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外資系への転職で必ず役に立つ英文履歴書の書き方まとめ2014.04.02

英文履歴書と日本語の履歴書では形式や目的、書き方が大きく違うのをご存知でしょうか。

英文履歴書は自分自身の長所や技術を企業に売り込むマーケティングツールという側面が強く、そのため日本の履歴書のような一定のフォーマットが存在しません。自分で書式を決めなければならないので、実際に書くとなるとどこから手をつけてよいのやら、迷ってしまう人も少なくありません。

そこで今回は、英文履歴書の基本的な書き方やルール・ポイントをまとめて紹介したいと思います。

目次

1 英文履歴書の基本

1-1 形式
1-2 構成要素
1-3 書き方のルール

2 英文履歴書を書くコツ

2-1 文章はシンプルで簡潔に
2-2 自己PRの書き方を日本語と英語で変える
2-3 募集要項で求められている能力・経験を職歴に記載する

3 オンライン履歴書作成のポイント

3-1 履歴書はWordで作ってスペルチェック
3-2 検索されることを意識する
3-3 まめに更新する

4 成功するカバーレター

4-1 カバーレターの基本
4-2 内容は3部構成

1 英文履歴書の基本

まずは、英文履歴書はどのような形式なのか、必要とされる記入項目は何なのかといった基本的な部分を紹介します。

1-1 形式

英文履歴書のスタイルには「Chronological」「Functional」「Combination」といわれる3種類のスタイルがあり、職歴に併せてPRしやすい形式を選びます。

●Chronological Resume

「Chronological Resume(クロノロジカル・レジメ)」は、職歴を新しい順に時系列で記載していくもので、採用側も職歴の変遷を把握しやすい形式です。

●Functional Resume

転職回数が多い場合や、キャリアにブランクがある方、キャリア・チェンジする場合にまとめやすいものが「Functional Resume(ファンクショナル・レジメ)」です。自分のスキルを具体的に記述し、職歴は、会社名、ポジション、雇用期間だけを記載します。

●Combination Resume

「Combination Resume(コンビネーション・レジメ)」は、上記の2つの特徴をあわせた形式で、希望の職種と、職歴要約が最初にきます。アピールしたいスキルを最初に強調して、その後で詳しい職歴を説明できるため、最近多く見られる形式です。

1-2 構成要素

英文履歴書は履歴書と職務経歴書の両方の機能を備えており、基本的に以下の6つの要素で構成されます。記載する順序は以下の順序が基本ですが、実績やスキルの要約を強調するために最初にもってくるなど、ある程度自由に入れ替えることが出来ます。

( 1 ) Contact Information 

氏名、住所、連絡先(Tel/E-mail等)を記載します。

( 2 ) Objective 

希望職種を記載します。

( 3 ) Professional Summary 

職歴、スキルのまとめ。具体的に自分に何ができるかを、経験・知識・技能を示して明確に記載します。

( 4 ) Work Experience 

アルバイト、インターンなども含んだ職歴。これまでの自分の職責、役職や実績を記載します。

( 5 ) Education 

学歴やその他。学校の名称・学位・学科・専攻・論文・卒業年・課外活動等を記載します。

( 6 ) Skills  

技術的能力、職務的能力の要約、語学力を記載します。

1 英文履歴書の基本

1-3 書き方のルール
英文履歴書を書く上で注意しておきたいことがあるので紹介します。


●文章
シンプル且つ簡潔な文章にするため、意味が曖昧なる場合以外は、冠詞や人称代名詞を省いて下さい。また、主語になる自分“I”やその他の人称代名詞は省略し、文章を動詞ではじめます。時制は完全な文章の時と同じように、過去形に、現在形にしてください。

●数字
アラビア数字を使うことで、読み手の目が実績を表す数字に即座にいきます。英文のルールでは、1 桁数字と文頭の数字はスペルアウト(「five years」)、するようにとなっていますが、英文履歴書内では「5 years」のようなアラビア数字を使います。「20 年以上」のような「~以上」の表現には、「over 20 years」ではなく、「20+ years」という表記が多く使われます。

●フォント
履歴書を含むビジネス文書に使われる欧文フォントは、大きく 2 種類あります。和文フォントの明朝体とゴシック体に相当するセリフ体とサンセリフ体です。セリフ体にはTimes New Romanが、サンセリフには Arial などがあります。Century はあまり好まれませんので、セリフ体にはTimes New Romanを使うのが妥当といえます。

●紙
A4 サイズ。白又はクリーム色。OA対応の厚めの上質紙(70g/m2)のコピー用紙でも値段が高いものを選びます。若しくはマルチユースの OA 用紙が上質な紙となります。 欧米で最も履歴書にふさわしいとされる紙は、ウォーターマークの入っており、コットンファイバーが配合された厚手の白かアイボリー、と要求は高くなりますが、日本国内で転職活動する場合には、上記条件が満たされていれば十分だと思われます。

書き方のルールまとめ
( 1 ) the、a / an定冠詞、不定冠詞は省略
( 2 ) I、me、you、they、we、us等の人称代名詞等は省略
( 3 ) 文章を動詞で始める
( 4 ) 数字はアラビア数字を使う
( 5 ) フォントはTimes New Roman か Arialで
( 6 ) 紙はこだわるなら厚めの上質紙

2 英文履歴書を書くコツ

英文履歴書は、日本語の履歴書より見やすさやデザイン等、見た目が重視される傾向にあります。 日本語の履歴書でも英文の履歴書でもきれいに仕上げるべきですが、見やすく美しい履歴書を作成する人なら仕事もできるであろうという考えがあるため、どんなにすばらしいキャリアを書き詰めても、見難いレイアウトの履歴書では書類選考は通りません。

最初に英文履歴書を選考するのは、人事の方というよりも、そのポジションの管理職の方々になるため、忙しい中で多くの履歴書を選考するには、全員分の履歴書を最後まで読むことはしません。英文履歴書を最後まで読んでもらい、更に「会ってみたい」と思わせる魅力的な履歴書を書くためにはどういった点に注意すべきかをここで紹介します。

2-1 文章はシンプルで簡潔に
英文履歴書はキャリアの浅い人で 1 枚、キャリアを積んだ人でも 2 枚にまとめるのが基準です。

スキルや実績、職歴などは箇条書きにし、職歴や学歴などは新しいものから古いものへと記載していきます。文章は主語を省いて動詞から書き始め、簡潔で分かりやすく記載します。

職歴や実績を説明する際によく使う動詞 Action Words を2-3の末にあげましたので参考にしてください。ただし、時制に関しては過去のことであれば過去形に、現在のことであれば現在形にすることは忘れずに。

2-2自己PRの書き方を日本語と英語で変える
日本人は謙虚を美徳としていますが、英文履歴書内で謙虚を装うと、欧米の担当者が履歴書をみた場合、自信がなさそうだ、この人はその程度の能力しかないのか、とみなされ書類選考では落ちてしまうでしょう。

しかし、自信に溢れた履歴書に仕上げれば良いかというと、そうでもなさそうです。英文履歴書から読み取られるあなたの人物像は、選考する人物が日本人なのか欧米人なのかによって全く違うからです。

応募する企業が外資系でも、ほとんどが、日本人社員で、選考も日本人のみで行われ、英文履歴書は添え物として提出させている場合だったり、人事決定権が海外の本社で、英文履歴書が先に海外で選考されたりと、その企業によって全く採用状況が違ってきます。

強い自己 PR をするか、謙虚さを含めて書くか、事前にその企業を調べた上で、日本色が強いか欧米色が強いのか判断し、更には、数社も応募する場合は、企業ごとに、日本語と英語で書き方を変えて準備しておくと良いかもしれません。

2-3 募集要項で求められている能力・経験を職歴に記載する
どんな履歴書が書類選考を通過出来るのでしょうか ? 見やすいレイアウトと簡潔なサマリーで通過した書類が最後まで読まれるのは、募集要項で記載されている条件をより満たしているものです。

履歴書では応募する仕事内容にどれだけマッチしているかをプレゼンテーションするのですから、経歴、スキル欄には、応募案件を満たしている事を専門用語を使って詳しく且つ簡潔に説明し、数字で説明できる実績は数字で表していきます。

できれば、応募する度に同じ履歴書を使いまわすのではなく、その応募ポジションによって、自分の経歴・スキルでマッチする内容、専門性を強調して記載してください。箇条書きにした経歴の中でも、その企業が最も必要としている能力・経験を一番上に記載するなどの工夫だけでも、人事の目に留まる履歴書に変身します。

ただし、自分の専門性の高さをアピールしすぎると、自社に適応しないのではないかという懸念がでてきますので、それを避けるために、新しい環境への順応性や柔軟性があることも加えると良いでしょう。

英文履歴書は、美しく見やすいレイアウトと、簡潔で且つその企業が求めている能力、経験、資格を目に留まりやすいようにまとめ、更には、自信を示しながらも成し遂げてきた実績を数字を含めながら簡潔に記載するのが鉄則といえます。

Action Words

2 英文履歴書を書くコツ
3 オンライン履歴書作成のポイント

ダイジョブをはじめとする転職サイトでは、オンラインで履歴書を作成します。その登録した履歴書を使って、直接希望のポジションへ応募するのが一般的です。そこで、英文・和文共通のオンライン履歴書ならではのポイントを紹介します。

3-1 履歴書はWordで作ってスペルチェック
オンラインで応募しても、Word 形式で履歴書の再送を求められることや、面接の際にプリントアウトしたものを持参することを求められるのが一般的なので、まずはWordで作成しましょう。 スペルチェック機能を活用し、エラーをなくしましょう。

エラーがなければ、オンライン履歴書へのコピー&ペーストをしましょう。ただし、オンラインにWord文書を貼り付けると、設定していたタブ、太字、箇条書きどの書式が失われてしまうので注意してください。改行や記号をうまく使い、読みやすくレイアウトします。読みやすい履歴書になっているかプレビュー画面で必ずチェックをしましょう。

3-2 検索されることを意識する
採用担当者は、求人広告に記載した単語を使って、条件に合う応募者を検索します。例えば、「CAD」とある場合は、この単語が必ず履歴書に含まれていることを確認しましょう。また、最近は主要なスキルを一覧から選択するものも増えています。

この場合、担当者からの検索にはヒットするようになりますが、経験が豊富であっても他の候補者と差別化が図りづらくなってしまいます。このような場合は、フリーフォームとなっている項目にて、アピールするのも手です。

3-3 まめに更新する
採用担当者が、候補者を探す際は履歴書の更新日が最近の人から検索をします。最近更新されたということは、転職意欲が高いと考えられ、早期の採用決定が期待されるためです。また、新たに習得したスキルや資格を追加すれば、更新日が新しくなるのはもちろんのこと、採用担当者の検索にヒットするキーワードも増え、採用担当者の目に留まる可能性がますます高くなります。

4 成功するカバーレター

4-1 カバーレターの基本
英文履歴書を提出する時に必ず必要となるのがカバーレター。採用の際、直接カバーレターが合否の判断材料となることは少ないようですが、最終面接に近づくにつれ人事や直属の上司に読まれるケースが増えてきます。カバーレターもしっかりと基本を抑えておきましょう。

履歴書と違い、カバーレターでは英文レターの基本、3部構成で構成されます。まず最初に手紙の理由と要件、ここでは応募に至った経緯を書き、次に本題部分では、自分がどれだけ募集されているポジションに適しているかを示します。最後に、自分がどうしたいか、どうするかを示します。ここでは面接のチャンスをもらえるように促します。

英文レターのフォーマットをきっちりと使いこなすことで、米のビジネスマナーを熟知していることをアピールできます。
フォントは、履歴書の項でもふれましたが、Times New Roman などを使うと良い印象を与えます。履歴書で使用したものと同じものを使いましょう。上質の A4紙(白かアイボリーが好ましい)に、上下左右とも 2.5 センチから 3 センチ程度の余白を残しプリントします。

4-2 内容は3部構成
それでは、カバーレターで必要とされる3つの構成のそれぞれの内容を以下にまとめましたので、確認していきましょう。

●第一段落:応募に至った経緯
どのポジションに応募しているのか
どのようにして求人情報を知ったのか
なぜその求人情報に興味を持ったか

●第二段落:経歴のサマリー、効果的なアピール表現
なぜあなたが、そのポジションに相応しいか(応募する企業のニーズを満たせる事や、自分を雇うメリットをアピール)
採用担当者は、求人広告に記載した単語を使って、条件に合う応募者を検索します。例えば、「CAD」とある場合は、この単語が必ず履歴書に含まれていることを確認しましょう。また、最近は主要なスキルを一覧から選択するものも増えています。

この場合、担当者からの検索にはヒットするようになりますが、経験が豊富であっても他の候補者と差別化が図りづらくなってしまいます。このような場合は、フリーフォームとなっている項目(ダイジョブの場合は「詳しい職務経歴と志望動機」)にて、アピールするのも手です。

●第三段落:面接のお願い
あなたにいつ連絡がつくのか
連絡方法(電話番号、メールアドレスなどを書く)
手紙を読んでくれたお礼

●サンプル

4 成功するカバーレター
まとめ

英文履歴書について基本的なことから書く上での注意点を紹介しましたが、いかがだったでしょうか? まずは会社側が求めている人材がどういったものなのかをしっかり把握すること。そしてただ単に自分の経歴や学歴を書き並べるのではなく、いかに自分がその会社の求める人材としてマッチしており、結果を出すことが期待できるか、という点に焦点を当て、最も自分をアピールできるように工夫してみてください。

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