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タカシの外資系物語

外資流!残業せずに、毎日6時に帰る方法 (その3)2017.02.07

仕事が早く終わったら、何をする?!


(前回の続き)日本のビジネスパーソンが、定時に帰宅せずに残業してしまう理由、それは、「定時に帰っても、することがない!」から・・・?今回のコラムでは、この衝撃的な事実について議論するとともに、抜本的な解決策の1つとなりうる試案についてもお話ししたいと思います。

 

わが社の若手コンサルタントに、「仕事が早く終わった日は、何をしているか?」という質問をしてみたところ、以下のような回答を得ることができました(回答母集団は、だいたい20名ぐらいっす)。

 

まず、一番多かった回答は何か?それは「ジム(トレーニング、フィットネス)に行く」でした。ま、イマドキって、感じですよね。

 

私 「ジムでは主に、どんな運動してるの?」

若手 「走るやつですね・・・」

私 「走るだけなら、外を走ってりゃいいんじゃね?」

若手 「だって、寒いじゃないですか!」

・・・ なんやねん、それ!

 

外資コンサルとはいえ、若手諸君にとっては、ジムの会費もそれなりの負担なんじゃないかと思うのですが、最近は福利厚生の一環で、格安料金でジムのチケットが購入できるとか。「就活生にとっては、福利厚生のカフェテリアプランって、就職先を選ぶ上で、めっちゃ重視するポイントなんですよ!」って、マジか・・・。

 

実は私も、某トレーニングジムの会員です。私の場合は、ジムでトレーニングするというよりは、もっぱらサウナを使うために会員になっているのですが・・・。そういえば、若い諸君も結構いますね。でも、受付の横のカフェみたいなところで、PC広げて仕事してる連中も相当数いたりして・・・。

 

「仕事が早く終わった日は、何をしているか?」面白い回答としては、料理をしている!というのが複数いました。それも、男子に多い!これ、いいですよね。 

 

一方で、上司や先輩、友人と飲みに行く!というのは、予想以上に少なかったです。じゃ、飲みに行かないのかというとそういうわけではなく、「その日急に、飲みに行くか?と誘われても困る」とのこと。「私には私の予定があるので・・・」ま、そりゃそうなんだけど。予定って何やねんって、ジムに行って室内でベルトコンベアの上を走ってるぐらいなら、上司や先輩と飲みに行った方が、得るもの大きいように思うのは、私だけかな・・・?

平日の夜、あなたは何をする?!


平日の夜の過ごし方、外国人と日本人には、その考え方に決定的な違いがあるように思います(ここで、“外国人” と言っているのは、欧米人だけでなく、中国やアジアの人も含めているつもり。要は、“日本人以外の人” ということ。日本人だけが特殊なんです!)。外国人のそれは、

 

平日の夜、仕事が終わってから、明確な目的がある

 

ということ。家族と食事をする、子どもとスポーツをする、お芝居やコンサートに行く、地域のコミュニティに参加する 等々、少なくとも、仕事と同じ程度に重視しているイベントを持っている。だから、仕事が終わったら、さっさと帰るのです。やることがあるから。

 

一方、日本人の場合、平日のメインイベントは、あくまでも仕事であって、それ以外は、サブの域を出ない。あったらいいな、できたらラッキー、程度のものに過ぎず、逆に言うと、できなくても全く構わんのです。

 

人間というのは、何らかのモチベーション、インセンティブがないと動きません。いわゆる、動機付けというやつですね。特に、日本人の特性として、個人的な動機付けは劣後する傾向にある。これは、奥ゆかしいようであって、実は長い目で見ると、社会全体にとってはいい影響を与えていない。社会は個人の集合体ですから、個人としてのパフォーマンスが最大化する方が、強い社会になる可能性が高いのです。

残業削減が、地球を救う?!


いずれにしても、日本人にとっては、個人としての動機付けは劣後する。よって、社会にひも付けないと、行動が具体化・継続化しないのです。

 

ここからは、私の試案です。日本のビジネスパーソンが、残業をせずに、毎日6時に帰る方法。

 

(大前提)個人として、最大限に合理的に働くこと。残業前提に、日中ダラダラ過ごす癖をなくす。企業としても、社員の合理化に帰する仕組み(IT等)を積極的に導入し、残業しないことを支援するルールや文化の定着を進める

 

(具体策)平日5日間のうち、週2日は、家族やパートナー、友人と過ごす。残りの3日は、社会貢献を目的とした “放課後クラブ” で活動する。“放課後クラブ” は、営利を目的としない。いわゆる、NPOとして、社会貢献活動、各種ボランティア、例えば、地域の子供たちに英会話を教える、町内会をIT化する、老人ホームに行って話をする/聞く等々。企業は、これらの社員活動を、積極的に支援する。

 

仕事が終わってから、社会とつながりを持つ・・・そうすれば、帰ると思うんですよね、日本のビジネスパーソンだって。場所は、銀行の店舗とか使うのどうでしょう?どうせ、午後3時以降、使ってないんだし、

もったいない!

 

この活動がうまくいけば、社会に存在する格差問題とか、もっと言えば、地球規模の南北問題とか、そういうのも解決できるように思うんです。あれだけの教育を受けた日本のビジネスパーソンが、週に5、6時間、ボランタリーに時間を使うのですから、本気になれば、相当のことができるはず!そして、残業も減るはず!なーーんてことを、考える今日この頃です。では!

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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