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タカシの外資系物語

思わず “テスト” したくなる映画とは?!2017.05.09

タカシのGWは “ハシゴ” ?!


みなさん、GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?今年のGWは天気にも恵まれましたので、旅行や行楽にはうってつけだったのではないでしょうかね。私はと言いますと、もともと田舎育ちというのもありまして、人ごみが得意ではないもんで、明らかに混雑する場所には出向かないようにしています。幸い、近所に海や公園があるものですから、そういったところに出かけては、の~んびりしておりました。

 

とはいえ、せっかくのまとまったお休みですから、普段なかなかできないこともしてみたい!私の場合は、“映画” ですね。一昔前なら、GWに映画館などに行こうなどという行為自体、正気の沙汰ではなかったのですが、最近はインターネットで事前予約するのが普通になっているので、そういう心配もない。また、映画の場合は、始まりと終わりの時間が決まっていますので、時間を有効に使うことができる。ということで、GWの1日を使って、観たかった映画のハシゴをしてきました。今回のコラムでは、私がGWに観た映画のお話をしたいと思います。

 

・ まず1本目は、『ショーシャンクの空に』 ・・・って、いつの映画やねん、これっ!いやいや、まぁ、そう言わんでくださいよ・・・。そもそも、今回ハシゴをしようと思ったキッカケは、この映画のリバイバルをやっていたからなんですから。最近のシネコンというのは、こういうシャレた企画ものをときどきやってくれるので、本当にうれしい限り!この映画は、私の生涯ナンバー1。是非みなさんもご覧ください。

 

・ で、2本目が、『ワイルド・スピード ICE BREAK』 ・・・って、なんかチャらい感じするかもしれませんが、これおススメ!できれば、3Dの方が迫力あって、いいかもしれません。

 

・ でもって、3本目が、『ムーンライト』 ・・・、アカデミー作品賞受賞作です。アカデミー賞授賞式では、あの、『ラ・ラ・ランド』と間違えて発表されたやつですね。いやぁ、いい映画なんですけど、テーマが めっちゃ 重い!アメリカ社会に依然として残る人種差別、ドラッグ、性的マイノリティー・・・。現在を生きるわれわれが、今こそ観るべき映画かな、って思うのですが、何とコメントしていいのか、非常に難しい。多様性(ダイバーシティ)は重要だ、なんて、安っぽい感想では、この映画に失礼な気がします。この映画を観ただれかと、議論したくなるような、そんな感じ。ま、単純に映像きれいなんで、是非機会があればみなさんも観てください。で、観た方、是非ディスカッションしましょう・・・。

タカシのおすすめ映画は・・・?!


さてさて、実はここまでは前フリなんです・・・。私が紹介したかったのは、4本目の映画でして、タイトルは 『バーニング・オーシャン』。主演はマーク・ウォールバーグ、脇を固めるのはカート・ラッセル・・・と、名優が出ているわりには、正直そんなに流行ってはいない映画だと思います。

 

しかし!この映画をナメてはいけない!ここ数年で、これほど示唆に満ちた映画を観たことがない!!と、言い切ってもいいくらいです。で、どこが、スゴイのか?!

 

この映画のオリジナルタイトルは『Deepwater Horizon』といいまして、2010年にメキシコ湾沖で発生した海底油田の爆発事故を映画化したものです。Wikipedia によると、以下の解説がされています。

 

  • ● 2010年メキシコ湾原油流出事故 = 2010年4月20日にメキシコ湾沖合80km、水深1,522mの海上で海底油田掘削作業中だった、BP社の石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」で、技術的不手際から掘削中の海底油田から逆流してきた天然ガスが引火爆発し、海底へ伸びる5500mの掘削パイプが折れて大量の原油がメキシコ湾へ流出した事故。流出した原油の量は、1991年の湾岸戦争全体に次ぐ規模と言われており、被害総額は数百億ドルに及ぶ。11人が行方不明となり、17人が負傷した。

 

多少の脚色はあるものの、全編にわたって事実をもとに構成されており、人為的ミスの連鎖や親会社と下請けのギクシャクした関係といった複数の要因が積み重なって、未曽有の大災害に至った様子が、緊張感たっぷりに描かれています。『ワイルド・スピード』や『スターウォーズ』はフィクションですが、これはリアルですからね・・・、衝撃度はハンパではありません。実際に亡くなった方も多数いらっしゃるわけで、直視できないシーンも多数ある。映画が終了しても、しばらく、胸の鼓動が止まりませんでした・・・。

トラブルが発生する最大の理由とは?!


この映画『バーニング・オーシャン』で描かれている1つの教訓が、

 

テストを怠るな!

 

ということ、これは本当に痛感します。スケジュールが遅れている、コストも超過してきている、テストの1つぐらいいいじゃないか、どうせ問題など出やしない、多少の異常値があっても都合のいいように解釈しよう・・・で突き進んだ結果、とんでもない事故を起こしているわけです。このことは対岸の火事ではなく、あらゆる組織やプロジェクトに内在するリスクに他なりません。

ITコンサルタントという職業柄、私も、システム開発テストの不備に絡むトラブルには、数多く接してきました。もちろん、システム開発は海底油田の事故のように、一義的に、人命が失われるような話ではありません。しかし、甚大なシステム・トラブルは、多くのステークホルダーに不便をかけたり、作業者を長期間の労働に強いたりします。結果、体調を壊す人が続出する例も多数ありますし、何よりも、私自身がシステム開発のトラブルを起因として、長期の休職に追いやられた経験を持っていますので、事の重要性は、身に染みてわかっているつもりです。

 

日本では、企業の不祥事などが小説や映画で描かれる場合、そのほとんどは、不条理な組織やそこに関与する人的なコミュニケーションの不備にクローズアップが当てられます。しかし、トラブルの直接の原因は、この映画が主張するようにやるべきテストの不備といった、

 

手順(プロトコル)の明白な欠陥

 

に求められることがほとんどなのです。ならば、ドロドロした、とらえどころのない人間関係でお茶を濁すのではなく、きちんとチェックをする、テストは怠らない・・・といった、可視化できる要件を重視するメッセージを強調すべきではないかな、と思います。

 

是非みなさんも、映画『バーニング・オーシャン』をご覧ください。自分の仕事、めちゃくちゃ、チェックしたくなりますから!では!!

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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