Global Career Guide
転職2年半目にして3つ目の仕事を任され、今度のチームは想像以上に苦難の山いっぱい!「水道屋に壊れた蛇口を直してもらう」かのごとくチームの立て直しをまかされた横浜リサ。さぁ、いったい何から手をつける?
やればできる!
と、いつも楽観的な横浜リサなので、今回も笑いながら(半分やけくそに)チーム立て直し戦略を考えてみました。
話しはちょっとそれますが、先日、会社のリーダー研修に出てきました(って、研修に行ってる場合か?と思われた方もきっといるでしょう・・・完全溺れているのなら、もっと溺れてしまえと思って参加してきたのでございます・・・笑)。
リーダーシップには6種類あるらしく、どれが正しいということではないそうです。臨機応変にその場にあったタイプを使い分けなさいってことらしい。その中の一つが命令型(Coercive)というものでした。
「Coercive leadership」は「強制的」とも訳され、
● 強制的
● 命令的
などと、あまり良いイメージのない言葉で表現されます。
このリーダーシップスタイルも時と場合には必要と研修で言っていました。それはどんな時かというと緊急を要する時だそうです。
● 緊急に問題解決しなくてはいけない。
● 緊急に手当をしなくてはいけない。
などという時にはこのCoercive leadership styleが有効であるとか。
そして、私の任されたチームはまさに緊急事態!
● 仕事を知らない上司(私のことですが・・・)がいきなり上にきて、
● 仕事を知っていた経験者が異動していなくなり、
● 更に仕事が倍増した!
こりゃチームにとってはまさに緊急事態でしょ!
ってなことで、横浜リサ、指示命令型リーダーシップを発揮して、一日でも早くチームの立て直しを図ります!
Coercive leadership発動!
横浜リサの短期的チーム立て直し戦略!
以下の戦略を緊急導入します!
1)人材採用!
人材採用するときってチームのカラーづくりができる絶好のチャンス!この機会を最大にいかして強いチーム作りができる新メンバーを入れたい。
早速いろんな人にコンタクトし始めた。人材派遣会社はもちろんのこと、チームのメンバーにも「一本釣りしてこ~い」っと声をかけたり、知人・友人にも「こんな人紹介して~」と声かけた。。。そりゃまぁ、節操なく声かけまくり!
どれだけ声を掛けるかで、どれだけ候補者を集められるかが掛かって来るからね。もう必死!会う人、会う人「紹介してぇ~」の嵐!(笑)
2)キャパシティー分析
とにかく現状把握をしなくちゃね。今現在いる人たちって何人いて、何やっているの?増える仕事って何?それに何人くらい必要なの?
ここのチームの仕事を全く把握していない横浜リサにとってこの分析は非常に困難(ってか不可能!)。ってことで、ここからは現在いるチームメンバーに聞きまくる!
● 何担当でどんな仕事しているの?
● その仕事に何%ぐらい時間費やしていると思う?
● 20%費やしているっていうと、毎日1時間半から2時間ぐらいその仕事している事になるけど、感覚的にあってる?
どれだけ現状に近いデータがどれるかが勝負だから、とにかく一人一人に話しをして聞きまくる!
3)仕事の振り分け
従来からある仕事と新しく増えた仕事を割り振らなくちゃ。誰に何やってもらうんだ?
キャパシティー分析をやるためにチームの一人一人と話しをしたわけだけど、同時に「この人はキャリアのどのあたりのレベルなのか、どんな仕事が得意そうなのか、チームをまとめ上げていける人なのか」なども考えていくわけよ。(キャリアのどのあたりなのかの基準は2015年3月24日から4月7日かけて掲載された「あなたはどのレベル?」をご覧さい。)
チームメンバーのキャリアパスなども考えて、仕事を割り振っていく。足らない部分は採用でカバーする。この分析をするとどういった人を採用したいかも浮かんで来たりするのよね。外資系ってご存知のとおり部品を交換するように人を採用するでしょう?Xの仕事ができる人を探して採用する。それが外資の採用術だからね。
おっと忘れてはいけない。人材採用ができるまでは、手が足らなかったんだ。こうなったら自分も参加しなくちゃね。このチームの仕事をやったことがない私。いったい何を担当する?明日からもう特訓じゃぁ~!!
4)BAUの安定化
BAUって知ってますか?Business As Usualのことです。つまり、通常業務ってこと。とにかく通常業務を回さなくてはいけません。仕事が増えて、経験者がいなくなった状況。改善やら効率化など言ってる場合じゃありません。とにかく「通常業務をまわす!」これをチームの最優先ゴールとして運営していこう!
目標半年!その間にチームを安定させ、次なる効率化や改善に持っていくぞ!チームが一つにまとまり、仕事が安定すれば、次なるキャリアアップだって考えられるものね。チームをそこまで持っていくのが私の仕事だ!
やればできる!
をモットーに今はただがむしゃらに突っ走るのみ・・・・
某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。