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元・外資系人事部長のグローバル人材塾

アジア人と対等にコミュニケーションできていますか?2018.05.08


元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。昨日は、GW明け初日で会社に行くのがちょっと億劫だった方も多いかもしれません。本日は、「アジア人を見下していませんか?」がテーマです。

世界の中の日本


この連休、私は断食リトリートに参加していました。準備食に始まり、3日間の断食、回復食という内容でした。先生はネパール人医師です。断食に入る前に、アーユルヴェーダ(インド大陸の医学)で断食について学ぶのですが、「5,000年前」という単語が、結構頻繁に出てきて非常に驚きました。
 

現在のように国分けはできていなかったでしょうが、存在はしていた歴史あるネパール&インド。日本はまだその頃、歴史に登場すらしません。大雑把に世界を見渡すと、歴史が無いからこそパイオニア精神に溢れ、資本主義で世界中を牽引してきたのかもしれないアメリカが、巨大勢力になりそうな眠れる獅子・中国との駆け引きに神経を使っているのが現状ということになります。

そういう情勢の中、中国製品全てが未だに安かろう悪かろうと思われている節もありますが、その判断の中に、相手が白人ではないという要素が無意識に含まれているかもしれません。

アサーティブネスの定義


2年前、国際会議でインドネシアに向かっていた時、ガルーダ航空のビジネス・クラスに非常にマナーの悪い日本人がいらしたことがあります。相手が誰かによって、態度が変わりすぎるのです。最初に一人しかいない白人のCAの方が回って来た時は、紳士的に見えました。英語に自信がない日本人が白人の前に出た時に多い「おどおど」が出ていただけだとわかるのは、もう少し経ってからです。次に、インドネシア人のCAの方がサーブしようとされた時の応対は日本人として恥しいの一言でした。お姉ちゃん扱いで上から目線で、先ほどと同じ人とはとても思えず、情けなくなりました。

グローバル人材の要件の一つに、アサーティブであることが含まれます。誰に対しても「誠意があり、率直で対等に」コミュニケーションできるかどうかが、アサーティブネスの定義です。相手が白人かアジア人かでコミュニケーションの仕方が違うようでは、グローバル人材とは言えません。もちろん、腹で何を感じているかは別ですが、大人としてそれを出さないことが重要です。

ショッピングセンターでの体験


私は、中西部オハイオ州のアメリカ人に聞いても誰も知らない町が本社のアジア・パシフィック本部に勤務していたことがあります。出張の時、日曜日に早く到着したのでと出かけたショッピングセンターでの経験は生涯忘れられません。円の換算レートが良かったこともあり、夢中でショッピングをしてカフェで休んで、タクシーを呼ぼうとしたら、町に6台しかないタクシーが全車出払っているのであと1時間待って欲しいと言われ、東京から出張していた人と愕然としました。

 

カフェには入ったばかりだし他にすることがないので、ショッピングセンターをなんとなくぶらぶらとしていました。すると、感じるのです、人の視線を。頭のてっぺんからつま先までジロジロ見られている感覚とでもいいましょうか。最初は、急に自意識過剰になったのかとも思ったのですが、確実にたくさんの人に見られています。下を向きそうになりましたが、ふと好奇心が頭をもたげてきて、周りを見回して納得しました。広大なショッピングセンターにいる唯一の黄色人種が私だったのです。

 

周りの方々は、ただ珍しくて眺めていただけだったのでしょうが、ジロジロ見られるというのは、本当に不快なものです。身をもって体験したので、相手の肌の色や出で立ちで、ジロジロ見ることだけは絶対やめようと誓い、今日に至っています。好奇心とは言え、やはり偏見ではないと言い切れません。

 

人としての「品格」に注意して、すべての方と対等に英語で仕事ができるグローバル人材を目指してください。


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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル人材プロデューサー/(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガンスタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でも無いが、TOEIC960点をマークし外資系でキャリアアップした自身の経験から、「なぜ」を細かく説明出来るところを強みとする。世人塾の他、グローバル・コミュニケーション、異文化マネジメント、リーダーシップ、組織分析など企業研修を行っている。

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材を一人でも増やし母国を元気にすることをミッションとし、世界で活躍する人材を育てる塾(世人塾)を中心に、法人・個人向けのグローバル人材育成事業を行う。

 

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