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タカシの外資系物語

Adiós. ! タカシのヨーロッパ紀行(その7)2017.04.11

スペインの夜は超・遅い?!


(前回の続き)思い入れいっぱいのスペインを後にして、タカシの出張は、フランス・イギリスへと続くのでした・・・

 

・・・とは言いつつ、スペインに関して、エピソードをもう1つだけ。スペインという国は、伝統に彩られたお国柄もありまして、多くの観光客が訪れる国です。国連が発表している “世界観光ランキング” によると、1位=フランス、2位=アメリカ に次いで、スペインは世界第3位となっており、年間6,000万~7,000万人の観光客訪れています。

 

ちなみに、日本は同ランキングで16位(2015年統計、2,000万人程度)に甘んじており、欧米大国との差を痛感する次第です。もちろん、極東に位置する日本は、大陸続きのヨーロッパと比較すると、地理的な面で圧倒的に不利なわけですが、マレーシアが14位(同、2,500万人程度)であるのを見ると、地理だけではない要素がありそうです。例えば、言語などのソフト面での対応も、十分ではないのではないか、という仮説を持たざるを得ません。マレーシアとか、シンガポールって、やっぱ便利ですもんね、何かにつけて・・・。

 

スペインの見どころは、歴史的建造物や美術館、サッカー観戦などが挙げられますが、そんな特別なイベントがなくても、単にメシがうまい!夜の街を、数件ハシゴするだけで、相当な満足感が得られます。

 

また、スペインの夜は長い!一般に、レストランや飲み屋が夜の営業を開始するのは、20時から!なんですよね。店に早く着いてしまったとしても、予約をしていたとしても、テーブルに座ることはできません。だから、入り口のバーで、ビールかなんか、飲んでるしかないんですよね。

 

なんで、こんなに夜遅くから営業するのか?は謎なんですが、どうも、大半の人は、仕事を終えて、いったん家に帰ってお茶でもしてから、繁華街に繰り出してくる。なんやねん、それ!家に帰ったなら、大人しく寝てろ!ってな感じなんですが・・・、これが文化の違いってもんなんでしょう。面白い! 

 

われわれも、とある有名レストランを予約したのですが、22時から!しか取れませんでした。遅いわーーー、日本ならラストオーダーの時間じゃーーー!で、それまでの時間、“ある場所” に行くことにしたのです・・・

フラメンコに熱狂しているのは・・・?!


“ある場所” とは、どこか?それは、“フラメンコ” です、オーレッ!是非一度、本場のフラメンコを生で観てみたいと思っていた私にとっては、千載一遇のチャンス!ホテルのコンシェルジェにお勧めの劇場を聞いて予約して、いざ出陣!と相成ったわけです。

 

「なんやねん、ここ・・・。めっちゃ、こわいし・・・(T-T)」

 

予約までして臨んだ 有名フラメンコ劇場・・・。つうか、“劇場” とは名ばかりでして、受付でお金を払って通されたのは、地下にある、胡散臭い部屋。なんか、秘密の小部屋みたいな、ドーム状で漆喰もろだしみたいな、密室なんですよね。その中央に、これまた急ごしらえ感満載のステージがありまして、観客であるわれわれは、パイプ椅子に座っている・・・。で、突然、照明が消えて、ギターと太鼓、カスタネットの響きとともに、ステージが始まったのです。

 

「これは、すごい・・・!」

 

いかに私の文章力が稚拙なのかと泣けるほどに、言葉で表現できないぐらいに素晴らしい!実は私、日本でも、ものすごく高級なスペイン・レストランにて、フラメンコを観たことがあったのですが、あれは何だったのか、というぐらい、やはり本場のはスゴイ!私を含め、観客全員が立ち上がって、「ブラボー!」と叫んでいます。

 

フラメンコは、アンダルシア地方に移り住んできたジプシーが起源だとされています。ま、要は、当時の中枢から、相当な迫害を受けていた人々のものだったのでしょう。だから、表立ってやるものではない。アンダーグラウンドの狭い密室で、世間の目を気にしながら、唯一の娯楽を同胞と楽しむ・・・、そんな雰囲気がプンプンしてきます。この陰に隠れてこっそり感が、神秘性を増長しているのは間違いありません。

 

1つ面白かったのは、子供のファンが多いということ。小学校低学年ぐらいの子供が数名、フラメンコの踊りと旋律に熱狂していました。ま、親が好きなんでしょうが、単なる親の押し付けとも思えない。子どもたちは、フラメンコの舞に、純粋に心を打たれているんだろうし、こうやって、自国の文化が脈々と引き継がれていくのでしょう。

 

一方、日本はどうか?例えば、日本の歌舞伎は、出雲阿国を起源としますから、フラメンコと同様の出自であるといえるでしょう。しかし、歌舞伎に熱狂する子供たちがいるかというと、ま、皆無ですわな・・・。能や狂言を観ながら、失神するような子もいない。つうか、大人である私自身が、歌舞伎や能、狂言を全く知らない。これでは、観光立国どころか、文化の継続性すら危うい状況です。成熟社会であるスペインを知れば知るほど、日本の将来が案じられるのは、私だけではないように思います。われわれ日本人も、ある点では、スペインを手本にしながら、成熟社会のふるまいを勉強することができるのではないかと思います。

衝撃の結末?!


スペインを後にして、フランス、イギリスに行ってきました。で・・・、あんまり覚えてないっつうか、印象が薄いっつうか、書くことがないんですよね、これが・・・。ということで、今回のシリーズは、以上!ってことで!!

 

「えーーーっ!」と思われた読者のみなさんもいらっしゃるかもしれません。スペインで7週間も引っ張ったのに、フランス・イギリスは3行で終わりかい!と・・・。ま、でも、こんなもんしょ?何事もメリハリが重要ですからね!!フランスって、もうちょっとインパクトがあるかと思ったんですが、なんか、イマイチでしたね、個人的には・・・。イギリスには過去に何度か行ったことがあるので、特になし・・・。

 

それ以上に・・・、実はこのシリーズを書いている最中にも、シンガポールとマレーシアに出張していたりしまして、そろそろ打ち止めにしないと、ネタが待ち行列になっておるもんで。つうことで、断腸の思いで、ここで打ち切りたいと思います(ホンマか!)。

 

それにしても、スペイン・・・、もう一度、今度は家族と行ってみたいですねぇ~。では!

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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