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タカシの外資系物語

英語の重要性 ( 2 ) ( 英語が必要な場面とは ? )2001.03.30

( 前回の続き )前回は、英語は必要だが最重要ではなく、それよりも「ビジネス上の専門分野」を身につける方が重要だ、ということを書きました。それでは、英語がどうしても必要になる場面とは、どのような場面なのでしょうか ?


実際のビジネスにおいては、私はまず「数字の英語」が重要だと思います。顧客との折衝の際に、「値段はいくらなのか ?」「スケジュールは何週間なのか ?」「必要な人員は何人なのか?」という話は頻繁に出てきます。これら数字に関わる会話のたびに、「Pardon?」と聞き返していたのでは話になりません。


以前私が、前職の銀行から外資系銀行に出向していたとき、こんなことがありました。私は金利スワップ ( デリバティブの一種 ) のトレーダー見習みたいなことをしていたのですが、ある日ディーリングのときに「the quarter ( 4 分の 1、この場合金利 0.0025% を指す )」と「three quarters ( 4 分の 3、0.0075% )」を聞き違えたために、800 万円の損害を出したことがあります ( 実はこの世界ではよくあることなのですが … )。


しかし数字にしても、一部の業界を除けば、その場で筆談で確認することができます。私が数字以上に英語が必要だと思う場面は、「外国人の上司に自分を売りこむ」ときだと思っています。


これは転職をする際に、ある外資系企業の日本人の方から言われたことなのですが、彼いわく「英語がそれほどうまくなくても、外資系企業で仕事をすることはできるよ。だけど給料は上がらないし、出世も難しいぞ !」


外資系企業は年功序列で出世するわけではありません。営業成績でボーナスが決まると言ってみても、それはごく一部の話。ある程度のレベルになって、さらに上を狙いたければ、いかにうまく上司に自分を売りこむかということが重要になってきます。その売りこみ方にも一工夫必要です。


「失礼します ! このたびはお時間をいただいて、私を売りこみにやってまいりました !」なんて調子で、役員室のドアをたたくことはできないでしょうから、普段の何気ない会話の中で、それをやり遂げなければならないことになります。たまたまエレベーターに乗り合わせたときなどは軽いアメリカン・ジョークの 1 つでも飛ばしたいところです。


今日は上司のジムと同じエレベーターに乗り合わせました。


「Good morning, Jim!」「Hi, Takashi...」「( 気の利いたジョーク、ジョーク... ああーん、思い浮かばーん ... )Had a good night?」( 「昨夜はぐっすり眠れた ?」って、何聞いとんじゃーわしはー ... )「Working! You too! See you...」


( 仕事してたよ。お前もいたろ ? じゃあな ! )


... やはり何事も、普段からの地道な勉強が必要のようですな ... ガックリ

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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