オリンピック関連英語表現（3）デビュー、連勝
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　パラリンピック（the Paralympics)が始まったことですし、オリンピック関連英語表現をもう少し紹介したいと思います。

　「デビュー」という外来語は、日本語でも定着していますが、日本語では芸能界などに「人がデビューする（make one’s debut)」という形で使われることが多いですね。英語の”debut”も、「オリンピックデビュー（オリンピック初出場）」というよう　に人に対しても使われますが、「今回、初めて五輪種目になった」という際も、「五輪種目としてデビューした」という意味で”debut”が使われます。

She made her Olympic debut at the Tokyo Olympics.
（彼女は、東京オリンピックで、オリンピックに初出場した。）

He finished his Olympic debut with a gold medal.
（彼は、初のオリンピックを金メダルで終えた。）

Breakdancing will make its Olympic debut at the 2024 Paris Olympics.
（ブレイクダンスが、2024年パリ五輪で新種目となる。）

France beat Japan to win gold in the Olympic debut of mixed team judo.
（五輪初の柔道混合で、フランスが日本を破って金メダルを手にした。）

　  オリンピックに限らず、「連勝」には”winning streak”が使えます。”Streak”とは、元々、「筋」という意味ですが、通常、勝敗に関して「連続」という意味で使われます。

The US women’s basketball team won its 7th consecutive gold medal, extending its winning streak to 55 games.
（米女子バスケチームは、東京で、金メダル７連覇、55試合連勝を果たした。）

Japan’s Ohashi ended the winning streak of Hungary’s “iron lady.”
（日本の大橋選手は、ハンガリーの「鉄の女」の連勝をストップさせた。）

The Buffaloes lost to the Lions after a 4-game winning streak.
（オリックスは西武に負け、４連勝で止まった。）

　なお、”winning streak”は、株式市場などに対しても使えます。

These stocks are on a stunning winning streak.
（これらの株は、目覚ましい上昇を続けている。）

Bitcoin ended a 10-day winning streak.
（ビットコインの連続上昇は10日でストップした。）

　「長い間、メダルを獲得していない、勝っていない」ことを表すのに、英語では”drought”が使えます。”Drought”とは、元々「日照り、干ばつ」という意味ですが、転じて「あるべきもの、欲するものが欠乏している状態」という意味で使われます。

Japan hoped to end a 53-year medal drought in men’s Olympic soccer/football.
（日本は、男子オリンピックサッカーで、53年ぶりのメダル獲得を期待していた。）

The Philippines’ long gold-medal drought is over.
（フィリピンは、長年の念願だった金メダルを獲得した。）* 同国初の金メダル獲得。