グローバル転職NAVI
元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。本日は、キャリアの方向性を考えている方のご相談について、アセスメントツール・ルミナを使って解説します。
*この記事は本人の了承の下に書かれています。
今回の相談者・竹下さん(仮称)は 42歳の女性です。大学卒業後、専門学校で教員をした後、行政団体に事務職で転職、その後も事務の仕事を中心に現在6社目の会社で勤務しています。交換留学をしたことがあるので英語はできます。事務の仕事は嫌いではないけれど他にもっと自分に向いている職業があるかどうかと、ツアーガイドの仕事に興味があり適性を知りたいと言うのがご相談内容です。
竹下さんは、抜きんでた強みを1つお持ちです。マンダラでわかるように、直感力が抜群に秀でています。 |
ご本人もアドリブ力と柔軟性には自信があるとおっしゃっていましたが、全くラジオ経験の無い42歳の人材が急にラジオのDJになれるかどうか、生活のレベルを落とさないで済むかどうかは別問題です。冷静に考えると、ラジオのDJへのキャリア転向は現実的ではないだろうという判断に至ります。
それでは次にずっと続けてきた事務の仕事の適性を見てみましょう。「堅実」つまりは細かいことが得意かどうかのスコアが低いので、細かい事務作業はあまり得意ではなく、誤字誤字などミスが出てしまうタイプです。事務の仕事は嫌いでは無いけれど、ミスが多いことをよく上司にも指摘されると竹下さんは苦笑されていました。
これまで事務の仕事が務まっている理由は、24のクオリティを見るとわかります。
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外国人のツアーガイドをするにあたっては、日本人より個人主義でルールを守れない人が多い中、腹を立てずに柔軟に対応する必要があります。竹下さんの強みは、外国人のツアーガイドの仕事で遺憾なく発揮できるはずです。 |
アセスメントツールの結果で転職がわかっても、年齢や環境などで、必ずしもその道に転向できるとは限りません。ただ、自分の強みが明確になるので、強みの組み合わせを活かした趣味もしくは副業ができないかを客観的に考えられると言う意味で、人生の幸福度を上げることができます。ルミナを使ったキャリア相談にご興味がある方は、こちらをご覧ください。
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日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でもないが、TOEIC960点をマークし外資系企業でキャリアアップした経験を元に、個人のキャリアアップを支援している。2011年から18か月、オーストラリアに居住し、海外勤務・海外からの帰国希望者のキャリア相談にも乗ることができる。
個人向けのキャリア相談の他、企業向けに、リーダーシップ研修、チームビルディング、組織分析、異文化マネジメント、グローバルコミュニケーション研修を行っている。ルミナスパーク、ルミナリーダー公認講師、ホフステード異文化モデル公認講師、STAR面接法・認定講師
株式会社AT Globe http://atglobe.jp/
強みを最大限に活かし、個の力を発揮出来る人材を一人でも増やすことで、母国を元気にすることをミッションとする。ルミナというアセスメント・ツールを使い、個人・法人向けの人材育成事業を行う。