Global Career Guide
みなさんは「ワークシェアリング」という言葉を知っていますか ? ワークシェアリングとは、「仕事の分かち合い」を意味し、従業員 1 人当たりの労働時間を減らすことで、全体の雇用を維持しようというものです。 ワークシェアリングを実施すれば、全体の人数を削減せずに人件費を下げることが可能ですから、多くの失業者を出さずにすみま
先日、当社の人事部から私のところに、1 通のメールが来ました。 「Takashi, Our financial group board members decided you would be commissioned to CKO assistant…」( 金融グループの役員会は、あなたを “
外資系企業の強みとは、いったい何なのでしょうか ? 「合理的な経営」「グローバルな営業展開」「ノウハウ・スキルの標準化と共有」 …。数え上げたらキリがありません。 私にとっての外資系企業の強みとは、「ハイブリッド組織」であることに尽きます。G パスカル ザカリー著『グローバル・ミー』によると、ハイブリッド組織とは、国籍
先日、私の会社では、ある「社会貢献活動」が実施されました。一般に、「社会貢献活動」とは、営利を目的とせず、公益の増進に寄与することを目的として、自主的な意思に基づいて行われる活動のことを指します。つまり、企業の社会貢献活動とは、社員にボランティアしたいという者がいるとき、時間や機材を提供して支援することをいいます。 わ
大学を卒業して、最初に就職した日本の銀行で、私は同期や先輩から、よく次のようなことを言われていました。 「タカシって、惜しいよなぁ。それだけの実力があるんだから、東大出てれば、間違いなく役員まで行けるのになぁ」 私が卒業した大学は、大阪の田舎にある某公立大学です。そしてお世辞にも、一般に言う有名校、一流校ではありません
先日、私が担当しているプロジェクトのスタッフ ( 要するに、私の部下にあたります ) から、こんなことを言われました。 「タカシさん、現在のプロジェクトを続けても、私のスキルアップにつながりません。アサインを変えてください」 彼女が担当しているプロジェクトは、日本の某都市銀行向けのシステム・コンサルティングです。内容は
私が外資系企業に入社して 4 年あまりが経過しましたが、最近ふと気付いたことがあります。それは「なんか、以前より体力がついたなぁ …」ということです。さて、一体どうしてなのでしょう ? 外資系企業を訪れてみて、おそらく真っ先に気付くことは、「何とまぁ、うるさい職場だなぁ …」ということではないでしょうか。私が座っている
( 前回の続き )NY の様子も一昔前とは随分変わりました。いきなりビルの隙間から人が出てきて、「オイ、金を出せ !」なんていうのも、殆どなくなったようです。 これは NY 市当局の行政指導に負うところも大きいのでしょうが、一番の原因は、アメリカの景気そのものが活況を呈していることにあると思われます。つまり、その気にな
( 前回の続き )NY での私の仕事は、まず顧客に対するプレゼンテーション資料を作成することでした。3 日後のプレゼンテーションを控え、私は本社重役への挨拶もそこそこに、早速資料作成に取りかかることにしました。 NY オフィス全体は、「smart space」という業者からの貸事務所になっており、ビルの 3 フロア全体
みなさん、現在私はニューヨークに来ています。そこで、今回から数回は NY からお届けします。 NY マンハッタンには、「摩天楼」が意味するとおり、超高層ビルが林立しています。私が滞在している「NY ヒルトン」も 50 階建てで、私の部屋は 41 階です。これでも NY ではそれほど高い部類に入りません。( 高所恐怖症の
1968年7月 奈良県生まれ。
大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。
みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。
書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ