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元・外資系人事部長のグローバル人材塾

外国人ボスと上手く仕事をする5つのコツ2016.05.10

 

元・外資系人事部超、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。最近のキャリア相談で、「外国人ボスとの働き方がわかってない」ことが最大の問題と感じたケースがありました。

 

もちろん外国人という一括りで全てが語れるわけではなく、個人により差があることは考慮しないといけませんが、日本企業と外資系企業での上下関係にはひとつ圧倒的差があることをご理解いただけたらと思います。

 

その差とは、生殺権です。日本企業では、そもそも会社全体の業績が著しく悪くない限り、個人の業績が理由で辞めないといけなくなることはまずありません。上司とは配属された時から長い付き合いになるかもしれないので、よい人間関係を保つ必要はありますが、「この人とうまくいかなかったら、自分の身が危ないかもしれない」とまで考える必要はないでしょう。

 

これが外資系における上下関係は、全く異なります。上司は部下を解雇する力を持ちます。もちろん、仕事をちゃんとやっている人が、上司の好き嫌いでクビになるような理不尽なことは起こりませんが、どこかで「この人が自分の進退を握っている」という感覚を持つ必要はあります。

 

それでは、外国人ボスと上手く仕事をするためのコツを5つ披露したいと思います。

 

  1. 早めに自分のことを知ってもらう

 

こう書くと、「飲ミュニケーションか」と誤解される方がいらっしゃいますが、そうではありません。ランチでもミーティングの最中でもいいのですが、自分がどういうバックグラウンドを持ったどんな人間なのかを、オープンに早めに伝えるという意味です。くれぐれもゴマをするという意味ではないので、気をつけてください。

 

英語にコンプレックスがあると相手の人柄に関係なく敬遠しがちですが、コミュニケーションの肝はハートです。新しい環境・人に慣れたいと努力している外国人上司を積極的にサポートしようとする姿勢は通じます。

 

2. 悪いしらせほど早く伝える

 

外資系企業で会社員をやっていたとき、様々な人種のボスから最初に言われることが多かったのが、”Don`t forget to give me a heads-up.” でした。 Heads- upは、手がけていることがうまくいかないかもしれないという予感があるとき、失敗してから報告するのではなく、なるべく早めに「解決しようとはしていますが、現時点でちょっとうまくいってません」と知らせることを意味します。

 

何も外国人ボスに限ったことではありませんが、途中報告もなくいきなり「うまくいきませんでした」は嫌われますので極力避けましょう。

 

3. 周囲の雑音を気にせず、仕事のクオリティを上げることに集中する

 

新しく外国人の上司が就任したり、自分の転職で上司が外国人になったりすると、環境が大きく変わるのでそのことにとらわれてしまいがちです。英語が得意で人の懐に飛び込むことが上手な同僚と比較して、「お気に入り」になれないと悩むことはありません。職場なので重要なのは、クオリティ高い仕事をしているかどうかです。自分の仕事をおろそかにしないでください。

 

理由は、外国人ボスは自分のお気に入りを何があってもかばうということをしないからです。日本企業では長いつきあいもあり、「まぁしょうがないか」と大目に見てもらえることが、外資系では流してもらえないのです。大きなミスをきっかけに、コロッとボスの態度が変わり冷たくなることはあり得ます。一つ一つの仕事を大事に、クオリティ高い成果物を出せるよう努力してください。

 

4. メンツを潰さない

 

なんだか日本的だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ボスのどんな意見にもYESと言えという意味ではありません。公けの場で、彼らの立場を潰すような発言をしないようにという意味です。

 

昔、ある外資系企業に退職を控えた外国人役員がいました。人望があることで有名、多くの部下を引き上げたことでも知られていました。退職まであと半年というとき、彼の直属の部下(外国人)が大きなパーティの席で日本語で言うメンツを潰しました。「あー、もうすぐ退職で力がなくなると思ってやってるな」と、第三者が見ていても明らかでした。その場では役員は適当に流してらっしゃいましたが、1ヶ月後の業績レビューの時、仕返しをされたように思います。でそろそろVPかと目されていた、彼の部下は昇進できなかったからです。まぁ、人間としての品格も考えると仕方ないかもしれませんが。

 

5. Can doの姿勢を見せる

 

これも非常に大切なスキルです。日本人はとかく真面目なので、できないとわかっていることを引き受けたりできず、なぜできないか長々と述べて「だから、できません!」とやってしまいます。欧米人はチャレンジ精神を高く買います。最初に「できません」ありきでは、評価は下がります。「やりたい気持ちはあるのですが、ボスであるあなたにとって不利なこういうことが起こるのですが、それでもいいですか?」と、相手にボールを返せるようになったらしめたものです。

 

外国人ボスとうまく仕事ができること、グローバル人材にとって大切なスキルの一つです。そのほかには、どのようなスキルが必要なのでしょうか?

気になる方は、2時間の凝縮版セミナーにぜひご参加ください。

 

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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル人材プロデューサー/(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガンスタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でも無いが、TOEIC960点をマークし外資系でキャリアアップした自身の経験から、「なぜ」を細かく説明出来るところを強みとする。世人塾の他、グローバル・コミュニケーション、異文化マネジメント、リーダーシップ、組織分析など企業研修を行っている。

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材を一人でも増やし母国を元気にすることをミッションとし、世界で活躍する人材を育てる塾(世人塾)を中心に、法人・個人向けのグローバル人材育成事業を行う。

 

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