中国語を必要とする仕事が増えるにつれ、仕事上でどこまで中国語を使いこなすことができるのかが、重要になってきます。中国語の検定試験にも、英語と同じく「英検」的なもの、「TOEIC」のようにスコアで出るものなど、複数の試験があります。次の4つの試験の概略をご紹介します。
中国語コミュニケーション能力検定(TECC)
レベル | 総合スコア | レベルの意味 |
A | 1,000−900 | 中国語の専門家はこのレベル! ノンネイティブとして充分なコミュニケーションができるレベル。微妙なニュアンスの理解・伝達ができ、あらゆる生活の場面で不自由のないレベル。 |
B | 899−700 | 海外で活躍したい人はこのレベル! 表現は豊かになり、不自由なく日常生活でのコミュニケーションができる。専門分野の学習をすれば、ビジネス上の交渉・説得も可能なレベル。海外赴任は700点が目安。 |
C | 699−550 | 仕事で使えるレベル! 日常会話の必要を満たし、限定された範囲内でのビジネス上のコミュニケーションもできるレベル。600点なら国内の中国関連業務に従事可能。中文専攻の4年生は670点を目標に。 |
D | 549−400 | 簡単な日常会話レベル! 簡単な依頼や買い物、旅行など、特定の場面や限定的な範囲でのコミュニケーションができるレベル。 |
E | 399−250 | 挨拶レベルから卒業できる! 基本的な事項の確認や自分の意思を伝えられるレベル。相手が配慮してくれる場合は、ある程度の会話もできる。 |
F | 249− | ステップアップの第一歩! 挨拶はある程度でき、日常生活の基本単語が聞いてわかるレベル。会話に重点を置いた学習を |
中国語検定試験(中検)/ スコア式ビジネス中国語検定試験
レベル | レベルの意味 |
1級 | 中国語を高いレベルで駆使しうる能力の保証。 |
準1級 | 中国語を使用する実務に即時従事しうる能力の保証。 |
2級 | 中国語を使用する実務能力の基礎づくり完成の保証。 |
3級 | 中国語の一般的事項マスター,自力で応用力を養いうる能力の保証。 |
4級 | 中国語の基礎マスターの保証。 |
準4級 | 中国語学習の準備完了の保証。 |
レベル | レベルの意味 |
90点以上 | 中国語関連実務が十分可能なレベル |
80〜89点 | 中国語関連実務が限定的だが可能なレベル |
70〜79点 | 中国語関連実務に初歩的に対応できるレベル |
50〜69点 | 中国語関連の実務対応にはもう一歩のレベル |
50点未満 | 中国語関連の実務対応には不十分なレベル |
漢語水平考試
HSK高等 | ||
高等A級証書 11級 | ||
高等B級証書 10級 | ||
HSK初中等 | 高等C級証書 9級 | |
中級A級証書 8級 | ←文科系大学入学時の中国語能力最低レベル ←理工系大学入学時の中国語能力最低レベル |
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中級B級証書 7級 | ||
中級C級証書 6級 | ||
初等A級証書 5級 | ||
HSK基礎 | 初等B級証書 4級 | |
基礎A級証書 3級 | 初等C級証書 3級 | |
基礎B級証書 2級 | ||
基礎C級証書 1級 |
ビジネス中国語検定
レベル | レベルの意味 |
1級 | ※現在1級は中国語学会で検討中 |
2級 | 中国ビジネス全般に亘り、相当な理解力、表現力を持った中国語を駆使しうるレベルで、一般的な通訳、翻訳もできること。 |
3級 | 中国ビジネス全般に亘り、基本的な理解力、表現力を持った中国語を駆使しうるレベルで、簡単な通訳、翻訳もできること。 |
4級 | 学習時間150時間程度で、ビジネスに初歩的に対応でき、基本的な意思疎通ができる。 |
検定レベル一覧
中国語の検定はいくつかの種類があり、中国語のビジネスでのニーズが高まるとともにビジネスでの能力を測るテストが近年新設されています。それぞれのテストごとの評価基準の違いは下記の通りになります。![]() |
漢語水平考試 HSK |
中国語コミュニケーション協会 TECC | 中国語検定 | スコア式ビジネス中国語検定試験 | ビジネス中国語 検定試験 |
中国語の専門家 充分なコミュニケーションができ、微妙なニュアンスの理解・伝達ができる |
高等A級証書 11級 | A 1,000-900 |
1級 | ※現在1級は中国語学会で検討中 | |
高等B級証書 10級 | |||||
高等C級証書 9級 | |||||
中級A級証書 8級 | |||||
海外で活躍したい人 日常生活でのコミュニケーションができ、ビジネス上の交渉・説得も可能。 |
中級B級証書 7級 | B 899-700 |
準1級 | ||
中級C級証書 6級 | 2級 | ||||
仕事で使える 日常会話ができ、限定された範囲内でのビジネス上のコミュニケーションもできる。 |
初等A級証書 5級 | C 699-550 |
2級 | 90点以上 | 3級 |
初等B級証書 4級 | 80-89点 | ||||
初等C級証書 3級 | 70-79点 | 4級 | |||
簡単な日常会話 特定の場面や限定的な範囲でのコミュニケーションができる |
基礎A級証書 3級 | D 549-400 |
3級 | 50-69点 | |
50点未満 | |||||
意思疎通 事項の確認や自分の意思を伝えられる。ある程度の会話もできる。 |
基礎B級証書 2級 | E 399-250 |
4級 | ||
挨拶 挨拶はでき、日常生活の基本単語が聞いてわかる |
基礎C級証書 1級 | F 249- |
準4級 |