気にしていないかも知れません。人生経験豊かなおじいちゃんだし。もしかすると、まったく気にしていないのかも知れません。

    これはやはり、雪が原因かな?この2014年2月は2回も大雪に見舞われ、それもどちらも週末にかけて交通機関が麻痺したので、どちらの週末とも全員でのミーティングを開くことはできませんでした。そして、そのほかの理由で、ずっと参加できなかったメンバーもいて、そしてその上プロジェクトの方向が決まらず、ペーパーの枠組みも決まらず、イライラがたまっていたのかも。。。。言い訳かな。

    メンターとの関係修復はこれからです。

    そしてこれからはインタビューを含めたプライマリーリサーチが始まります! 

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    この記事の筆者

    プロフィール:M.H

    外資系自動車会社に勤める30代後半の日本人女性。
    日本の大学を卒業した後、渡米。米国の大学で学び、卒業後そのまま米国で就職。約11年間米国に住んだ後、日本に帰国し現在の会社に勤める。現在の会社ではバイヤーおよび調達プロジェクトマネージャーとして勤務。

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