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元・外資系人事部長のグローバル人材塾

メルボルンで行った日本人向け、英語人向けセミナー、それぞれの違いは?2015.02.10

先週、オーストラリアのメルボルンで、セミナーを2回させて頂きました。

 

内容は同じではありませんでしたが、参加者が日本人なのと英語人なのでは、だいぶ違いました。

 

まず、話し手の私ですが、日本人向けのセミナーでは、相手が英語圏で暮らしている日本人だとわかっていても、柔らかめに話していたと思います。

 

日本語が、ストレートな言語でないことが最大の理由かもしれません。

 

それに比べて、英語人相手の時は、相手が日本語を勉強している親日家ぞろいで、どちらかというとアジア的だとわかっていても、やっぱり英語なのでストレートな物言いになります。

 

言語の種類が、話し手の態度に影響を与えると、はっきり自覚できたと同時に、英語で話している時は、明確に話さないと相手に伝わらないと再認識しました。

 

参加者の違いはと言いますと、これがQ&Aの時に面白いほどはっきり出ました。

 

日本人の方々は、質問は日本語ですればいいとわかっていても、なかなか手が挙りませんでした。

 

本当にそんなに質問が無いのか心配になり、何回か水を向けさせて頂いたところ、やっと一人の方が手を挙げてくださいました。

 

その後は、質問の嵐(笑)

 

先頭を切るのが嫌だったのでしょう。人前で話すのが苦手に育っていることもあるでしょうね。

 

 

メルボルン在住平均4ヶ月くらいのようでしたので、なるほど、このぐらいでは、まだ「人前で話すのが苦手な日本人」の皮を脱ぐのは難しいのだなとわかりました。

 

比較すると、日本語を勉強していて、どちらかというとアジア人っぽい感じの方が多い英語人参加者のセッションは、Q&Aの時、ものすごい勢いで手が挙り、誰を先に指すか決めないといけないほどでした。

 

ここから日本人が学ぶべきことは、英語人と一緒に仕事をするとき、臆していたのでは、置いていかれてしまうということだと思います。

 

意見はあるけれど、人前で話すように教育されていないから、話したくないだけだとは、誰も思ってくれないということです。

 

昔、アメリカ人の人事部長がNY本社に戻り、私が出張で向こうに行った時に、ミーティングの後、呼んでくれて、「言いたいことは、本当に無かったのか?」と聞いてくれたことがあります。

 

日本で5年も仕事をしていたので、日本人の習性に慣れて気を遣ってくれたんだろうと思いますが、このようなことは、日本人慣れしていない英語人には全く期待できません。

 

言いたいことがあるなら主張する、聞きたいことがあるなら質問する。

 

相手に行間を読んだり、あ・うんの呼吸を求めたりしないことが肝心です。

 

「出る杭は打たれる」文化にどっぷり浸かって、成長することは、グローバル人材になる上では、かなり大きな足かせになるとつくづく思いました。

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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル人材プロデューサー/(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガンスタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でも無いが、TOEIC960点をマークし外資系でキャリアアップした自身の経験から、「なぜ」を細かく説明出来るところを強みとする。世人塾の他、グローバル・コミュニケーション、異文化マネジメント、リーダーシップ、組織分析など企業研修を行っている。

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材を一人でも増やし母国を元気にすることをミッションとし、世界で活躍する人材を育てる塾(世人塾)を中心に、法人・個人向けのグローバル人材育成事業を行う。

 

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