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外資系での面接:ポイント2

外資系での面接とは言え、日本人同士になる場合、普通は日本語になります。

それなりのポジションであれば、前もってヘッドハンターの方に、途中で英語に切り替えさせて頂きますと、一言お伝えしておくこともあります。

覚えておいて頂きたいのは、そのような前もっての告知がなかったのに、面接の最中に急に英語になる場合があり得るということです。

これは、世に言う圧迫面接ではありません。外資の人事では、圧迫面接はあまり好まれないのですが(相手に失礼という配慮から)、面接していて、「この人、本当に英語できるのかな?」と思う場合、確認のために英語に切り替えざるを得ないのです。

例えばどんな場合かというと、TOEICの点数は履歴書上では高いけれど、話を聞いていると周囲に外国人がいないようだし、仕事の話からも、全く使ってないのではと思われる場合です。

途中で急に英語になって、あたふたして総崩れになってしまうようでは残念すぎます。そうなるかもしれないと覚悟して、相手が英語になっても、落ち着いて自分の実力を出せるといいですね。

面接官は、英語力だけでなく、不測の事態にどう候補者が対処されるのかも見ているのです。慌てないで対処してください。

履歴書に書く英語力については、今の日本では、面接官にとってレベルが一番わかりやすいのはTOEIC, 次は英検、TOEFLの順でしょうか? IELTS, 国連英検、ケンブリッジ検定なども、存在は知られていますが、レベル感が面接官の頭の中にないことが多いので、ネットで、点数換算表を検索して、IELTS6.5 (TOEIC820-870相当)のように、添えた方がアピールできると思います。

履歴書も面接も、自分をアピールするための機会なので、相手の立場に立ってどうしたらいいかを、考えるように心がけてください。

鈴木美加子

グローバル・キャリア・カウンセラー /(株)AT Globe 代表取締役

日本GEの人事でキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレー、イートンのアジア・パシフィック本部などを経て、日本DHLの人事本部長に就任。1万人を面接した自身の転職経験と英語や異文化と格闘した体験を元に、外資への転職を希望する方・外資でキャリア・アップしたい方を全力でサポート。
英検1級、TOEIC960点。iU情報経営イノベーション大学・客員教授。ルミナスパーク・リーダー認定講師、STAR面接技法・認定講師、ホフステード異文化モデル公認講師

NY生まれでオーストラリア居住経験あり。映画とコーヒーが大好き。
著書「やっぱり外資系がいい人のAtoZ」(青春出版社)
「英文履歴書の書き方・英語面接の受け方」(日本実業出版社)

株式会社AT Globe

強みを活かし個の力を最大限に発揮できるグローバル人材を、一人でも増やすことで母国の発展に寄与することをミッションとする。 企業向けには異文化理解・海外赴任前研修を、個人向けには外資への転職サポートを提供。

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