Global Career Guide
最近、資格を取得するために専門学校に通ったり、通信講座を受講したりする人が増えています。理由の 1 つとしては、かかった費用の 80% ( 上限 30 万円 ) を国が負担してくれるという「教育訓練給付制度」が定着してきたことが挙げられるでしょう。 しかし「“手に職”をつけなければ生きていけない。いつ会社をクビになって
『チーズはどこへ消えた ?』という本が、爆発的に売れています。この本の登場人物は、「チーズ」を探し求めるネズミ 2 匹と小人 2 人。ここでいうチーズとは、私たちが人生で求めるもの、仕事・家族・お金などを表しており、結論から言うと、「日常の変化に敏感に反応し、つねに前に進む姿勢で物事に積極的に取り組みましょう !」とい
みなさんの会社には「カジュアルデー」が導入されていますか ? 「カジュアルデー」とは、ネクタイ・スーツを着用しなくても構わない日のことを指します。最近では、一部日系企業でも盛んに導入されており、「カジュアル・フライデー」などといって、週末はビジネスカジュアルの服装が許されているところが多くなってきています。私の会社では
今回は、外資系企業の給料の話をしましょう。一般的に、外資系企業の給料は、日本企業より高く設定されています。私の場合でも、前職の銀行員時代と比較して、ボーナスを含めると 1.5 倍ぐらいの年収になりました。 しかしここ数年、目立って貯金が増えたわけではありません。私の給料は、一体どこに消えてしまったのでしょうか ? 私は
( 前回の続き )前回は、英語は必要だが最重要ではなく、それよりも「ビジネス上の専門分野」を身につける方が重要だ、ということを書きました。それでは、英語がどうしても必要になる場面とは、どのような場面なのでしょうか ? 実際のビジネスにおいては、私はまず「数字の英語」が重要だと思います。顧客との折衝の際に、「値段はいくら
「語学は才能だ !」と、よく言われます。外資系企業では、語学つまり英語のコミュニケーション能力が必要です。語学が才能だとすれば、才能のない人は外資系企業で働くことができないことになります。果たしてそうなのでしょうか ? 実は私の英語力は、決して自慢できる代物ではありません。学生時代に冗談で出場した英語のスピーチコンテス
外資系企業に勤めていると、いわゆる「訴訟リスク」に対する備えが随所に見られることに気付きます。「訴訟リスク」とは、相手から訴訟を起こされ、裁判沙汰になるリスクのことを指します。 もちろんビジネス社会に生きている以上、つねにこのようなリスクには注意しなければならないのは当然のことですが、外資系企業のやり方は徹底しているの
外資系企業で仕事をしていると、いろいろな「壁」にぶつかります。 まず「言語の壁」です。要するに英語なのですが、私の経験では、これは何とかなると思います。日本人が「英語が苦手」という場合の大半は、勉強としての英語のことを指すのであって、実際の英語は「コトバ(Language)」です。Language とは文字だけではなく
私が現在関与しているプロジェクトには、10 人のメンバーがいます。日本人 3 名、アメリカ人 3 名、イギリス人 2 名、あとデンマークとタイ出身が 1 名ずつ。日本人とはいうものの、私以外の 2 名は NY 本社から参加しているので、実際には出身や国籍はほとんど関係ありません。チームとは言っても、全員が一緒にずっと同
外資系企業では、みなさんが考えている以上に人材の流動化が活発に起こります。私の会社でも、どこかの企業からの転職者が人事担当者から説明を受けている風景を、ほぼ毎日見かけます。 入ってくる人が多い反面、辞めていく人が多いのも事実です。ある外資系企業では、年初にいた社員のうち、年度末まで残っていたのはわずか 3 割、でも全体
1968年7月 奈良県生まれ。
大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。
みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。
書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ