応募した企業について、入念に下調べをしてから面接に挑むのが、成功への第一歩です。
そうすることで、面接中の質問にも答えやすくなりますし、逆に応募者の側から質問を投げかけやすくもなります。
最低限知っておくこと:経営理念・企業氏名、その企業の製品やサービス、ライバル企業、創設年・創設者、従業員数、売上高、業界全体での位置づけ、潜在的な成長能力・可能性
・企業のホームページ
・Daijobなどの求人サイト
企業が掲載している「企業情報」や「注目ポイント」も活用しましょう。
・ビジネス誌
・四季報(上場企業)
・外資総覧(外資系)
転職・就職活動する上で欠かせないのが情報収集。
インターネットが普及してから、それらの情報は簡単に手に入るようになりました。
こちらのアンケート結果をみても、企業のホームページや求人サイトといったネットを利用した手段が80%以上を占めています。
ネットを利用すれば、多くの情報を入手することができるため、応募企業の業務内容、財務状況などの基本データのほか、最近の会社や業界に関する最近のニュースもチェックしておきましょう。
面接では、「自分と企業側とが、適正に関して意見を交換する」「お互い条件を満たすか判断する」という場です。企業側は、応募書類上以外で応募者の分からない部分(スキル、適正)について確認を行うため、応募者側は、自分のキャリアとマッチしているかを確認します。
応募者が会社側のニーズを満たせるか、具体的に、かつ的確に伝える必要があります。そのためには、面接で聞かれる質問を想定し、それを回答できる準備をすることは必須です。
面接で聞かれる質問の予想・解答を準備&練習
質問することにより、応募職に対する意欲を示すことができ、自分を売り込むチャンスとなります。また、あなたの志望キャリアとマッチしているかどうかなど判断材料にもなります。そのため、あらかじめ質問を用意しておきましょう。
研修や、昇進のチャンスについて質問することなど、決して失礼ではありません。ただし、簡単に入手できる情報について質問するのは、自分の勉強不足を表すことになるので、避けましょう。
外見で人を判断するなんて! と、憤慨する前にちょっと考えてみましょう。
これは、逆に言えば身なりを整えるだけで、相手に好印象を与えることができてしまうということです。
そして、面接当日は、早めに自宅を出るのが鉄則です。
遅刻しそうになって、駆け込んだためにせっかくのスーツが汗だくということでは、準備も台無しです。パリっとしたシャツの感触と、時間的なゆとりが、きっと自信を与えてくれるはずです。
いよいよ面接官に対面となったら、しっかりと目を見ながら、握手をしましょう。こういった行動は、日本の文化では失礼にあたるかも知れませんが、欧米の文化ではこれによって、あなたの自信と熱意を示すことができます
外資系面接の体験者についても、服装、表情を半分以上を占めるように視覚的な部分に気をつけている方が多いようです。
具体的には、髪型、服装(乱れてないか)、爪、足元(泥が跳ねてないか)などが上げられます。
好印象を残すため“清潔感”をキーワードに、身だしなみを整えて面接に挑みましょう。
外資系企業での「好印象」とはどんなものでしょう?
それは、緊張しすぎないで、リラックスした様子を見せること。そして、笑顔を絶やさないでいることです。
上下関係がはっきりしている日本企業では、とにかく礼儀正しくすることに重きを置きがちですが、「礼儀正しく、おとなしい人」と思わせるより「この人と働きたい」と相手に思わせることが大切です。
そのため、外資系企業の面接ではもっとリラックスし、疑問に思うことは何でも質問をしたほうが良いでしょう。
面接で大切なことは、あなたの熱意を伝え、なおかつ良い印象を与えることです。難しいことかも知れませんが、微笑みを絶やさず、緊張を感じさせないようにしましょう。姿勢は特に気をつけて、背筋を伸ばして座りましょう。
印象の大半が視覚的要素で決まります。ボディランゲージは、その大きな一端を担っているのですが、多くの応募者がそれらの意味に気づかず、ネガティブな印象を与える動作を繰り返していることがあります。あらぬ誤解を呼ばないように、表をチェックしてネガティブな動作を止めるように気をつけましょう。
ボディランゲージ 一覧 | |||
---|---|---|---|
動 作 | 解釈される意味 | 動 作 | 解釈される意味 |
姿勢が良い |
安定、自信がある |
前かがみになる |
興味を示す、注目している、ポジティブな攻撃性 |
背筋を丸める |
不安、受身 |
笑顔 |
フレンドリー、励まされる、満足した、理解がある |
アイコンタクトをとる |
断定的、自信がある、フレンドリー、誠実 |
唇を噛む |
ナーバス、恐れている |
アイコンタクトを避ける |
ナーバス、不安、恐れ、ごまかし、冷たい |
足踏みをする |
ナーバス |
目を細める |
怒り、憤慨、反対 |
あくびをする |
退屈している |
鼻の穴を広げる |
怒り、イライラ |
鼻をこする |
嘘をついている、疑っている、拒絶している |
腕を組む |
怒り、防衛的、反対、否認、ネガティブな攻撃性 |
首をかしげる |
興味がある |
脚を組む |
防衛的 |
耳たぶを引っ張る |
優柔不断 |
眉を上げる |
驚き、不信 |
手を頬にやる |
考えている、値踏みをしている |
面接の最後に、ポジションに興味がある場合次のステップは何かを尋ねましょう。インタビューの最後にオファーを受け、あなた自身がそれを望んでいるのなら、その場で受けましょう。考える時間が必要ならば、臨機応変かつ礼儀正しく対応し、いつまでに返事ができるかをはっきりと知らせておくのがベストです。
帰宅後、面接官にわざわざ自分のために時間を割いてくれたお礼と、その企業で働くことに対する熱意を綴ったサンキューレターを出すのも良いでしょう。メールにするか手紙にするかは迷うところですが、面接官のタイプをみて、またそれぞれの利点を考慮し、状況にあわせて選びましょう。
メールで送る方が半分以上を占めました。
面接官はたくさんの方と面接をしていますので、ここでさらに印象付けるために、またビジネスマナーとして、サンキューメールまたはレターを送る方が多いようです。
面接を終えた当日、遅くとも翌日に礼状を送って面接を締めくくりましょう。