Global Career Guide
MBA取得を考えている方や、MBAホルダーの方から転職に関して寄せられる質問を、ダイジョブ人材紹介事業部のコンサルタントに答えて頂きました。
一般的な傾向としては、投資・金融・ファンド系や、コンサルティングファームの戦略系コンサルタントでの需要がメインとなりますが、daijob.comでは、投資銀行系は勿論、化学・製薬関連業界、電気・家電関連や商社などのマーケティングや、ファイナンス&マネジメントなどでMBAホルダー向けの求人情報が掲載されていますので検索してみてください。
MBAが活かせる企業というのは、外資系企業の中-大手、日系の大手ではないでしょうか?日本の中小企業ではあまりMBA人材を活用しきれていないように思います。もともと日本企業は即戦力よりも新卒を採用して育てて来ましたから、今でこそ世界市場で競争しうる育成の要として経営者教育に注力する企業も増えて来ていますが、まだまだ新しい経営戦略を実行に移せない企業はたくさんあるのではないでしょうか。
勿論、海外のしかも有名校TOP20校に入るようなビジネススクールであれば、やはり評価が高いでしょう。トップスクールの卒業生のキャリアというのはおよそ決まっていて、特に北米だと金融やコンサルティング企業に就職して年収1,000万円以上という道筋が描かれています。MBAは海外のトップスクールをはじめ各国併せて何千コースもあるので、卒業した学校によって給与の差はもちろん出てきます。
国内でも海外でも学ぶ基本内容はほぼ同じなので一概に海外MBAの方が評価が高いとは言えませんが、日本で取得できるMBAというのは、歴史が浅いため、まだ企業の認識が低いようです。日本で取得した後のキャリアの傾向は今後特徴が出てくるのではないでしょうか。海外でのMBAは語学力がなければ卒業できませんから、外資系企業に就職する場合はやはり海外MBAの方が有利でしょう。
新卒でMBAをとった場合、それは学歴の一つとみなされ、ポテンシャル採用が可能かもしれませんが、企業の人事採用担当者によっては、MBAをとっても、専門性や関連分野での経験に乏しいとの見方もあります。やはり最低 2-3 年の社会経験があったほうが、有利であることは避けられません。
MBA があれば良いが、なくともそれと同等のファイナンス・戦略・組織・マーケティングの知識があれば問題ないということになりますが、その背景には以下ようなことが考えられます。
新卒でMBAをとった場合、それは学歴の一つとみなされ、ポテンシャル採用が可能かもしれませんが、企業の人事採用担当者によっては、MBAをとっても、専門性や関連分野での経験に乏しいとの見方もあります。やはり最低 2-3 年の社会経験があったほうが、有利であることは避けられません。
経理・会計でも、数値管理がメインのポジションであれば、会計を知り尽くしていないと仕事にならないので、CPA資格=専門的知識・ スキルを有する証の有無は採用を左右する重大資格になります。そういったケースでは MBAは「あれば尚いい」という程度で、実質的には必要ありません。 ポジションの例としては、いわゆる「企業内会計士」であるとか、または監査法人における会計士であるとかが相当します。
逆に、いわゆる管理職であり、PL管理の責任を負うポジションであれば、公認会計士資格(CPA)を取れるほどの卓越した会計スキル・知識は、「あれば尚良い」ですが、必須ではなくなります。この場合、CPAがなくても、MBAを保持していれば、経営状態を正しく把握して適切にコントロールするだけのボトムラインは超えている証になりますので、どちらでもいいということになるわけです。
日系企業の場合特に、MBAで学んだことをどれだけその企業に役立たせられるかをアピールする必要があります。例えば前職で実際に直面したケースを挙げて、MBA取得前には回避できなかった問題でも、今ではこういった解決方法が挙げられる、など学んだ事をどのように活かせるかをアピールできれば良いかと思います。