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有元美津世のGet Global!

和製英語に気をつけよう(47)ー ハードワーク(1)2019.07.09

 

   コパアメリカとFIFA女子ワールドカップが終了したところで、久々にサッカー用語について書きたいと思います。

 前々から気になっていた「ハードワーク」。サッカーや他のスポーツで、よく聞かれますが、「試合中に、よく走り、球際で負けず、ボールを取られたら取り返しに行く」といった意味で使われるようです。 

「チームにとって、ハードワークが報われた」

  Hard work paid off for the team.
 

「試合を通したハードワークで、完封勝利に導いた」

  His hard work throughout the game led to a shutout (win). 

  日本語の「ハードワーク」が、英語では、必ずしも”hard work”という名詞にはなりません。下記のように、”work hard”と動詞が使われるときの方が多いと思います。 

「11人は、90分間、ハードワークを欠かさなかった」

  The eleven players never stopped working hard for 90 minutes. 

「彼は最高のプレーをし、ハードワークをこなしていた」
His performance was outstanding, including working hard.

 

Hard Work

  英語の”hard work”には、狭義で「試合で走り回る」という意味はありません。英語のhard workは「勤勉、一生懸命力を注ぐこと」という意味で、スポーツであれば、試合に限らず、日ごろのトレーニングなどを欠かさず、努力することを指します。(日本語の「ハードワーク」も、そうした意味で使われることもあるようですが。)

 次回で詳述するつもりですが、日本語の「ハードワーク」は「キツイ仕事、重労働」という意味で使われることが多いようなので、下記のような場合「努力」の方がしっくりくると思います。 

 I want to show the young players what hard work leads to.

(若い選手たちに、努力すればどのような成果が得られるかを見せたい。)

 

 All the years of hard work prepared me for this game.

 (何年も努力してきたので、この試合には準備ができている。) 

 下記は、NBAの選手(Kevin Durant)による名言です。直訳すると「才能が努力しないとき、努力が才能に勝る」ですが、「一生懸命努力すれば才能を超えることができる。努力を怠れば才能を発揮できない」という意味になります。 

Hard work beats talent when talent doesn’t work hard.

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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