Global Career Guide
最近、日本においても「コーポレート・ガバナンス」の議論が積極的にされるようになってきました。ここ数年来、日本企業における不祥事が起こるたびに、「経営者の独善的な経営を阻止するためのモニタリングが有効に働いているか」「いかにして有効な監視体制 ( ガバナンス ) が構築できるか」が問題となってきました。 日本の「商法」に
( 前回の続き )NY テロの翌日から、私はオフィスに泊り込むことになりました。私は現在、ある邦銀の NY 支店へのシステム導入プロジェクトを手がけており、その対応をする必要があったからです。 プロジェクトメンバーの無事は確認されていましたが、私が何より気がかりだったのは、彼らの「メンタルケア」の問題です。N
9 月 11 日、その日私は夕食を外で済ませ、TV をつけながら新聞を読んでいました。時計は夜の 10 時を回っていたと思います。多少酔っていたせいか、TV が報じるその光景を、まるで新作映画の一シーンのように眺めていました。 「アメリカで大規模なテロ勃発 ! ニューヨークの世界貿易センターに旅客機 2 機、ワシントン
私は外資系企業に勤めるようになってから、あることを始めました。趣味と実益を兼ねた、非常に有意義な活動、そう「サイドビジネス」です。 もちろん日本企業に勤めていたころは、副業は禁止されていました。そもそも会社の仕事以外に何かをやって収入を得よう、なんていう考えそのものがなかったこともありますが、今思うと非常にムダな時間の
みなさんは「ワークシェアリング」という言葉を知っていますか ? ワークシェアリングとは、「仕事の分かち合い」を意味し、従業員 1 人当たりの労働時間を減らすことで、全体の雇用を維持しようというものです。 ワークシェアリングを実施すれば、全体の人数を削減せずに人件費を下げることが可能ですから、多くの失業者を出さずにすみま
先日、当社の人事部から私のところに、1 通のメールが来ました。 「Takashi, Our financial group board members decided you would be commissioned to CKO assistant…」( 金融グループの役員会は、あなたを “
外資系企業の強みとは、いったい何なのでしょうか ? 「合理的な経営」「グローバルな営業展開」「ノウハウ・スキルの標準化と共有」 …。数え上げたらキリがありません。 私にとっての外資系企業の強みとは、「ハイブリッド組織」であることに尽きます。G パスカル ザカリー著『グローバル・ミー』によると、ハイブリッド組織とは、国籍
先日、私の会社では、ある「社会貢献活動」が実施されました。一般に、「社会貢献活動」とは、営利を目的とせず、公益の増進に寄与することを目的として、自主的な意思に基づいて行われる活動のことを指します。つまり、企業の社会貢献活動とは、社員にボランティアしたいという者がいるとき、時間や機材を提供して支援することをいいます。 わ
大学を卒業して、最初に就職した日本の銀行で、私は同期や先輩から、よく次のようなことを言われていました。 「タカシって、惜しいよなぁ。それだけの実力があるんだから、東大出てれば、間違いなく役員まで行けるのになぁ」 私が卒業した大学は、大阪の田舎にある某公立大学です。そしてお世辞にも、一般に言う有名校、一流校ではありません
先日、私が担当しているプロジェクトのスタッフ ( 要するに、私の部下にあたります ) から、こんなことを言われました。 「タカシさん、現在のプロジェクトを続けても、私のスキルアップにつながりません。アサインを変えてください」 彼女が担当しているプロジェクトは、日本の某都市銀行向けのシステム・コンサルティングです。内容は