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皇居ランナーには、なぜ高収入のビジネスマンが多いのか?2013.09.04

昨今は、空前のランニングブームとなっています。マラソン大会では応募者多数により抽選・先着になることもあり、皇居に代表されるランニングスポットには、昼夜を問わず大勢のランナーが見られます。

しかしそうしたランナーと話をしていると、高年収を得ているトップビジネスマンが多いことに気付きます。会社の代表や役員、幹部など、ビジネスである程度のステータスを持つ方が大勢走っているのです。これは偶然のことではなく、実は理由があるのです。なぜ高年収のビジネスマンが「走る」のか、その理由をいくつか紐解いてみました。

■ゴールがある

仕事というものは、ゴールがありません。もちろん「退職」「転職」などその会社での終わりはありますが、自分次第でいつまでも続けられる可能性があります。特に経営者や幹部であれば企業の成長にゴールはありませんし、今より未来を見据えて常に取り組んでいるものですよね。

それに対し、マラソンには必ずゴールがあります。5kmや10km、ハーフマラソン、あるいはフルマラソンなど、決まった距離を走りきればそこがゴールなのです。タイムを狙えば終わりはないのかもしれませんが、コース上には必ずゴールがあります。この「ゴールがある」という点を、ビジネスとは異なる楽しみとしている人が多いようなのです。

■目標達成

マラソンでは、自らに目標を課すこととなります。

・フルマラソンを完走したい
・100kmマラソンを完走したい
・フルマラソンで4時間を切りたい

など、目標は人によって様々です。そして目標を達成するため、自分なりのトレーニングプランを立て、レース計画を立てて走る。ランナーの多くは、目標達成にどん欲なのです。


このプロセスが仕事に近いという考えもあるでしょう。特に目標達成を必須と考えるトップビジネスマンは、マラソンであれ目標を決めればその達成のために全力で挑みます。そうしているうちに、どんどん上を目指し、ハマッていくのだと言えるでしょう。

■考える時間

経営者や幹部、あるいは高年収を実現するトップビジネスマンは、一般の社員と比べても常に多くのことを考えています。悩みや戦略、将来の展望などさまざまですが、この「考える時間」に「走る」ことが最適という意見もあるのです。

走れば、当然のことながら疲れてきます。疲れると思考も研ぎ澄まされ、余計なことを考えなくなります。すると自然のうちに、本質的に必要な考えだけが頭に残り、答えを得られるのだというのです。つまり走る時間を作ることで、結果的に思考に関わる時間の節約へと繋げているわけなんです。

トップビジネスマンは、時間を大切にする傾向があります。「考える」ことは大切ですが、直接的に生産性のあることではありませんよね。考える時間の質を上げ、ムダを無くすという意味で、走ることを選択しているという事なのです。

その他にも、仕事では出会えないような人物との交流を得られたり、多忙だからこそ走ることをリフレッシュの手段とするなど、さまざまな理由があげられるでしょう。彼らの気持ちを体感してみたいなら、試しに皇居を走ってみたらどうでしょうか。1度や2度では分からないかもしれませんが、継続する中で得られるものはあるでしょう。

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