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文化による時間の概念の違い

文化による時間の概念の違い

あなたは時間通りに行動するタイプですか?それとも早めに動くタイプ?まさか遅刻常習犯?

世界を見てみると、時間の概念が文化によって随分異なることが分かります。あなたが上のどのタイプでも、「それが当たり前」という国がきっとありますよ。では待ち合わせにおける適切な「時間通り」の例を見てみましょう。

    • ・ドイツでは約束の時間ジャストに着くようにしましょう。早めに着いても遅れても、計画性がないとみなされてしまいます。
    • ・アメリカでは5分前を目安に着くようにしましょう。そうすることであなたが準備万端であると示すことができます。
    • ・ブラジルでは時間通りに着くようにしましょう。ただし、10〜15分(あるいはそれ以上)は待たされることを覚悟してください。

遅刻に対する許容度の違いを理解する

このような違いが生じる理由の一つには、それぞれの文化における遅刻に対する許容度の違いがあります。日本では、納得のいく理由を事前に報告するか交通機関の遅延証明書を提出しない限り遅刻は許されません。しかしラテンアメリカの国々では一時間半くらいまでなら遅刻することも日常茶飯事です。「時間通り」という概念そのものも文化によって異なります。例えばイギリスでは電車が予定からずれて到着しても、差が10分以内なら「時間通り」とみなされます。日本では考えられませんよね。

英語には「15分以内の遅刻」を指す「Fashionably late」という表現があります。これはパーティやランチ、イベントなどに意図的に少し遅れてやって来ることを表します。(招待された場合、時間きっかりに着くと失礼に当たる、という話を聞いたことはありませんか?)また1時間以上遅れてやって来た人が「Better late than never」(遅れる方が来ないよりはマシだ)なんて言ってのけることもあります。

国際的なビジネスにおいて重要なのは、相手の文化について知っておくことです。あらかじめリサーチしておけば、商談にかかる時間や本題に入るタイミングを推測する手助けになります。例えばコロンビアのビジネストークは、家族や健康などに関する長い雑談の後にやっと始まります。一方、簡単な挨拶のあとすぐに本題に入るような文化圏の人が相手の場合は、世間話などで時間を無駄にしないことが望まれるでしょう。このカテゴリに入るカナダでは、時間は非常に貴重だとみなされます。ミーティングは時間きっかりに始まり、時間きっかりに終わるもので、とるに足らない雑談などもってのほかです。

ミーティングの時間は国や文化によって随分変わるものです。時間が来たら席を立つ、というところもあれば、契約が成立するまで続けるところもあります。イギリスではテキパキと短く済ませることを好みますが、日本ではかなり長い時間をかけることも少なくないですよね。

オフィスで過ごす時間もまた多様です。日本人は会社にいる時間が非常に長いようですが、アメリカやベルギーやフランスなどヨーロッパ諸国では、終業後はできる限り早くオフィスを後にするところが多いです。

ただ、どの文化圏でも遅刻はしないのが得策です。アメリカ建国の父ベンジャミン・フランクリンも言っていますよね。「Time is money(時は金なり)」!



Noel Bradshaw

ロゼッタストーンラーニングセンター COO

Noel Bradshawは、経営コンサルティング会社アクセンチュアのロンドン支店にて経営コンサルタントとしてのキャリアを積んだ後、2年間JETプログラムに参加。現在はロゼッタストーンラーニングセンターでCOOに就任し、運営全般の指揮を執る。

Noel Bradshaw is the COO of Rosetta Stone Learning Center and started his career at management consulting firm Accenture. He came to Japan with the JET programme before joining Rosetta Stone Learning Center and has been with the company for 8 years.

ロゼッタストーン・ラーニングセンターは、世界No.1のロゼッタストーンの言語学習ソフトウェアとスクールでの完全マンツーマンレッスンを組み合わせた、効果的な新しい学習方法を提供しているスクールです。外資系・グローバル企業へ転職のキャリアアップをサポートします。

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