Global Career Guide
MBAプログラムに進学したくても、キャリア経験不足や 経済的な問題で、キャリアアップへの夢をあきらめていませんか?
自分の生活スタイルにあわせてより多くの人がMBAを受講できるように、今、多くのビジネススクールが全世界のプロフェッショナルを対象に様々なコースを展開しています。今までは全日制コースに通うことがスタンダードでしたが、最近では、時間や場所を選ばなくて良いように様々なコースを設けています。ここでは、近年注目されている「エグゼクティブMBA」「通信制プログラム」をご紹介します。また、スクール・コース選びには世界各国のビジネススクールが集うMBAフェアが定期的に開催されていますので参加されることをお勧めします。
ビジネススキルを高めたいと望む社会人や、企業パフォーマンスの強化をターゲットとする雇用者の間で、ここ数年「エグゼクティブ MBA」ビジネスコースが大変注目されています。
全日制コースの一般的なMBAは、数年間社会人経験のある学生を経営のプロに養成することを目的にしています。
一方、エグゼクティブMBAプログラムでは、フルタイムで通学することができない方でも、時間のある時に授業に参加できるよう編成されており、社会経験が豊かなビジネスプロフェッショナル向けのプログラムとなっています。そのため、このプログラムに参加する方の多くは、キャリア展開を目的とするのではなく、社内での昇進や担当する部署の職場力向上を目的に、特定のジャンルを学ぶプロフェッショナルが大部分を占めており、企業側が学費を出資している場合が多くあるようです。
エグゼクティブMBAは仕事を継続しながら経営学位の勉強ができ、都合の良い時間に通えるため、忙しいビジネスマンにとっては最適なコースです。授業の時間帯も様々で、アフターファイブにMBA夜間コースに通う方も多くいます。また、インターネットによる通信コースもあるので、個人の目的やライフスタイルに合わせ、各々の特定ビジネスの目的に合った方法でMBAを取得することができます。
仕事や家庭生活を両立させながら受講できるか、など様々な不安やプレッシャーを感じてMBA進学を諦めてしまう方が多くいるのが現状です。このような事情を踏まえて、世界各国のトップビジネススクールが、生活スタイルを変えずにフレキシブルにMBAコースを受けられるよう構築したのが通信MBA教育です。
通信MBAを行うビジネススクールでは、通信教育用にモジュールを用意しており、テレビ会議やオンラインチャットを介して受講できるようになっています。また、通信での講座の他にも様々な受講スタイルを用意しており、地域別に海外から出向してセミナーや基調講演を行ったり、学校によっては各地域に教育センターを設立し、実際に教室での受講を選べるコースを用意するなど、生徒が遠方からでも問題なく受講できるよう、環境を考慮してプログラム内容が編成されています。
各国からビジネススクールが集るフェアに参加すると、一度に多くの情報を効率的に得ることができます。インターネットでも様々なMBAコースの情報が入手できますが、受講するスクールを最終決定する際には必ずAMBA、EQUIS、AACSBの認定機関いずれかに認定されているかの確認が必用となってきます。
国際的な高等教育情報機関であるQuacquarelli Symonds(QS)が毎年行っている『QSワールドMBA進学フェア』は、2008年で15年目を迎え、世界360カ国からはトップビジネススクール、例えばWharton、IESE、INSEADやManchester Business Schoolなど、有数のビジネスクールが参加し、35カ国をまわっています。 東京で開催されるフェアでも、米国、欧州、日本から参加するMBAスクールを紹介し、国内最大級のMBA進学イベントとなっています。会場では志望校の入試担当員や卒業生がブースにいて直接話を聞くことが出来るので、間違いのないスクール選びができます。また、キャリア経験豊富な社会人進学希望者用には特別相談デスクを設置しており、そこでは全制や定時制コースの紹介、授業料、奨学金制度、学生ローン、GMAT対策、卒業後の就職状況など、様々な情報を入手することが出来ます。去11月6日に行われた MBA フェアでも多くの MBA 志願者が集りました。