Global Career Guide

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日本の国力、やっぱり落ちている

年末年始を、第二の故郷とも言えるオーストラリアのメルボルンで過ごしていました。 

今回、ベトナム経由で往復したのですが、日本への帰国の途上、飛行場・飛行機の中で、ガックリしたことが… 

まずは、メルボルン国際空港のラウンジですが、たくさん並ぶ英語雑誌の中に1册だけ、英語でないものがありました。好奇心で手に取ったら、中国版GQでした。 

2011年度のオーストラリアの貿易相手国リストは、下記のようになります。 

輸出国   輸入国 
中国     中国 
日本   アメリカ合衆国 
韓国     日本 

取り扱い量で、中国がダントツなので、別格の扱いでも仕方ないのかもしれません。20年前、海外ウエディング先としてオーストラリアの人気が高かった頃なら、間違いなく、日本語の雑誌も並んでいただろうと思うと、国力の低下を感じました。 

お次は、オーストラリアからベトナム・ホーチミン市へのフライトの中。機内誌は異文化情報の宝庫なので、ぱらぱらめくるのが習慣なのですが、海外企業で広告を出しているのは、SAMSUNGだけ。音楽の欄は、韓国のPOP歌手がずらりと並び、ベトナム進出に日本が出遅れているのがひとめでわかってしまいました。 

国内市場が飽和した今、海外とうまく付き合って行く必要があると思うのですが、なかなか思うように進まないのが現実でしょうか? 

障害の一つは、英語力を含む異文化コミュニケーション・スキルかもしれません。 

2012年39カ国のTOEICの平均点数は、 

中国 747点、韓国628点、日本512点 と、日本は500人以上受験者がいた国39カ国中、なんと下から数えて7番め..。 

中学・高校、人によっては大学と8年間も英語漬けでたくさんの単語と文法を学んだことを思うと、残念な結果です。自分の中に貯めた英語を外に能動的に出す訓練が必要ですね。帰国子女でなくても、やる気さえあれば、英語力は必ず伸びるので、諦めないでください。 

TOEIC600点くらいになったら、ロジカルに主張・発表できるグローバル人材を目指せると思います。英語力さえあれば、外国人と対等に仕事が出来るかというとそうではありませんが、ちょっとしたコツ、発想の転換が出来れば大丈夫です。 

2月13日(木)、21日(金)、28日(金)の夜、2時間、グローバル人材のための必須・コミュニケーション・スキル講座を開催します。短時間で、エッセンスを学びたい方、ぜひご参加ください。 

詳細はこちら↓↓

http://exwill.jp/lp/globalbridges/index.html

英語がある程度出来て、外国人と互角に渡り合えるようになれば、皆さんのキャリアの可能性は、グンと広がると思います。そのプロセスをお手伝い出来たら、日本のグローバル人材が一人でも増えたらと心から願い、今日も頑張ります。

鈴木美加子

グローバル・キャリア・カウンセラー /(株)AT Globe 代表取締役

日本GEの人事でキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレー、イートンのアジア・パシフィック本部などを経て、日本DHLの人事本部長に就任。1万人を面接した自身の転職経験と英語や異文化と格闘した体験を元に、外資への転職を希望する方・外資でキャリア・アップしたい方を全力でサポート。
英検1級、TOEIC960点。iU情報経営イノベーション大学・客員教授。ルミナスパーク・リーダー認定講師、STAR面接技法・認定講師、ホフステード異文化モデル公認講師

NY生まれでオーストラリア居住経験あり。映画とコーヒーが大好き。
著書「やっぱり外資系がいい人のAtoZ」(青春出版社)
「英文履歴書の書き方・英語面接の受け方」(日本実業出版社)

株式会社AT Globe

強みを活かし個の力を最大限に発揮できるグローバル人材を、一人でも増やすことで母国の発展に寄与することをミッションとする。 企業向けには異文化理解・海外赴任前研修を、個人向けには外資への転職サポートを提供。

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