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有元美津世のGet Global!

語学留学で人気のフィリピン2019.03.05

 

 12月に、2017年の日本人の語学留学先として、フィリピンがイギリスを抜いて4位に浮上したというニュースが流れていました(上位3位はアメリカ、オーストラリア、カナダ)。フィリピンに留学する日本人の95%が語学留学だそうですが、個人留学だけでなく、企業の研修先としてもフィリピンは人気のようです。

  ちょうど、その時、私はフィリピンにいたのですが、パラワン島のエルニドで知り合ったサウジアラビアの若者も、セブで英語を勉強していて、エルニドに遊びに来たとのことでした。彼は英語がほとんど話せず、残念ながら、詳しい話は聞けませんでしたが...

比観光局が力を入れるESL産業


   このように、語学留学にフィリピンを選ぶのは、日本人だけではありません。距離的に近い韓国や中国、台湾だけでなく、中東やロシアからもやってきます。

 留学先としてのフィリピンの魅力は、何といっても、米英に比べた費用の安さです。授業料だけでなく、生活費が格段に安くすみます。

 それも、きれいな海に囲まれて勉強ができる。(沖縄)慶良間級のダイビングスポットもあちこちにあり、ダイビング三昧も可能。英語の勉強の合間にマリンスポーツを楽しむ、いや観光がてらに英語の勉強でしょうか。

 フィリピンでは、語学(ESL)留学は観光の一つとしてとらえられており、観光局の管轄です。もともと韓国人向けに始めたESLプログラムが好評で、日本を含め他国にも広めたらしいですが、「教育ツーリズム」のメッカとしての地位を確立させようと比政府も力を入れています。

 訪比旅行客が一番多いのは韓国人で、全体の4分の1を占めています。2018年、セブ島を含む中部ビサヤ地域(セブ州、ボホール州、東ネグロス州、シキホル州)への旅行者は、韓国人が130万人と、二位の中国人の倍に達しました。(三位の日本人は46万人。)セブに限っては、訪問者の半数以上が韓国人ということで、セブ市内で韓国料理店や韓国系のヘアサロンが多数見られるのもうなずけます。セブは、近年、アジア各都市からの直通便も増え、今後、さらに旅行者、留学生が増えそうです。

 なお、フィリピン観光局では、2022年までに、日本人観光客を今の倍以上の137万人に増やす目標を掲げており、とくに女性をターゲットにしています。

アジアで英語が一番通じる


 私の経験から、アジアで英語が一番通じるのがフィリピンです。シンガポールやマレーシアインドのように、(ネイティブスピーカーには通じない)独特の用法は少なく、訛りもあまりなく、米語ベースの標準的な英語が話されています。

 ただし、フィリピンでも田舎に行くほど英語は通じなくなります。ホテルでもフロントは大丈夫ですが、レストランや客室係になると、簡単な表現でも通じない場合が多々あります。他国と同様、学歴によっても、英語力は大きく違います。

 フィリピンでの語学留学に興味のある人は、とりあえず観光に行って現地を見てみたり、フィリピン講師によるオンライン英会話を試してみては、どうでしょうか。

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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