Global Career Guide
外資系企業で仕事をするようになってから、日系企業にいた頃より明らかに「タクシー」を使う回数が増えました。これは給料が増えたという理由ではなく、「時間がもったいない」「駅まで歩いて電車に乗るのは疲れる」という切実な理由から来ているのです。 いくら外資系企業とはいえ、電車が走っている始発から終電までの間は、基本的に電車で移
みなさんの会社では、年度始めに何か行事を行いますか ? 日系企業の場合は、「社長訓話」とかいって、次のような話を社内放送したりするのではないでしょうか。 ( 社長 ) 「えー、本会計年度は、我が社の第 5 次中期経営計画の最終年度にあたります。みなさん ! 全社一丸となって収益目標の 200 億円を達成しようではありま
みなさんは「On the beach」というコトバを知っていますか ? 私の勤める外資系では、「仕事がなくてヒマな人」のことを、「On the beach」と言っています。「仕事をせずに、浜辺で遊んでいる」ということからきているらしく、もちろんいい意味では使われません(ちなみに、このコトバの発祥は LA で、彼らは本当
あなたが勤めている会社のレベルは、高いですか ? 低いですか ? 私は今の会社に来る前、日系の某銀行に勤めていました。その頃の私の口癖は、「こんなレベルの低いやつらと一緒にやってられないよ !」でした。 さて、晴れて ( ? ) 外資系企業に転職した私は、本当に「レベルの高い」人たちの中で働くことができたのでしょうか
最近「e ラーニング」が流行っています。「e ラーニング」というのは、Web 上で教育・研修を行うサービスのことで、要は PC 相手に勉強する自習教材みたいなものです。 ワードやエクセルなどの IT 関連ソフトの研修では、いくら紙のテキストを読んだところで、ほとんど実践では役に立たないでしょう。一方、e ラーニングを利
みなさんは、自分の上司と意見が合わなかったとき、どのように対処していますか ? 「とことん反論する」「仕方なく従う」 … いろいろな対処法があると思います。 多くの日系企業では、なんだかんだ言っても「長い物には巻かれろ」ということで、上司の意見に従ってしまうケースが多いように思います。それとも、そもそも「事なかれ主義」
外資系企業で要求されるスキルの 1 つに、「プレゼンテーション能力」が挙げられます。実際に、私も現在の会社に入ってしばらくの間は、プレゼンテーション回数のあまりの多さと、同僚社員 ( 日本人、外国人とも ) のプレゼンテーション・スキルの高さに圧倒されていました。 プレゼンテーション・スキルは大きく分けると、次の 3
仕事を効率的に行ううえで重要なことの 1 つに、プライオリティ ( 優先順位 ) を付けるということがあります。つまり「どの仕事から片付けるか ?」ということです。 私の会社では、以下の標語がオフィスに貼り付けてあります。 – Remove “HOLES in the day!” &
出張時に一番困ることは、体調を崩すことです。私の場合は、多少のカゼなどは気合いでなんとかなるのですが、数年前から腰にヘルニアの持病がありまして、長時間のフライトや過度のストレスがたまると、腰が痛くて立てなくなってしまうのです。 先日、ロンドンの出張時に、とうとうそれが出てしまいました。プロジェクトの最終段階で徹夜が続き
外資系企業にある程度の期間勤めていると、ときどき妙な電話がかかってきます。 ( ヘッドハンター )「あのー」 ( 私 )「ハイハイ」 ( ヘッドハンター )「タカシさんでしょうか ?」 ( 私 )「そうですよ」 ( ヘッドハンター )「私、名前は言えないんですが、明日のお昼、お時間いただけないでしょうか ?」 ( 私
1968年7月 奈良県生まれ。
大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。
みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。
書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ