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タカシの外資系物語

No ? Yes ! New York !!(その5)2017.07.11

タカシ、回転ドアにて・・・


(前回の続き)
実はタカシ、ニューヨークはあまり好きではありません。その理由とは・・・?!

私がこのコラムを書いていることを知る、ある友人から「今回のコラムのタイトルって、どういう意味なの?!」という質問を受けました。えっ? わからんのかいな・・・BOOWYでんがな・・・BOOWYの名曲『NO. NEW YORK』に引っかけているんですよ!

かねてから、この曲はニューヨークの特徴をすごく端的に表現していると思っていたのですが、今回の出張で再認識しました。歌詞をそのまま書くわけにはいかないので、骨子をご説明しますと・・・

見た目は綺麗だが、すごくドライで、ときに残酷!


という感じでしょうか。まさにニューヨーク、そのまんまです。

ブロードウェイを歩きながら、タイムズスクェアあたりを眺めていると、本当にきれいだし、やっぱ世界の頂点だわ、こりゃ・・・と、ひとしきり感動します。それは間違いない。しかし! しばらく歩いていると、そんな幻想は吹っ飛んでしまいます。

まず、みんな歩くの速いし! 私のようなチビの場合、小走りぐらいの感じで進んでいないと、群衆の波についていけません。

次に、ほとんど全員が信号守らないし!! 車が来てなかったら、わからんでもないんですよ(って、良くはないが・・・)。かなりの勢いで、車がビュンビュン来ているところを、駆け足で信号無視する人が、あまりにも多い・・・。危ないわーーーーーーーっ!!


あと、ビルの入り口の回転ドア、あれって、やんわりと動いていて、タイミング見計らって1名か2名ずつ入っていく仕様になっていると思います。ニューヨークでは、それを全力で押すやつがおる! おかげで私、ビルの中に入れずに、一周半してしまいました。超カッコ悪いし・・・(T-T)

ニューヨークと東京との違いは?!


“When in Rome, do as the Romans do.”(郷に入れば郷に従え)ということわざがあります。つまり、“When in NY, do as the New Yorkers do.” ということになるでしょうか。このことわざの言わんとしていることは理解します。特に慣れない海外で過ごす際には、この精神は重要でしょう。

 

しかし、ニューヨークにいて感じるのは、“やりすぎ感”とそれに起因する“疲労感”です。なんか、ずっと全速力で走っていないと、またたく間に追い抜かされてしまう焦りのようなものを全員が抱いている。だからこそ、みんな走り続けているんだけれども、実際にやっていることはといえば、ジムのランニングマシンで走った後で、たくさんのサプリを飲んで、徹夜で仕事して、ストレスを溜める。また、ジムで走って・・・の繰り返し。少し休めばいいのに・・・、って感じ。

 
「東京だって、同じようなもんだろ・・・?!」

 

ま、そうなんですけど・・・、でも、ニューヨークの方が、走るスピードが格段に速い。東京はなんだかんだ言って、信号無視までして、相手を出し抜こうとはしないし。穏健派の私にとっては、ブロードウェイのミュージカルは大好きなんですけど、ニューヨークはすごく疲れる。正直言って、あまり、好きな都市ではありません。

とは言いつつ、ニューヨークが世界のビジネスの中心であることも事実です。だから、世界中から人が集まってくる。そして、全力疾走の競争が始まる。そういう構図なんでしょうね。

ニューヨークにて、旧友再会


今回のNY出張では、複数のクライアントのオフィスを訪問しました。日本の本社から派遣されている日本人の多くは、こちらでは上級マネージャーの肩書を持っていらっしゃいます。だから、ドーンっと、信じられないような広い個室を持っている。日本では、手狭なデスクで窮屈にしていたAさんも、その一人です。

 

私「Aさん、ご無沙汰しています・・・」

Aさん「おーーっ、タカシさん。久しぶりです! どうぞ、どうぞーーーっ!!」
 

Aさんは私と同い年で、某金融機関のニューヨーク支店にて、副支店長の任にあります。飛びぬけてエリートというわけではないですが、平均以上のレベルにはあると思います。

1991年(平成3年)、同じ年に大学を卒業して、同じ業界に就職したAさんと私。銀行に勤め続けたAさんと早々に銀行に見切りをつけて外資に転職した私。どっちが勝ち組とか、負け組とか、そんな話ではないんですが、日本ではなかなか腹を割って話ができない関係にあったのは確かです。しかし、ここニューヨークでは、懐かしい同胞のノリで、互いに胸襟を開き合える仲に変わります。

私「ランチどうですか、ご馳走させてください」

Aさん「マジっすか、じゃ、甘えちゃおうかなーーーっ! うまいハンバーガーの店があるんですよ!!」

 

でもって、

かんぱーーーい!

 

って、昼間からビール飲むなよ・・・。ま、久しぶりの再会、無礼講ということで・・・。

 

私「Aさんって、ニューヨークに赴任して、何年になるんでしたっけ?」

Aさん「10月で3年かな・・・。実は、折り入って、タカシさんに相談があるんだけど・・・」

・・・・・・

私「えーーーーーーーーーーーーーーっ! うそーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!」

 

Aさんの相談に、驚きを隠せないタカシ! 次回、驚愕の展開に、乞うご期待!!

(次回に続く)

 

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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