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有元美津世のGet Global!

日本人だけじゃない ― 英語学習者に共通する間違い(2)2019.06.11

 

 日本人の英語には、「日本語が透けて見える英語」(日本語直訳)であることが多いのですが、ロシアの友人ナディアの英語を見ていると日本語に限らない、と思うことがあります。たとえば、ナディアから届いた下記のメッセージ。 

x The soup has very thick condition.  →  The soup is very thick.

 

 上記は「そのスープは、すごくドロっとしている」という意味ですが、「状態、状況」を直訳して、conditionやsituationをやたらにつけまくるのは、日本人にも多く見られる傾向です。

   たとえば「スープ状のカレー」は、

 x curry in soup condition   →  soup curry

 

 「建物の保存状態がいい」

The building is preserved in good condition. → The building is well preserved/maintained.

 

 「保存状態が悪い」であれば、  It’s poorly preserved/maintained.

 

 「緊張状態」は、tense conditionではなく、

「試合の前は極度の緊張状態に陥る」

 I get extremely nervous/tense before a game.

 

「二国間で緊張状態が続いている」

 There continues to be tension between the two countries.

 

 日本語の「状態」が、自然な英語では”condition”にはならないということを見てもらえたでしょうか。

 

So vs Such

 

   下記も、ナディアがよく間違える点です。

 

x You’ve done so great job.    →  You’ve done such a great job.

  「so とsuchの使い分け」については、いろいろな国の人がネットで質問をしています。

基本的に、soが修飾するのは形容詞(または副詞)、suchが修飾するのは名詞であり、後ろにjobという名詞が来ているので、suchでなければならないということです。

 

You are so smart. (あなたは、とても頭がいい。)

You are such a smart person. (あなたは、とても頭のいい人だ。)

 

 日本では、英語の授業で You are so smart a person といった誰も使わないような古めかしい表現まで教えるので、余計ややこしいですね。こんな構文は無視し、上記の2パターンのみ覚えてください。

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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