グローバル転職NAVI
みなさん、今年のゴールデンウィークはどう過ごされたでしょうか。2014年のゴールデンウィークは並びが悪く、なかなか長い休みにしづらかったわけですが、世間ではそんなことはどこ吹く風とばかりに、長期休暇を満喫した人もいるようです。
しかしゴールデンウィークは元々日本の祝日の並びによって成立している連休期間であり、当然日本特有のイベントであると言えます。ということは例えば、外資系企業にはゴールデンウィークなんてないのでは?といった疑問が浮かびますよね。
外資系で働きたいと考えている人にとって、ゴールデンウィークがどのような位置づけとされているのか、非常に気になるところかもしれません。そこで今回は、実際に外資系企業で働く人たちの声を聞いてみました。
休みの取り方
・カレンダー通りの休みに加えて、有給を使って長期休暇を実現しています。
・企業全体で休みになるわけではありませんが、個人で長期休暇をとる人もいます。
・毎年企業側が休暇取得を奨励しているので休んでいます。
休みと国籍・職種などの関係
・欧米人も中国人も日本人も同じように休みを取っていました。
・欧米人や中国人の方が、権利意識が高いのか休暇をとる割合が多かったです。
・長期休暇が取りやすい職種なので休みが取れるのがうれしいです。
長期休暇の満足度
・家のことや自分のことが出来たので満足しています。
・休みの間も時折メールのチェックなどをしていたので、完全に満足とはいきませんが、開放感を得ることもできおおむね満足しています。
・米国本社とのやりとりがあるので、心から休めたとは感じませんでした。
総論
長期休暇の日にちはおおむね1~2週間程度が多いようです。また、休みに対する意識については、日本人よりも欧米人や中国人の方が休むことは権利であるという意識が強いという意見が多くみられました。日本人の間にもこうした意識が根付いていけば、もっと働く人がすごしやすくなる職場が作れるのかもしれません。
ゴールデンウィークの休みの日数
・ゴールデンウィークの休みはカレンダー通りでした。
・ゴールデンウィークはシステムの移行作業があるので、休日出勤していました。
・業種の都合上休めませんでした。
・アメリカ本社の動きに合わせて、ゴールデンウィークも仕事をしていました。
ゴールデンウィークの過ごし方
・カレンダー通りに休み、その日は家族と過ごしたり飲みに行ったりしていました。
・旅行や実家に言っていました。
・システム移行作業があるのでずっと会社にいました。
ゴールデンウィークに対する満足度
・いつもと同じような祝日でしたが、基本的には満足しています。
・休みが少なく不満足です。
・世間が休んでいる間に働くのは不満ですが、その後代休が取れたのはよかったです。
・自分一人だけ休みを取ることに対して引け目を感じます。
総論
外資系企業はゴールデンウィークにゆっくり休めないという意見は決して少なくありません。特に本社とのつながりが強い企業は本社の営業日に合わせて営業せざるを得ないというケースが多いようです。
また、小売業など業種によっては極端に休みが取得しづらいケースもあるようです。
満足度はやはり長期休暇がある企業と比べると低めです。日本人は休みを取ること自体に対して引け目を感じていることも少なくないようで、まずはこのあたりの意識改革から取り組む必要があるようにと感じました。
結局のところ、外資系企業も日系企業と同様に休みが取れるかは「その会社次第」といえるでしょう。外資系企業か日系企業かということよりも、業種や会社の規模、そして経営者の意識が大きく影響しているといえます。
ただ、日本人の場合は外国人と比べてより休むことに対して引け目を感じやすいのではないかという意見はかなり多いようです。休みを取りやすい環境を整える前に、まずはこのあたりの意識を変えていく必要があるのではないでしょうか。