Global Career Guide
7 月の数週間、わが社のマネージャー以上の人々は非常に忙しくなります。その原因は、連日連夜の「評価会議」。 6 月末決算のわが社では、この時期にスタッフの年度末評価を実施するのです。 わが社を含めた外資系企業のほとんどは、いわゆる年功序列制を採用していません。ですから、次年度のランクは、この会議の内容がすべてだと言って
今日は日曜日。空模様は、梅雨とは思えないほどの快晴です。でも、私の心は沈んでいました。なぜなら、今日は私が作った提案書のレビューの日なのです。 私のところに、ある大手顧客への提案話が舞い込んできたのは、ほんの 2 週間前のことでした。数年前、私の会社がその顧客のNY支社に、あるシステムを導入しました。今回は、いよいよそ
千葉工業大学という大学に、非常に面白い名前の学科があります。それは、「プロジェクト・マネジメント学科」。この学科の目標の 1 つに、「国際的なプロジェクトで活躍する人材育成」というのがあります。さて、ここでいう「プロジェクト」というのは、いったいどのようなものなのでしょうか ? NHK の番組「プロジェクト X 」がブ
6 月 18 日。 2002 年サッカー W 杯、グループリーグを見事 1 位で突破した日本は、トルコ相手に惜しくも「0 対 1」で敗れる …… いやぁー、ホントに盛り上がりましたよねワールドカップ。実はサッカーについてはあまり興味がなかった私も、この期間中だけはまさに手に汗握る大応援を繰り返していました。 今回のワー
今私がビジネス上ターゲットにしているのは銀行・保険などの金融機関です。金融機関ではどこでも「中期経営計画」なるものがあって、そこに必ず盛り込まれている項目があります。 * 積極的な人材育成 … 地域の皆様に最高のサービスを与えることができるよう、積極的な人材育成をはかります。 私が銀行員の頃よくこんな話を聞かされました
今回は、私がある社内ミーティングの企画をしたときの話をします。 私は上司の Jim から、ある会計ソフトについて社内勉強会を開くように指示されていました。幸い、そのソフトを開発しているメーカーに知り合いがいたので、私は彼に「出張デモ」の依頼をし、早速段取りに取りかかりました。 まず日程を決め、次は会議室を予約します。「
面白い調査結果があります。それは、「文系学部卒業生で数学や理科が得意だった人は就職後の年収が高い」というもの。ある有名私立大の文系学部を卒業した 2000 人を対象に、得意科目別に平均年収を比べると、「数学」が 737 万円と最も高く、「理科」 723 万円、「英語」 694 万円という結果が出ました。調査を実施した、
先日、 NY オフィスの同僚 ( アメリカ人女性、ちなみに私よりランクは上です ) から、”Good News and Bad News” というタイトルのメールが、ごく数名のメンバーに送られてきました。 “The good news is, the Firm has granted
先日、私が勤める外資系企業で、「リーガル・トレーニング」が実施されました。 “Legal Department” ( 法務部・特許部に相当 ) が主催したもので、研修の主旨は、社員ひとりひとりが「法律の重要性」を理解し、法律上のトラブル(リーガル・リスク)を極力回避しようというものです。 法律の
4 月 1 日に統合したみずほ銀行で、大規模なシステムトラブルが発生したことについてはみなさんもご存知のことと思います。みずほ銀行の ATM ( 現金自動預払機 ) ネットワークが、統合初日に大混乱した上、口座振替の遅れなどが 2 週間以上も続きました。 私もかつては、某大手銀行のシステム部門に在籍していましたので、今
1968年7月 奈良県生まれ。
大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。
みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。
書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ