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有元美津世のGet Global!

フィリピンの魅力(2)― 親切でフレンドリー2019.03.26

 

 前々回、「フィリピンの治安はベトナムなどよりいい」と書きましたが、ベトナムで横行するタクシーのぼったくりにも、フィリピンでは遭遇しませんでした。

 メーターを使わなかったり、遠回りしたりするなどするのタクシーのぼったくりは、ベトナムだけでなく、東南アジア各地で横行しています。

 マレーシアでは、数年前、仏人観光客がクアラルンプールの市内6km先、数百円で行けるはずの目的地に行くのに、70kmの市外まで遠回りされ2万円近くを請求されたことがニュースとなりました。クアラルンプールの友人も「僕たち地元の人間もぼったくられるんだよ」とこぼしていましたが、マレーシアではGrabなど配車アプリが普及しているので(女性の運転手も多い)、タクシーは使わなくてすみます。ベトナムでもGrab Bike(バイク版)しかなかったのが、昨年からGrab Carも登場し、移動が楽になりました。

 東南アジアでぼったくりが一番ひどいと思うのが、インドネシアなのですが、Uberの市場撤退前には運転手がタクシーの運転手にボコボコにされるなどタクシー会社による配車アプリへの反発も激しく、配車アプリも使いづらいものでした。

 一方、フィリピンでは、セブ市内でタクシーに6回乗りましたが、一度もぼったくりに遭わず、感動しました。(ニコリともしない運転手らは運転席から一切出ないので、トランクの荷物は自分で出し入れしなければなりませんが。)

正直で親切なフィリピン人

 

 ベトナムでは横行している「釣銭詐欺」も、フィリピンでは経験しませんでした。それどころか、ボホール島(アンダ)の屋台で、100ペソ(紫色札)を渡したつもりが、1000ペソ札(青色札)を出していたらしく、店主がお釣りをもって追いかけてきてくれたことも。その正直さにビックリ!*

 また、セブ島のモアルボアル(Moalboal)では、宿泊先のセーフティーボックスに貴重品を忘れたことに数日経って気づいたのですが、宿泊先に連絡するとすぐにオーナーが見つけてくれました。私は、すでに別の島に渡っていたのですが、「1週間後にセブに戻るから」と言うと「FedExやDHLはなく、郵便は時間がかかるから、セブ市のバスターミナルまで取りに行けるならバスで送る」ということで、当日、指定のバスを待っていたら、非常に丁寧に梱包されて届きました。それも無償で!

 アメリカに30年住んでいる間に、いろいろな忘れ物をしましたが、出てきた試しナシ! カフェに忘れた30年落ちのプチサイズのコートすら出てこなかった...

 また、(愛想の悪いベトナムと違い)フィリピン人は概してフレンドリーで、(社会主義国にはない)サービス精神もあります。

 街中でも迷っていると、向こうから声をかけて助けてくれることも、よくあります。そういう点では、インドに次いで親切です。(インドでは、おせっかいなくらい助けてくれます。英語ができない人でもヒンズー語で。)

 最初に書いたように、フィリピンでは、ほぼどこでも英語が通じるのも、大きな魅力です。

 

 

* フィリピンでも、当然、観光客に対する詐欺行為はありますし、フィリピン人女性と結婚して、フィリピンの一族全員の生活の面倒を見なければならなくなったアメリカ人男性など、なんやかんやと金銭を巻き上げられるケースも見ているので、フィリピンには嘘をついたり、騙したりする人はいないというつもりは毛頭ありません。

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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