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横浜リサのもっと輝け!日本人女性

あなたはチャンスを物にできる?できない?(2) 2015.07.21

 

急なイベント参加のお誘いメールが舞い込んできたある日・・・参加するか・参加しないか自問自答をしながら、参加すると答えた私。Nさん曰く、私はチャンスを物にするのが上手だそうです。

 

でも、一体なぜイベントに参加することがチャンスを物にしたと言えるんだ?と前回のコラムを読んだ方は思ったことでしょう。それはなぜかというとこういう事だったのです↓。

 

Nさんが私を誘ってくれた背景には私の知らないこんなことがありました。

● 会社はXYZ団体のメンバーになっており、メンバーフィーを払っている。

● メンバーのみ参加できるイベントなので、会社としては社員を参加させたいと思っている。

● 会社は参加者を吟味して人選している。

● 最初に人選した人に参加できるか確認する事を怠っており、思い出した人事本部長がイベント二日前に確認をとったものの、残念ながら参加できないとの返事。

● イベントの主催者側からは「参加しないのか」と催促が来ていた。

 

ここで人事本部長は慌てたわけだ。誰も参加しないという事態は避けたい。でも、会社を代表して参加してもらうのだから、誰でもいいというわけにはいかない。イベントは二日後。元々人選していた人は行けないとわかった。どうしよう?

 

そんな時に人事本部長をサポートしていたNさんが「横浜さんなら行ってくれるかも?」と思ったようで、私に連絡してくれたわけです。

 

そして誘ってみたら、なんと快諾。急な誘いで、参加者を誰も送りこめないのでは?と不安だった時に、快諾の返事が来たので、Nさんも人事本部長も大喜びしたという事だったようです。

 

ただ、参加するといった事のみならず、私の姿勢がさらにチャンスを大きくしたそうです。つまり、「用事もなかったし、私もWall Street Journalの副支局長のお話が聞けるチャンスなんて早々無いので、楽しみです!人選してくださってありがとうございました」というポジティブなものだったことが更に好印象を与えていたそう。

 

Nさん曰く、こういった急なお誘いをするとネガティブ思考の人は、「自分は最初から選ばれていなかったんだから、行きたくない」などと言って参加してくれないそうです。

 

これを聞いてびっくりしたのは根っからポジティブな私です。「まぁ、ひねくれた事を言う人が世の中にはいるのねぇ~」と改めて感心しました。

 

Nさん曰く、ちょっとした事かもしれないけど、こうやって前向きに機会をとらえて、うまく人事本部長のチョンボをカバーしたとなると、人事本部長の記憶にも残り、今度何かあったときにはそれなりの対応をしてくれるはずだということ。つまり私は自分のエクスポージャーを上げることができたということになります。

 

まさか、イベントへの参加が人事本部長へのエクスポージャーをあげることになるとは思ってもいなかったので、私にとってはラッキーな出来事でした。本当にチャンスというものはどんな形でやってくるかわからないものですね。

 

また、Nさんの株を上げる事にもなるので、これまたNさんも喜ぶわけです。人事本部長からしてみれば、自分のチョンボをNさんがカバーしてくれたことになるわけですからね。

 

あれ?話しが少し飛んでわかりづらかったですか?なぜエクスポージャーを上げることが自分にとって良いかということがわからないと、なぜチャンスだったのかはわからないでしょうね。

 

エクスポージャーをあげることがなぜ自分のキャリアにとって良い事なのか?は1月掲載の“出世したいのなら ─ 参加型味方になろう”に書いているので、ぜひ読んでみてください。会社という組織で働く限り、エクスポージャーを上げていくというのはと~っても大切なことです。その大切さはじっくりとしっかりとわかってもらいたいです。

 

みなさんも、今後はこんな急なお誘いを受けてみるといつもとは違ったチャンスが巡ってくるかもしれないですよ。

 

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この記事の筆者

横浜 リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたいとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

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