Global Career Guide
つぶやきであるはずのツイッターでも、学術論文でしか使わないような単語を使っている人がいます。フォローワーさんのツイートを見ていて、「すごく簡単なことなのに、なんでこんなに難しく言うのかな」と思うことが毎日あります。 <堅苦しい日本語英語の例> x Thanks for your fruitful
前回、辞書の問題点について軽く触れましたが、これは著書「ロジカルイングリッシュ」ではスペース的に書けず、実は強く言いたい点なのです。 とくに英語初級者の人は「辞書に載っていることはすべて正しい」と信じています。私が「英語では、そういう表現はしない」と言っても、「そう辞書に載っていました」と反論する人もいます。 とくに和
これまで「日本語を一言一句、英語に訳そうとするべきではない」と書いてきましたが、文でも同じことが言えます。日本語で一文だからといって、英語でも一文である必要はないのです。 下記の悪い例は、「オンラインで買おうかどうしようか迷っていた物が、迷っているうちに売り切れてしまった」という日本語を英語でも一文で表現した典型例です
前回、とくに英語初心者は、日本語の「○○」という単語に対し、英語にも相当する単語があると信じている人が多いと書きましたが、単語だけでなく、日本語にある概念だからといって英語(他の言語)にあるとは限りません。 私が昔から「的確な英語表現がない」と思っている日本語に「(男性が)渋い」があります。昔でいえばCharles B
5月末に、新刊「ロジカルイングリッシュ」が出版されました。実は、この企画、ダイヤモンド社さんの方からいただいたのですが、私は、これまで20冊以上、英語関連本を出しているものの、ビジネスパーソンの視点に立った中級者以上向けの例文を中心とした書が主なため、「私に初級者を含めた英語学習者の視点のものが書けるのか?」と当初、戸
前回、アメリカでは、先の大不況でルーティンワークの職が激減し、回復していないと述べました。 「職が失われた」というと、とくにアメリカでは「賃金の安い国にアウトソースされた」という話になるのですが、先の研究者らは、ルーティンワーク職は、海外へのアウトソーシングよりも、自動化・機械化(automation)によって置き換え
アメリカでは、金融危機後の大不況は、数字の上では2009年に終わったのですが、雇用がなかなか回復せず、雇用なき回復と呼ばれてきました。失業率は、昨年後半、6%以下に下落しましたが、労働参加率(Labor Participation Rate)は昨年から63%を切り、過去36年で最低の水準です(就職をあきらめ、就職活動を
昨年、「大学を出ても職がない」シリーズで書いたように、とくに文系が就職に苦戦しているわけですが、IT人材が不足する中、仕事を見つけるためにプログラマーを目指す文系出身者らもいます。 現在、全米に約40の民間プログラミングスクールがあると言われており、その大半が12~14週間の短期の養成コースです。(coding sch
これまで、就職や収入において、大学でコンピューターや工学を専攻したり、 ITスキルを身につけるのが有利だと述べてきました。 「自分は文系だから、IT職じゃないから関係ない」なんて思ったら、大間違いです。これまでITとは関係ないと思われていた分野や職種でも、コンピューターを利用したデジタルスキルが不可欠となりつつあります
昨年、人材需給のミスマッチについて書きましたが、 下記のグラフにあるように、アメリカでは、過去4年、求人は増える一方、採用はなかなか増えない状態です。 アメリカでは、現在500万職の求人があると言われており、そのうちの12%、50万以上がIT職であるとのことです。民間のIT職の3分の2がIT業界以外にあり、医療、小売、
大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。訪問した国は70ヵ国以上。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など30冊。