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タカシの外資系物語

タカシ、ベンチャー企業から仕事の “本質” を学ぶ (その1)2016.01.26

タカシ、変化のない仕事を嘆く?!

 

「はーーっ、仕事全然終わんないし・・・ 昨日からずっと同じことやってるし、ていうか、一週間前も同じことしてたし。多分、明日も、一週間後も同じだし! はーーーーーーーーっ・・・(T-T)」

 

ってな感じで、ため息ついてる人、結構多いんじゃないですか? かく言う私も、その一人。“ITコンサルタント” なんて仰々しいタイトルを生業にしていると、傍目からはさぞかしエキサイティングな毎日を送っているように思われがちなんですが、そんなことはない! クライアントに出向いて、ヒアリングして、提案書作って、プレゼンして、報告書が間に合わん!と泣きながら徹夜して・・・、ま、基本的にはこの繰り返し。人事異動とか、それこそ転職とか、仕事内容や環境が劇的に変わるイベントでもない限り、この “ルーティン” は変わりそうにありません。

 

もちろん、毎日がエキサイティングであることが、ステキで優れたことだとは思いません。エキサイティング という言葉の対極に、安定 があるのだとすれば、それはそれで素晴らしい。不安定な国で生活せざるをえない人からすれば、日本人であるわれわれが、安定 よりも 変化 を欲する様は、恵まれた者のわがままにしか見えないのかもしれません。

 

おそらく、冒頭のようなことを考えてため息をついている人(私も含め)は、以下の点を誤解していない(または、理解しているが無視している)

 

(1)   横文字の職業や外資系企業、クリエイターっぽい仕事などに就いている人は、日々変化に富んで、エキサイティングである という 誤解 → 実際には、そうではない。このような職業の人にも当然 ルーティン作業 があって、かつ、日系企業のように作業が定型化されていないので、面倒でストレスが溜まりやすい。

 

(2)   典型的な日系企業における ルーティン作業 に就いている自分は、決して、エキサイティングで変化に富んだ経験をすることはできない という 誤解 → おそらく、これも違う。ルーティン を スピーディー かつ 完璧にやり切る、ルーティンの課題(ムダ、非効率なプロセス)を解決する 等々、自ら変化を仕掛けることは可能。多くの経営者が、若い頃にそういう経験をしている。

 

つまり、自分は何も変わろうとせずに、「隣の芝がめっちゃ青い!」 と嘆いているだけなんです・・・、これは。

 

根っから、“変化を好む” 人たち とは?!

 

・・・ということで、俺が 渇! を入れてやる、おりゃーーーー! などと、アントニオ猪木さんのような精神注入をする気はありません。めっそうもない! 私自身が、渇を入れられる方なんですから・・・。

 
「私、変化が大好きなんですよね!」

 

弊社の採用サイトに、若手のコメントが記載されています(with 満面の笑顔)。 うそつけ! んなわけ、ねーだろ?! などと、画面に突っ込んでみたり。私の解釈では、「変化が大好き!」 という人の大半は、「安定が確保された上で、日々の生活では多少の変化があることが好ましい」 というニュアンスで言っているように思います。

 

もちろん、外資系企業に勤めている時点で、日系企業にいるみなさんよりは、不安定だし、ある意味でエキサイティングな部分は多いとは思います。しかしそれは、好んで受け入れているというよりは、そうであるがゆえに、見返り(≒給料)が多い から、仕方なく受け入れている、という部分が大きいと思います。外資系パーソンの多くはそうであって、安定志向の人が予想以上に多い、というのが私の20年にわたる外資系生活で得た経験則です。

 

では、変な打算ではなく、根っから変化を好み、エキサイティングな環境に自ら身を投じる人っていないのか? 

 

歴史上の人物には、この手の人が多いですね、当然ですが・・・。TVやマスコミで見かける人も、大半はそうでしょう。では、われわれが身を置く、ビジネス社会にはいないのか?

 

いたんです、それが! いわゆる、ベンチャー企業の面々、スタートアップ企業の人々!! 今週から数回にわたって、彼ら・彼女らの 変化を好み、エキサイティングで、一部 “破天荒” な仕事ぶりを御紹介したいと思います。

 

タカシ、初ベンチャー体験で受けた “洗礼” 

 

まず、私がこれから御紹介するベンチャー企業の面々と付き合うようになった経緯からお話しましょう。

 

実は私、昨年の夏ごろから、FinTech(フィンテック) 関係のプロジェクトを担当しています。FinTech というのは、Financial (金融) と Technology (テクノロジー、主にIT) をくっつけた造語でして、ここ最近、異様に盛り上がっています。ま、簡単に言うと、金融系の アプリ ですね。家計簿とか、小口決済とか、ビットコインなんかも含まれます。すごくニッチな分野なんですが、そこで使われるテクノロジーは、クラウド・ビッグデータ・AI(人工知能)など、最先端なものが多く、既存の金融機関やITベンダーでは対応し切れないものがほとんどなのです。ゆえに、技術力の高いベンチャー企業が入り込む余地が出てくるわけで、日本のおけるFinTechのほとんどは、海外と同様に、ベンチャー企業が牽引する状況となっています。

 

私はある日系の大手銀行が進めている FinTechベンチャー とのアライアンス(協業)をアレンジしています。海外の事例を見ても、銀行とFinTechベンチャーの間に、コンサルティング会社やベンチャー・キャピタルなどが入るケースが多く、今回のケースも、それを踏襲した形というわけです。結果、ここ数ヶ月の間、私は多くのベンチャー企業のみなさんとミーティングを持つ等、一緒に仕事をすることが多くなった、というわけです。

 

 

「うーーん、地図はここを指してるんだけど・・・ この掘っ立て小屋に、“会社” があるとは思えんのだが・・・」

 

私はその日、あるFinTechベンチャーS社の方と ミーティングのアポを入れていました。こちらから申し入れた話でもあるので、私の方からS社に伺う段取りとしたのですが・・・ メールで送られてきた地図通りに歩いているのですが、それらしい建物がありません・・・!(T-T)

 

「ええい、ここだ、ここに決まってる! こんにちはーーっ、○○コンサルティングの奈良ですがーーーっ! コンチハーーー!!」

 

この直後、私はベンチャー企業からの “洗礼” を受けることになります。次回、驚愕の展開へ! 乞う、ご期待!!

 

(次回続く)

 

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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