Global Career Guide
NY オフィスのケイジとは 2 年前のロンドンでのプロジェクトで知り合いました。ケイジと私は同い年でしたが「MBA を持っている」、「大学卒業以来ずっと同じ業界 ( コンサルティング業界 ) にいる」ということで私のような転職組かつこの業界で大卒以上の学歴を持っていない日本人からは一目置かれる存在でした。 プロジェクト
日本に「フリーター」という言葉が定着して、早や数年が過ぎました。定職に就かず、アルバイトなどによって短期間で離転職を繰り返す「フリーター」は、実に 190 万人を超えています。欧米においても、日本のフリーターにあたる “Part-time jobber” と呼ばれる層が存在します。しかし、両者の
ほんの 1 週間ほど前のこと、私の会社の近くに新しい銀行が開店しました。その銀行は、 1 年前に破綻し、外資系の投資組合に買収された後、「外資の手法を取り入れた銀行」として新たなスタートを切ったのです。私は金融 IT コンサルタントの端くれとして、業界調査のためにその新しくできた「外資系銀行」の「偵察」に行くことにしま
最近、外資系企業を中心に、「紹介予定派遣」という雇用形態が活発に採用されています。「紹介予定派遣」とは、派遣先企業で一定期間派遣スタッフとして働き、その後企業と本人双方の合意があれば、社員として正式に採用されるという制度です。通常の派遣の場合は、何度契約更新を繰り返しても「派遣」のままですが、紹介予定派遣の場合は正社員
最近、ある裁判が注目を集めています。それは、世界的な発明である青色発光ダイオード ( LED ) の開発者・中村修二 氏 ( 現カリフォルニア大教授 ) が、開発当時に在籍した日亜化学工業株式会社に対して起こした訴訟です。 訴訟内容を簡単にまとめると、「 1. 日亜化学名義の特許を、中村氏に返還すること」「 2. それ
毎年、就職活動の季節になると「就職人気ランキング」なるものが発表されます。ちなみに、2002 年の就職人気企業ベスト 3 は、「1 位 ソニー」「2 位 本田技研」「3 位 トヨタ」でした( リクルート調べ )。傾向としては、IT バブルがはじけ、いわゆる「製造業への回帰」が顕著に現れています。 では、私が就職活動をし
最近、中途採用の面談をしていて気付くのは、「職場での人間関係を重視する」人が増えてきたことです。実際に、仕事のやりがいより、自分のキャリアより、給料より、人間関係の良い職場で働くことをより重視する傾向が強まっています。 確かに、いわゆる「一般職」と言われる事務職においては、職場の人間関係というのは非常に重要です。総合職
先日、NY オフィスの同僚である Joseph から、突然次のような E メールが来ました。 “I have an unfortunate news that I will no longer be working at XX company as of this Friday…”(
最近、「コーチング」という言葉が流行しています。「コーチング」というと、多くの人はスポーツにおける「コーチと選手の関係」を思い浮かべると思います。しかし、ビジネス社会におけるコーチングとは、「能動的な自己変革へと導くコミュニケーション・スキル」としてとらえられており、スポーツにおけるコーチングよりも一歩進んだものとして
外資系企業で働くようになって以来、日系企業にいた頃に比べると、明らかに「論理的思考能力」が向上したような気がします。 そもそも「論理的思考」とは何でしょうか ? 定義はいろいろとあるでしょうが、要は「 A は B だから C である」というようなロジックを当てはめることによって、結論を導くことだと思います。 日本の教育
1968年7月 奈良県生まれ。
大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。
みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。
書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ