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タカシの外資系物語

各国タクシー事情2001.07.06

外資系企業で仕事をするようになってから、日系企業にいた頃より明らかに「タクシー」を使う回数が増えました。これは給料が増えたという理由ではなく、「時間がもったいない」「駅まで歩いて電車に乗るのは疲れる」という切実な理由から来ているのです。


いくら外資系企業とはいえ、電車が走っている始発から終電までの間は、基本的に電車で移動することになっています。ですから、それなりの合理的な理由がなければ、タクシー代を会社が負担してくれることはありません。


私の場合、だいたいひと月あたり 3 万円程度はタクシー代に消えます。外資系企業では、まぁ平均的なところだと思います。一方、気兼ねなくタクシー代を請求できる場合があります。それは海外出張の時です。海外ではスーツケースを持って街をウロウロ、というわけにはいきませんし、治安上の問題もあります。


タクシーは各国のお国柄が反映されていて、非常におもしろい体験ができます。


( ロンドン ) ロンドンでは、タクシーの運転手になるためには、超難関試験をパスしなければならないため、タクシーの運転手の社会的地位が高く、仕事そのものに誇りを持っています。いわゆる「職人気質」というやつです。


客が乗りこむ座席は、基本的にベンチシートが 1 つ。3 人以上の場合は、進行方向と逆向きの「折りたたみ席」を使います。実はこの折りたたみ席が非常にクセモノなのです。乗ってみれば分かりますが、普通の人なら 5 分程度で確実に酔います。初めてこの席に座ったとき、「タカシどうしたの ? 元気ないわよ」としきりに同僚に聞かれ、本当に参ってしまったことがあります。


( ニューヨーク ) ニューヨークのタクシーは非常にスリリングです。スピードも半端じゃありませんし、何よりも驚くのは、「クラクション」の使い方です。少しでももたついているクルマがあると、彼らは容赦なく、クラクションの「一斉砲火」を浴びせます。


「Hey man! Move it!」( もたもたしてんじゃねぇよ ! どきやがれ ! ) まあまあ、いいじゃないですか、と言いたくなるのですが、ニューヨークではこれぐらい強烈に自分をアピールしないと生き残れないのかもしれません。


タクシーにまつわる思い出で、一番強烈なのはインドネシアのジャカルタに行ったときです。ジャカルタの交通渋滞は世界的に有名で、その日も空港からオフィスまで行くのに、なんと 3 時間もかかりました。オフィスで打ち合わせをして、ホテルに戻るのに 2 時間半。結局、出張の大半はタクシー内で過ごしたことになります。


私が一番気に入っているのは、何と言っても日本のタクシーです。今日も残業で、帰りは真夜中でした。「どちらまで ?」「用賀で下りて、世田谷通り。府中街道を左。そのへんで起こしてください …。」「了解しました」ではおやすみなさい。Zzz...

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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