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タカシの外資系物語

あなたの会社のレベル2001.06.15

あなたが勤めている会社のレベルは、高いですか ? 低いですか ?


私は今の会社に来る前、日系の某銀行に勤めていました。その頃の私の口癖は、「こんなレベルの低いやつらと一緒にやってられないよ !」でした。


さて、晴れて ( ? ) 外資系企業に転職した私は、本当に「レベルの高い」人たちの中で働くことができたのでしょうか ?


最近よく、中途採用の面接を担当することがあります。私が担当するのはもっぱら、日本の金融機関に勤めている 20 代の転職予備軍です。彼らと接していて気付くのは、とにかく現状の職場に対しての文句ばかりが多いということです。


( 採用面接受験者 A さん ) 「ぜひとも御社に入って、自分のスキルアップにつなげたいのです !」


( 私 ) 「ふむふむ。で ?」


( 採用面接受験者 A さん ) 「私は、今の職場に恵まれていません。とにかく周りのレベルが低いのです。これでは自分がダメになってしまいます !」


( 私 ) 「ふーーん …」


私はこの手の人を、間違いなく不合格にします。理由は大きく 2 つ。


まず、自分の会社はともかく、自分の周囲、すなわち同僚の悪口を言う人には外資系企業での「チームプレー」はのぞめません。外資系企業にもレベルの低い人は存在します ( 早晩いなくなる可能性が高いですが … )。また、レベルの高い人であっても、自分とウマが合うかどうかわかりません。外資系は「個人プレー」が重視されると勘違いされている方が多いと思うのですが、業務の大半はチームプレーです。自分にとって「やりにくい」相手と、いかにして仕事をやっていくか、これが重要なのです。


2 つめの理由は、ネガティブな話が多い人は、一般的に外資系には向きません。周りのレベルが低いということは、それだけ自分にチャンスがあるということです。だからアナタは何ができるのか、どのように会社に貢献できるのか、それが重要なのです。


外資系企業では、企業としての仕組みが日系企業とはまったく異なります。しかし、そのことが直接「外資系はレベルが高い」ことにはつながりません。


私の経験では、英語力を除けば、外資系と日系のレベルはそれほど大差ありません。私が新卒で入った銀行でも、上位のエリートクラスなら、外資系にもひけを取らない優秀な人が多かったと思います。しかし、彼らが外資系で実績を残せるかどうかはわかりません。企業が要求する人材のレベルは、外資系と日系で異なりますし、同じ外資系の中でも各社でさまざまだと思います。


要は、「見た目」や「イメージ」といった抽象的・相対的なことではなく、「自分自身の能力」という絶対的なレベルを上げることが、一番重要だということでしょう。

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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