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鈴木美加子のグローバル人材塾

外資系で必要なスキル(9) - 直属上司との関係を大事に!2014.09.02


    前回
    、外資系でやって行くのに、人間関係にあまりとらわれないでと言っておきながら、なんだろうとお思いでしょうか?
    これは、日系と外資系企業における、上司の裁量権の違いを意味しています。
    日系企業での上司は、あなたが気に入らなければ、パワハラすることもできるでしょうし、窓際に追い込むことも可能かもしれません。 でも、外資系での直像の上司には出来ることを、たぶん出来ないだろうと思います。


    それは、あなたを解雇することです!

    ここは決定的に違います。


    外資系における直属の上司は、まさにあなたが生き残れるかを握っているのです。それは同時に、あなたを引き上げてくれるかどうかも、彼/彼女次第ということです。だからといって、気に染まないごますりをしろと言っているわけではありません。そんな表面的なメッキは、あっという間にはげてしまいますからね。

     

    直属の上司との人間関係にも二つの側面があります。
    ひとつは、プライベートまでも仲良くつきあうか。ちょっと意外かもしれませんね。
    外資系は、ONとOFFがはっきりしていたんじゃなかったのかと思われるかたもいらっしゃるでしょう。
    確かに一般論で言えばそうなのですが、そこは、ボスも人の子。やっぱり、うまが合う部下とそうでない人はいるわけです。そして、面白いのは相性がいいと、ずいぶん仲良く付き合っていたりするんです。まぁ、そういうボスだと楽は楽ですね。

     

    でも、合わない上司のことだってあるでしょう。

    ここで、上司との人間関係ふたつめ、“職場だけの関係に徹する” が出てきます。 その時こそ、外資のONとOFFを切り替えるのです。
    あなたは、職場で最大限のパフォーマンスを出し、それによって上司の業績を伸ばしたり、チームに貢献したり、彼/彼女が鼻を高くしていられるようにしてあげる事に尽力します。自分の立場を良くしてくれる部下を、好ましく思わないボスはいないので、例えプライベートでは、全く付き合わない相手でも気にならない、かわいい部下でいられるのです。プライベートでの交流はほとんどないけれど、仕事ではあなたを頼りにしてくれている、仕事のできるやつだと思ってくれている。これがあれば、盤石です。


    現在の上司との関係を一度振り返ってみてください。

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    この記事の筆者

    鈴木美加子
    グローバル・キャリア・カウンセラー /(株)AT Globe 代表取締役

    日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でもないが、TOEIC960点をマークし外資系企業でキャリアアップした経験を元に、個人のキャリアアップを支援している。2011年から18か月、オーストラリアに居住し、海外勤務・海外からの帰国希望者のキャリア相談にも乗ることができる。
    個人向けのキャリア相談の他、企業向けに、リーダーシップ研修、チームビルディング、組織分析、異文化マネジメント、グローバルコミュニケーション研修を行っている。ルミナスパーク、ルミナリーダー公認講師、ホフステード異文化モデル公認講師、STAR面接法・認定講師

    株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

    強みを最大限に活かし、個の力を発揮出来る人材を一人でも増やすことで、母国を元気にすることをミッションとする。ルミナというアセスメント・ツールを使い、個人・法人向けの人材育成事業を行う。

     

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