エンジニア人材のネットワーク化、関西からも加速中!
エンジニア人材のネットワーク化、関西からも加速中!
―お2人が、アデコで働くことになったきっかけを教えてください。
増田(敬称略):私はもともとエンジニアの人材サービスを提供していたグループ会社の「VSN」で勤務していました。それまでに関西での勤務経験もあったため、転籍という形でアデコにジョインしました。
藤田(敬称略):私が新卒の就職活動をしていた頃は、派遣社員という働き方が世の中に定着してきた時期でした。働き方の多様性が広がり始めた頃だったので、さまざまなスタイルで働きたい方たちをサポートしたいと思って入社を決めました。
―仕事で一番やりがいを感じるのは、どんなときでしょうか?
藤田:転職を考えている方は、現在の仕事に何らかの不満や不安を抱えていることが多いです。その状況から新しい仕事先が決まることによって、求職者の悩み解決に貢献できたと思えたときですね。私が人材業界で長く仕事を続けているのも、やはり「人が好き」という理由につきますから。
増田:人材サービスのグローバルリーダーであるアデコで働くことによって、各国の人材業界における変化をいち早く感知しながら、新しいフィールドやビジネスにトライできる恵まれた環境があります。高い情報感度を持つことができるのは私にとってのやりがいであり、クライアントや求職者の皆さんにとっても、大きなメリットに繋がっていくと思います。
―2019年4月から外国籍エンジニアに特化したサービスが始まりましたが、アデコで採用されてからエンジニアが配属先に派遣されるまでの流れを教えてください。
藤田:採用後はエンジニアの希望をより詳細の部分まで聞かせていただき、候補企業をいくつか選びます。企業様に私たちの人材がマッチするのか打ち合わせを行い、エンジニアの配属先を決定させます。就業前にはエンジニアと配属先の担当者が、お互いに顔合わせできる場をもうけています。
―外国籍のエンジニアと多く接するようになってから、仕事に対する気持ちの変化はありましたか?
増田 :外国籍エンジニアの採用を進めるに当たり、さまざまな文化や宗教について、直接自分で触れる機会が格段に増えました。エンジニアを通して各国の歴史を知る機会も増えたので、さまざまな国の事情も深く学ばせてもらっています。出身国の違いを意識しすぎないように、個人個人のバックグラウンドを尊重するようにしています。
藤田 :私は20年以上にわたって人材業界におりますが、外国人エンジニアと接するようになってから、「多くの人材に働きやすい場所を提供したい」と、より強く思うようになりました。クライアントの中にはエンジニア不足に悩まされながらも、外国籍の方を採用することに壁を感じている企業様も、まだまだ多いです。エンジニアのスキルがクライアントのニーズとマッチしていても、外国人ということで不利になってしまうケースを目の当たりにすることもありました。そこで私たちが、労働意欲の高い求職者と人手不足に悩む企業を繋ぐべく、両者をサポートしていきたいと思っています。
―関西エリアのグローバル人材市場は、今どんな状況ですか?
藤田:私たちが関西エリアで採用した方は、機械系のエンジニアです。3年ほど大阪で電化製品の設計に携わっていらっしゃって、アデコ入社後も電化製品の設計を行う企業で働くことが決まっています。
増田:ここ2年で、ベトナム出身の方が急激に増えた印象があります。ベトナムはGDP成長率が伸びていて経済も好調ですし、LCCで関西国際空港までの直行便があることも影響していると思います。
藤田 :私たちが採用面接でお会いする方たちは、すでに関西に生活基盤のある人たちが現在のところ約9割になります。Modisの事業計画は2段階に分かれていて、現在は1stステップである“日本在住の外国人エンジニア”の採用段階になります。2ndステップは今後の人材マーケットの動きも視野に入れて一部をすでに始めていますが、今後は海外在住の方を関西(日本)に連れてくるサービスにも力を入れていきます。
―関西で働く良さは、どんなところですか? 増田 :関西は朝の通勤が東京ほど混雑しないので、外国人の方も住みやすいと思います。特にヨーロッパから来日する方は、場所や時間に縛られない“スマートワーク”を取り入れたい方も多いです。関東よりも関西の方が家賃相場は安い傾向があるので、通勤先から近い場所に住みやすく、東京に比べて働く場所と住む場所のストレスがかなり軽減されると思います。関西からも積極的に外国籍の人材を採用して、関西から世界に繋がり、世界から関西に来てもらうネットワークづくりを加速させていきたいです。
―現在は、どんな人材を求めていますか?
藤田:システム開発やインフラ設計など、“IT”をキーワードに括れるスキルであれば、幅広く人材を採用していきたいと思っています。また機械系のエンジニアも分野を問わず、幅広く採用させていただきたいと考えています。
増田:英語ができるエンジニアの方はIT系の情報収集にも長けているので、開発の言語や新しいツールを使って会社の生産性を上げてくれるような人は企業からのニーズが高いです。Modisとしても、企業へ新しい提案できるようなエンジニアは積極的に採用していきたいです。
増田:アデコの正社員とは言え、普段の仕事はそれぞれクライアント先に出社するので、普段はなかなか顔を合わせる機会がありません。エンジニア同士が繋がりやすいようなイベントも、これから実施していきます。徐々に100名以上の規模まで採用を増やしていく予定なので、エンジニア仲間でチームワークを発揮できる方も、アデコに向いていると思います。
―今後の目標を教えてください。
藤田:Modisの事業計画を順次進めながら、スキルがあっても外国籍というだけで不利になってしまう採用状況を、私たちが壊していきたいです。日本語ができなくても優秀なエンジニアを日本に呼び寄せて、英語でビジネスが回る仕組みを整えていくことで、Modisが新たなマーケットを開拓していきたいと思っています。さらにその先、日本で経験を積んだ方が母国に帰るときの支援までを視野に含めています。
増田:アデコは世界中に拠点がありますから、アデコの正社員になることでグローバル規模の大きなネットワークを利用できるようになります。私たちの所属している関西エリアには若手も多く、元気なメンバーがそろっているので、関西エリアで働きたい方はぜひご応募ください!