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キャリアフェアの会場で最高の自分を見せる

元・外資系人事部長、現グローバル人材育成家の鈴木美加子です。12月2日(金)秋葉原 Square AKIBA UDXでDaijob.com社のキャリアフェアが開催されます。キャリアフェアは、一度に多くの企業の求人情報を聞くことができる貴重なチャンスです。積極的に活用して、チャンスを獲得しましょう。

以前に「転職にあたり気をつけるべきは」という記事を書かきました。 自分に向いている企業かどうかを考えるために、気をつけるべき点をリストアップした記事でしたが、本日は会場で担当者とお話する時に気をつけるべき点をテーマにします。

今回のキャリアフェアは高級ホテルの出展があり、コロナの特殊な状況が落ち着きつつあることにホッとしています。人材ビジネス企業も多数参加するので、多くの「可能性」に巡りあいたい方には望ましいとお見受けします。

会場で気をつけたいことを挙げます。

a)  あがらない、もしくはあがっているように見せない

正式な面接ではないので、周りに他の候補者もいてなんとなく圧を感じるかもしれませんし、多くの人が行き交う中でもしかしたら必要以上にあがってしまう人もいるかもしれません。中途採用の方が妙にあがっているのは、自信なさげに見えるので「今日は情報収集に来させていただいた」と割り切り、あがらないでリラックスした状態で話ができるように努めてください。あがってしまうと実力が出せないで終わってしまうかもしれません。

b)  挨拶をきちんとする

以前のキャリアフェアの控え室で、企業の採用担当の方々と一緒になり、少しお話したことがあります。たまたまその回の特徴だったのかもしれませんが、「きちんと挨拶ができない人が多い」という感想をシェアされていました。挨拶できる候補者と対応するのは気持ちが良いものです。逆に、社会人なのに挨拶ができないと大きくマイナスになります。ちょっとしたことですが気をつけたいです。

c)  自己紹介は端的に行う

話のきっかけに自己紹介を頼まれる可能性は高いので、短く自己紹介を行えるように練習してください。担当者は他にもたくさんの候補者に会うので、長い紹介しかできない候補者は記憶に留まらないことをお忘れなく。地頭を見られている大事なポイントでもあるので、短めに要領よく、自分のPRポイントを入れて紹介できるようにしましょう。

d)  質問の内容を考える

出展企業一覧を見て、非常に興味がある企業がある場合は、HPを事前に読んでおいたほうが良いです。社員数や海外拠点など、HPを見れば明らかにわかることを質問しないためです。ただ、複数あって間に合わない場合はHPを事前にチェックしておけないこともあるでしょう。

e) 時間配分をよく考える

人気のブースが本命の場合、順番待ちをするのは良いと思いますが、「人気みたいだから自分も聞いとかないといけないかな」という発想は、時間がもったいないです。たくさんの企業が出展している貴重な機会なので、より多くの企業の話を聞けるよう、時間配分を考えましょう。会場に入ってブースの場所を確認する際に、どの順番で回るかざっと決めらると効率良く回れます。

キャリアフェアは正式な面接の場ではないので、気軽に担当者と直接話せることが醍醐味です。特に転職活動が初めての方は、慣れるために多くの企業の担当者と同じ日に会える機会を最大限に活用してください。

私は、12月2日(金)17:35 – 18:15に  「元人事部長が語る、転職を成功させるための確認ポイント5つ」  セミナーで登壇します。ぜひご参加ください。

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鈴木美加子

グローバル・キャリア・カウンセラー /(株)AT Globe 代表取締役

日本GEの人事でキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレー、イートンのアジア・パシフィック本部などを経て、日本DHLの人事本部長に就任。1万人を面接した自身の転職経験と英語や異文化と格闘した体験を元に、外資への転職を希望する方・外資でキャリア・アップしたい方を全力でサポート。
英検1級、TOEIC960点。iU情報経営イノベーション大学・客員教授。ルミナスパーク・リーダー認定講師、STAR面接技法・認定講師、ホフステード異文化モデル公認講師

NY生まれでオーストラリア居住経験あり。映画とコーヒーが大好き。
著書「やっぱり外資系がいい人のAtoZ」(青春出版社)
「英文履歴書の書き方・英語面接の受け方」(日本実業出版社)

株式会社AT Globe

強みを活かし個の力を最大限に発揮できるグローバル人材を、一人でも増やすことで母国の発展に寄与することをミッションとする。 企業向けには異文化理解・海外赴任前研修を、個人向けには外資への転職サポートを提供。

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