Global Career Guide
みなさんは、「外資系企業に勤務する人々は、さぞかし高度な PC スキルを持っているんだろうなぁ…」と思っていませんか ? パソコンやインターネットを駆使する能力のことを、俗に「情報リテラシー」といいます。そして、この情報リテラシーを有する人とそうでない人との間に存在する格差、すなわち「デジタル・デバイド」が欧米先進国で
みなさんの会社では、部屋に何かの名前がついているでしょうか ? こんなことを聞くと、「こいつは何を言っとるんじゃい ? 」と思われる方も多いかもしれません。しかし、外資系企業では、会議室などの部屋に名前をつけることが珍しくありません。 例えば、私が勤める外資系企業の場合、会議室に「ヘラクレス」「ジュピター」「ケンタウル
前回のコラムで、「自分のことは自分ですること」の重要性を書きました。ま、実際には、このこと自体は社会人としてごく当たり前のことで、今さら強調するほどのことでもありません。しかし多くの日系企業では、その「当たり前のこと」が実行されていないのも事実です。 例えば税金の年末調整処理をとっても、かなりの差があります。年末調整の
先日、入社して 6 ヶ月が経過した中途採用者のミーティングに呼ばれました。私の役割は、会社に対する彼らの意見に耳を傾け、適切な回答をしてやるという、何とも気が進まない仕事でした。要するに、「こんなはずじゃなかった」「話が違うじゃないか」という文句に対して、経営に代わって、回答ならぬ「言い訳」をしてやるという事なのです。
過去のコラムの中で、外資系企業への転職に関して、「MBA などの資格よりも、実務としての実力を身に付けることが重要」という主旨のことを書いてきました。このような議論をすると、「MBA などの資格を否定している」と取られがちなのですが、それは大きな誤解です。何かの目的を持って、資格の取得に励むことはすばらしいことだと思い
現在、私のチームにトモコさんという女性がいます。彼女は、大学を卒業して、某有名企業に「女性総合職 I 期生」として入社したものの、男性中心の文化に耐え切れず退社。アメリカの大学で MBA 取得後、外資系銀行を経て、うちの会社に入社してきました。 彼女の入社前に、私は上司から、彼女が私のチームに入ることを知らされました。
みなさんは、フジ子・ヘミングというピアニストをご存知でしょうか ? 1 万枚売れれば大ヒットと言われているクラシック音楽の世界で、デビュー CD の「奇蹟のカンパネラ」は 70 万枚の売り上げを達成し、それ以外の CD と合わせると売り上げ 150 万枚に迫っています。 私はこう見えてもクラシックには少々うるさく、仕事
最近わが社の評価シートに、「エンプロイアビリティー ( Employability )」という項目が追加されました。さて、エンプロイアビリティーとは何なのでしょうか ? 一般的には、「会社に雇われるために必要な能力」または「企業 ( 社会 ) の求めるサービスを提供して報酬がもらえる能力」というふうに解釈されています。
先日、私のところにこんなメールが来ました。 「Board Members decided you would be promoted to “CMO”…( 役員会は、あなたを「CMO」に任命しました … )」 「おいおい、またかよー !」 実は最近、社内で「 C ナントカ O 」とい
先ごろのことですが、「ショウ・ザ・フラッグ !」という言葉が、ニュースを賑わしました。これは、米テロ事件に関連して、アーミテージ米国務副長官が、日本の柳井駐米大使に発した言葉で、「旗を見せろ !」すなわち、「俺につくならつくとハッキリ言え ! = 日本の具体的な支援策を示してほしい」という意味の発言でした。 実際には、
1968年7月 奈良県生まれ。
大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。
みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。
書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ