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有元美津世のGet Global!

ウィズコロナ時代の転職 ― 英語力が有利に2020.12.15


 Daijob.comを展開するヒューマングローバルタレント社が、同サイトに登録している求職者で、求人を掲載している企業からスカウトを受けた人のデータを分析したところ、求職者の英語力によって年収に大きな差が出ていることがわかりました。

 パンデミック発生前(2019年4月から2020年3月)とパンデミック発生後(2020年4月~9月)で求職者の年収を比較したグラフが下記なのですが、英語力が日常会話レベル、ビジネスレベルともに、どの年代でも、パンデミック発生後の方が企業から高い年収でスカウトを受けていたのです。とくにビジネスレベルの英語力がある人では、50代の年収はパンデミック前と比べて83万円増加と、全年代のなかで最も大きく伸びています。

(出典:Daijob HRClubレポート 「アフターコロナ時代、英語力が年収に与える影響は?」)


 これは、コロナ禍で、企業が、英語力などスキルを備えた即戦力として活躍できる経験豊富な人材を求めているという表れかもしれません。

とくにビジネス英語のできる50代の女性

 

 下記のグラフは、女性転職者の英語力のレベルによる年収を比較したものですが、パンデミック発生前と後ともに、20代では大した差がないにもかかわらず、年代が上がるにつれて大きな開きが出ています。とくに50代の女性では、パンデミック発生前から、ビジネスレベルの英語ができる人は、日常英語レベルの人に比べ、年収が1.4倍だったのですが、発生後は、それが1.7倍に拡大しました。日常会話レベルの英語力の50代の女性が、唯一、パンデミック発生後に年収が減っているのです。

(出典:Daijob HRClubレポート 「アフターコロナ時代、英語力が年収に与える影響は?」)

 これによって、ビジネスレベルの英語力は、転職活動において有利であり、コロナ禍のような厳しい雇用状況でも、企業から高い年収でスカウトを受けることが可能であることが分かります。
 2019年の国税庁の調査では、年齢が上がっても女性の平均年収に大きな変化はなく、とくにビジネスレベルの英語力のある50代の女性では、女性平均年収と比べて2.2倍(369万円)の年収差となりました。

備えあれば憂いなし


 これは、50代の女性が、転職を前にして、大慌てで英語を勉強すればいいということではありません。若いうちからビジネスレベルの英語力を身に着け、かつビジネス経験も養えば、50代になっても職に困らないということです。

 今回、パンデミックで経済が大きな打撃を受けましたが、今後も、何度も経済は浮き沈みを繰り返します。将来、また経済が落ち込んだ際に困らないよう、今から、英語力をはじめとしたスキル磨きに努めたいものです。

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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