Global Career Guide
私が勤める外資系企業の人事制度には、「カウンセラー制度」というものがあります。カウンセラー制度とは、各社員に対して、上位社員を 1 人ずつ設定し、普段の業務とは違うところでさまざまなアドバイスを行っていこうというものです。「カウンセラー」はマネージャー以上と決められており、また各マネージャーにもそれより上位のカウンセラ
みなさんのオフィスは、年に何回ぐらい「模様替え」( レイアウト変更 ) を行いますか ? 私が勤める外資系企業では、少なくとも 2 カ月に 1 度は、レイアウト変更を行っています。オフィスのレイアウト構成は、基本的に各セクションヘッドに委ねられているため、頻繁にヘッドが変わるセクションでは、ほぼ毎月といっていいくらい
外資系企業に勤めていると、米国本社や海外支社からの出張者に対して、接待する機会がたびたびあります。私は英語はあまりうまくないのですが、独身生活が長いせいか、おいしい和食のお店をたくさん知っている ( とみんなからいわれている ) ので、よく彼らの接待につき合わされます。 出張が週末をまたぐような場合には、土日を利用して
ほとんどの外資系企業では、オフィスは全館禁煙となっています。私が勤める会社でも、先日唯一存在していた「喫煙エリア」が撤廃され、全館禁煙となってしましました。では、外資系企業に勤める人は全員、タバコを吸わないのでしょうか ? 答えは「NO」です。現に私は、今でもかなりのヘビースモーカーです。 昨今は、日本企業でもオフィス
今回は、1 年前の私の誕生日に起こった出来事をお話します。その日私は、クライアントとミーティングをしていました。私のクライアントは、某大手都市銀行の部長 2 名。ミーティングは 2 時間の長丁場にわたり、参加者も疲労の色が隠せません。当方からの参加者は、私のほかに、ロンドン事務所のサイモン、ニューヨーク事務所のエレンで
みなさんが仕事をする上で、肌身はなさず持ち歩いているものは何ですか ? それは「手帳」である、という方が結構多いのではないでしょうか。私もその 1 人です。私の手帳は、某コンピュータメーカーが毎年くれるもので、何の特徴もないのですが、それがかえって使い勝手のいいものとして感じられるため、ここ 5 年ほど同じ手帳を使って
外資系企業においては、「独自の考え方 = 方法論」というものが明確に存在します。私が勤めているコンサルティング・ファームなどの業態の場合、特にそうなのですが、プロジェクトそのものが、会社が決めたやり方に従って進んでいきます。やり方が決まっているわけですから、担当者は自分のプロジェクトをいかに会社の方法論に適合させるか、
私が勤める外資系企業では、外部的には 3 つの肩書しかありません。「アナリスト」「マネージャー」「パートナー」。「アナリスト」は実務作業担当者、「マネージャー」は現場レベルの責任者です。「パートナー」は「共同経営者」という意味で、会社の株式を互いに持ち合うことで、出資している人物のことなのですが、業務上は「部長」ぐらい
最近は、日系企業においても、イントラネットによる社内 E メールが活用されています。確かに E メールがないころの連絡手段といえば、実際に出向いて話をするか、直接電話をするしかなかったでしょう。限られた業務時間の中で、実際に目的相手と話をするには、やはり限界が出てきます。時間や場所を問わずに確実に伝達できる、また多数の
私が勤める外資系企業には、「秘書グループ」というセクションがあります。その業務内容は、特定の重役の横に付き添って、いわゆる秘書業務をやるというよりも、どちらかというと「雑用業務」に近いものです。しかし「雑用」といっても、掃除などをするわけではありません。外資系企業の場合、従業員である外国人が日本で働く上で、さまざまな問
1968年7月 奈良県生まれ。
大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。
みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。
書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ