グローバル転職NAVI

キービジュアル キービジュアル

元・外資系人事部長のグローバル人材塾

英語での自己紹介をPRツールにする方法2017.09.12


元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。日本人と英語人が参加する研修で、全員がアイスブレークのために行った英語での自己紹介を観る機会がありました。本日のテーマは英語での自己紹介です。

 

英語で自己紹介をする場面はありますか? 事前に行うと聞かされずに、急に必要になるのが自己紹介ですね。例えば、前出の多様性あるメンバーの人間関係構築シーンなどもその一つです。私が拝見した日本人メンバーの自己紹介は、英語を正しく話すことに注意が言っていることがわかり、どの方も緊張されていて聞き手にそれが伝わりハラハラする内容でした。皆さん、英語力はそれなりにお持ちのようなのですが、あがりすぎているしスピーチの仕方が真面目すぎて、個性が伝わらず勿体ない結果でした。

効果的に自分を紹介するにはどうしたらよいでしょうか?

 

  1. 構成

    名前や仕事、あれば海外経験で終わってしまう方が多いようですが、英語での自己紹介では趣味や家族のことを織り交ぜることが大切です。日本は、ホフステードの6次元異文化モデルのMAS(何がモチベーションを上げるかの切り口)のスコアが非常に高く、社会的な成功を尊ぶ傾向にあるので、どんな場面でも仕事のことばかりを話しがちです。世界には様々な国があり、仕事以外のことも重要と考える文化もあることを思い出してください。趣味は、同じ趣味を持つ人がいたらそれだけで盛り上がりますし、珍しい趣味だとそこをフックに人物を覚えてもらえるので、ぜひ話すことをお勧めします。

  2. 緊張しないようにする

    外国語で自己紹介をしてくださいと急に言われたら、少しプレッシャーを感じるかもしれません。完璧主義に育つことが多い日本人なので、きちんと話さないといけないと自分に厳しくなってしまうかもしれません。肝心なことは、完璧を期すと緊張してかえって上手く行かないし、英語のネイティブ・スピーカーは、英語が外国語である私たちに100点を求めているわけがないことを思い出すことです。90点くらいを目指し、楽しげに自分を紹介して覚えてもらうことが重要です。

  3. 早口になりすぎない

    初めて会った人達に自分を紹介するという場で、早口すぎるのはいただけません。聞き取れなくては、そもそも「紹介」したことになりません。日本人特有のアクセントがある英語でも、まだゆっくりなら聞き取れるでしょうが、スタッカートのように早口ではさすがのネイティブでも聞き取れないかもしれません。特に、外国人にとって難しい名前が早口では、覚えてもらえないのでここは意識してスローダウンしましょう。

  4. 自分の名前は覚えやすいか?

    例えば、あなたの名前が「真鍋 健一郎」だとします。ファーストネームは、Kenichiro と4音節で外国人に覚えてもらえるとは思えません。こんな時、ニックネームを持っていると便利です。Kenが一番わかりやすく自然かもしれませんが、必ずしも「K」で始まらないといけないルールがあるわけではないので、自分はDavidという名前が好きだなと思えばそれでも構いません。中国人でグローバルに活躍している方々は、ほぼ100%英語名をお持ちですが、まずは名前を覚えてもらえなければ話にならないという、彼らの優れたビジネスセンスを物語っていると思います。

    ちなみに鈴木美加子という日本では苗字も名前も固有名詞にならない私は、
    外国人相手には、”My name is Mikako Suzuki.  It is easy to remember.  Micky Mouse and Suzuki Motorcycle.” と言って、自己紹介でもスピーチでも正式なプレゼンのオープニンでも笑いを取って、一回で覚えてもらっています。

  5. アイコンタクト

    もし緊張してしまったら、聴衆とアイコンタクトを取るのはなかなか難しいですが、英語のコミュニケーションでは必須です。せめて、天井を見上げてしまったり、ずっと床に視線を落とさないように気をつけましょう。


上記2でも、90点を目指しましょうとお伝えしましたが、自己紹介はあくまでアイスブレークのような位置付けにあります。素晴らしいスピーチにすることよりも、その方らしい内容で聞き手から笑いが洩れるよう、肩の力を抜くことに注力しましょう。その方が聴衆にも必ず覚えてもらえます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

外資・グローバル企業の求人1万件以上。今すぐ検索!

この記事の筆者

鈴木美加子
株式会社AT Globe グローバル人材プロデューサー

株式会社AT Globe グローバル人材プロデューサー 鈴木美加子

大学3年の時、自分だけが英語を話せないパーティーに海外で出席したのをきっかけに、帰国後英語を猛勉強。英検1級を取って、日本GE人事部に入社。モルガンスタンレー証券会社など外資系人事部を転職しながら、異文化コミュニケーション・スキルを磨き、日本DHLの人事本部長を務める。20年以上にわたる外資系人事部での経験、オーストラリア居住体験を基に、グローバルプレーヤーを目指す人材の、スキル・アップを支援する株式会社AT Globeの代表として活躍。新卒採用を含め1万人以上を面接しており、キャリア棚卸し、転職アドバイスなど、個の力を高めることに力を注いでいる。お茶の水女子大学卒業。

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材を一人でも増やし母国を元気にすることをミッションとし、世界で活躍する人材を育てる塾(世人塾)を中心に、法人・個人向けのグローバル人材育成事業を行う。

 

合わせて読みたい