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タカシの外資系物語

¡ Déjate de tonterías ! タカシのヨーロッパ紀行(その2)2017.03.07

タカシの荷物が超・少ない理由とは?!


(前回の続き)転職して、間もなく1年が経過しようとする今日この頃・・・。期せずして、海外出張のラッシュが続き、今回はスペイン・フランス といった、私にとって未踏の地/初体験の国に行くことになりました。しかし!元来、旅行があまり好きではないタカシは、テンションが全く上がらないまま、荷物のパッキングも中途半端に、日本出国の朝を迎えることになったのです・・・。

 

タカシ 「じゃ、行ってくるねーー!戸締り、気を付けるんだよーー!!」

奥さん 「行ってらっしゃ・・・え?!あ、あなた・・・まさか・・・、それで出張に行くつもり・・・??!!」

タカシ 「う、うん・・・ダメかな・・・?」

奥さん 「ダメ、っていうか・・・、なんかこう、ものすごく違和感あるんだけど・・・、大丈夫なの?!」

 

うちの奥さんが違和感を感じたのも無理もないのかもしれません。なにしろ、私の荷物ときたら、いつも通勤で使っているTUMIのカバンに、相当小ぶりのスーツケース(説明書に、一泊二日用 と書いてあった・・・)たった1つなのですから・・・。

 

奥さん 「ちょっと実家に行ってくる、ってんじゃないんだから、荷物少なすぎない?!超・旅慣れてる、ってのとも違うし・・・」

タカシ 「そうかなぁ・・・」

 

実は私、これと全く同じ格好で、シンガポール・マレーシア1週間出張に行ったことがあるのです。さすがに、空港の担当者も、現地ホテルの受付の人も、相当ビビっていましたが・・・。でもね、実際問題として、こんなもんだと思うんですよ、ホントに・・・。いつもの通勤と違う点って、Yシャツ数枚と着替え用の下着だけですからねぇ・・・、スーツケースなんかいらないと思うんです。

 

ちょっと変わった人、“痛い” ヒトだと思われると困るので(もう十分に “痛い” ってか?!)、なぜ私の荷物が極端に少ないのか?その理由ついて、以下にてご説明します。

 

(1)   パッキングがうまい ・・・ 私、めっちゃうまいんです、荷物詰めるの・・・。まず、スーツケースの四隅を固めて、その後、隙間を埋めていく。で、最終的には、7割程度の容量でフィニッシュする。え?どうして7割しか入れないのか、って?!お土産ですよ、お土産!3割ぐらい空けておかないと、お土産が入らないでしょ、帰りに・・・。だから、私のスーツケースは、行きはスカスカ、帰りは満タン、そんな感じです。

(2)   現地で洗濯をする ・・・ かつて、ロンドンで半年ほど過ごした経験から、私は旅先の海外で、洗濯する 癖 がついています。だから、下着も3セットぐらいあればいい。洗剤も重いので、現地調達。洗剤なんて、日本で買った方が製品の質が良さそうな気がするでしょ?甘い!洗剤にとって重要なのは、水質なんですよ。現地の水の質に合った洗剤は、現地にあるはずなので、その場で調達した方がいいんですな!(と、くだらんことを力説するタカシ・・・)。

(3)   普段から “お泊りパック” を持っている ・・・ コンサルという仕事柄、日常的に徹夜しなければならない状況が発生します。そんなときのために、普段からお泊りパック を携帯しています。だから、荷物の追加なしに、一泊二日程度ならできるというわけ。

羽田空港国際線の効用


「じゃ、行ってくるねーー!」

 

結局、超お手軽な格好で家を出たタカシ。ま、極端な話、パスポート、PC、携帯、財布があれば、何とかなります。アフリカの大平原やアマゾンのジャングルに行こう、ってんじゃないんですから、必要に応じて買えばいいのです。もっと言うと、最低限パスポート!これさえあれば、死にゃしない。いずれにしても、海外出張のコツは、荷物に縛られないこと。絶対に、何とかなりますから、ね!

 

てなわけで、羽田空港 に着きました。最近は、羽田からの国際線も多様になり、成田まで行かなくても済むようになってきましたね。かつては、

 

海外 = 成田まで行かねばーーー! = 家から2時間かかるーーー!

 

というのが定番でしたが、羽田になったことで、1時間程度、早く行けるようになりました。

 

加えて、羽田空港の国際線というのは、成田に比べてコンパクトなので、出国に要する処理も、短時間で済むような気がします。

 

羽田が使えるということで、海外出張冒頭に感じる心理的な圧迫感が、相当緩和されているのは事実ではないでしょうかね。ま、成田の方が「海外よーー、ルルルルーーン♪」感は強いので、好みの問題かもしれませんが・・・。

タカシが航空会社に求めるものとは?!


最初の目的地は、スペインのマドリッドです。昨年から、スペインのイベリア航空が東京-マドリッドの直通航路で飛んでいるのですが、あいにくその日は便がなく、ヒースロー経由でマドリッドに入ることにしました。航空会社は、British Airways です。

 

航空会社に求められる要件として、まず重要なのは、安全性ですよね。次に、時間通りの運航でしょう。しかし、この2つは良し悪しというレベルではなく、当たり前に備えておくべき基準です。海外のフライトは長時間に及びますから、やはりエンターテイメントとか、料理の質とか、そういうのを求めたくなります。

 

これはあくまでも、私の経験上の話、かつ、私の感覚の話なので、客観性があるものではないのですが、アメリカやイギリスの大手航空会社は、エンターテイメントとか料理の質とかがよろしくない!つうか、悪い!!で、今回も・・・ダメでした。何がダメだったかというと・・・

 

料理はいいんですよ、そもそも、そんなに期待してないし。それよりも、映画です。なんと、フライト後、3時間もの間、映画が観れませんでした!(T-T) なんやねん、それ・・・。離陸して、軽い食事をして、ワインでも飲んで、ボーーッとしながら映画観るんが、ええんとちゃうんか!それを、3時間も観れないって、嫌がらせかーーーっ!酒飲んで、寝てしもうたわーーーっ!!ハァハァハァ・・・(T-T)(T-T)

 

というわけで、恨み節を唱えつつ、初めての地 マドリッドに降り立ったのであります!

(次回続く)

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

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